WQS 5STARモルディブ終了!
2007-06-09 更新
ファイナルデーでは、今シーズンのWQSで2勝しているレイティング2位のジョディ・スミス(ZAF)が、94位と格下のダスティン・バラカ(HAW)にクォーターファイナルのヒート1で破れるという波乱も。
セミファイナルのヒート1では、そのダスティン・バラカ(HAW)が、ランキング21位のジャラード・ハウス(AUS)に大差で抑えられ、敗退。
続くヒート2はブラジリアン同士の戦い。ヘクター・アルベスが、パブロ・ポウリーノを僅差で破り、ファイナルに駒を進めました。
注目のファイナルは、レフトオンリーの”パスタポイント”で午後1:30頃からスタートし、セット間隔が長いものの、4ftのクリーンなパーフェクトコンディション。
まず、ヒート開始直後に両者共にファーストウェーブで6ptをゲット。続いてヘクターが3.83pt、4.67ptを出してリードを広げるが、その後はなかなかセットが入らず、小康状態。
残り15分。アウトで待っていたジャラードのもとにセットが入り、大きなマニューバーを決めて6.83ptをたたき出し、逆転!さらに小振りなサイズの波を無難にまとめて5ptを出し、優勝に一歩近づきました。
しかし、このファイナルでのドラマはこれから。残り4分。アウトから入ったセットにヘクターがテイクオフ!会場で応援していたブラジリアンの大きな歓声が響き渡る中、大きなボトムターンから鋭いスナップを連続で決め、コールされたスコアは8.33pt!!続けて8.93ptのさらなるハイスコアをメイクし、見事コンビーネーションで今シーズン初の優勝を決めました!
優勝したヘクターは「モルディブのような素晴らしいイベントで勝つことが出来て満足だよ。この1週間、本当に良い波に恵まれたけど、特に今日は自分にとって完璧な波だった。”パスタポイント”の波は自分のスタイルにピッタリで、各ヒートを勝ち上がるごとに、今日は良い結果を出せると確信していったんだ。ここでブラジリアンが優勝するなんて、素晴らしいよね。」と今回のコンテストを嬉しそうに振り返りました。
このモルディブでWQSが開催されてからの6年、ブラジリアンの優勝はあと一歩のところで遮られていただけに、ヘクターはもちろん、WQSにエントリーするブラジリアンにとって誇れる1勝になったことでしょう。
なお、惜しくも2位となったジャラードも、この5スターイベントでポイントを稼ぎ、2008年のWCTリクオリファイに一歩近づきました。
主な結果は以下の通り。
WQS 5STARイベント「スリランカ・エアラインプロ」結果
1位 ヘクター・アルベス(BRA)
2位 ジャラード・ハウス(AUS)
3位 ダスティン・バラカ(HAW)、パブロ・ポウリーノ(BRA)
5位 ジョディ・スミス(ZAF)、トロイ・ブルックス(AUS)、ジョエル・センティオ(HAW)、ミカエル・ピコン(FRA)
photo: ASP Covered Images