WCT第2戦「リップカール・プロ」R3終了
2007-04-10 更新
前日同様ジョハナビーチを会場として、AM10時にRound3のヒート7から再開!4~6ftのオフショアと晴天に恵まれたグッドコンディションとなりました。
Round3のヒート7以降が行われたこの日は、レイティング上位陣が続々と登場。中でも絶好調だったのがミック・ファニング(AUS)とケリー・スレーター(USA)の二人。
ミックはRound2でCJホブグッド(USA)を破っているバーナード・ピグミュー(BRA)と対戦しましたが、今シーズン持ち前のスピードに加えてパワフルなカービングを身に付けたミックの前になす術無しのバーナード。結局ミックは数少ないバレルセクションをきっちりとメイクしてニアパーフェクトの9.83ptを獲得、合計18.66ptの今大会ハイエスト・コンビネーションで大勝しています。
「昨晩、そして今朝サーフィンしたんだ。ずっと楽しんでいるんだけど、ヒートが進んでいるときは少し不安に感じていたんだ。でも、幸運にも波が取れた。今はこのまま行けるんじゃないかなって期待でいっぱいだよ。(9.83ptを決めたバレルに対して)そんなに大きいとは思わなかった。インサイドで整い始める小さな良い感じのバレルセクションを見たんだ。メイクできてホントラッキーだったけど、実は驚いてたよ!」とミック。
また、ケリーはRound2でテイラー・ノックス(USA)に勝利したワイルドカーダーのニック・マスクロフト(AUS)と対戦。序盤は両者大きな動きはありませんでしたが、大きいスプレーを飛ばす超人的なスナップなどで9.0ptを決めたケリーは、次のライディングでも8.0ptをメイク。結局ニックに一度もリードを許すことなく余裕の勝利を飾っています。
あと1勝でトム・カレンと並んでいるツアー33勝を更新するケリーは「記録更新まで全てのイベントに出るつもりだよ。それが今回でも、もっと先の話だとしてもね。昨日…もう少し前からかな、そのことについて考えていたんだ。“オッケー、準備は万端だ。オレはやるぞ”って。もう考えるのはやめたよ、試合に勝つのは簡単じゃないからね!」とケリー。
一方、ゴールドコーストの開幕戦では33位と出遅れたアンディ・アイアンズ(HAW)でしたが、今回はRound4へラウンドアップ。
「ここで結果を得るのはかなり大切なことなんだ。」とアンディ。「今年はたった10のイベントしかないし、オレの最初の結果(33位)を無駄にしちゃったから、オレにとっては本当に重要なんだ。もしオレが2~3回ファイナルに、クォーターファイナルへさえも進めなかったら、タイトル獲得の可能性をオレに浴びせるなんて問題外だよ。だってスゴイ奴らがもう揃っているからね。ベルを鳴らすのは大好きさ。夢だよ。でも、ハードな仕事が残ってるし、今すぐには考えられないね。」と語っています。
その他、タジ・バロウ(AUS)、ジョエル・パーキンソン(AUS)、ブルース・アイアンズ(HAW)、マイケル・キャンベル(AUS)らがラウンドアップを果たしています。
明日のRound4の予定は以下の通り。
Round4
ヒート1
ロイデン・ブライソン(ZAF)
ビード・ダービッジ(AUS)
ヒート2
ダニエル・ウィルス(AUS)
タジ・バロウ(AUS)
ヒート3
トム・ウィタカー(AUS)
レオナルド・ネイヴス(BRA)
ヒート4
トラビス・ロギー(ZAF)
ケリー・スレーター(USA)
ヒート5
アンディ・アイアンズ(HAW)
ベン・ダン(AUS)
ヒート6
ダミアン・ホブグッド(USA)
フレッド・パターチア(HAW)
ヒート7
ミック・ファニング(AUS)
マイケル・キャンベル(AUS)
ヒート8
ジョエル・パーキンソン(AUS)
ブルース・アイアンズ(HAW)
photo: ASP Covered Images