非会員上部PR枠用
 

第7戦「クイックシルバープロ」は会場を移動してRound2を終了!

2007-09-26 更新
1190804627_kerr
写真はハイスコアでラウンドアップを決めたジョシュ・カー(AUS)

第7戦「クイックシルバープロ」が開催されているフランスのホセゴーは、ストームの影響で波のサイズは十分にあるものの、風が悪く、スケジュールが不安定に...。

現地時間の9月25日にはRound2のH7、パンチョ・サリバン(HAW) VS マイケル・ロウ(AUS)からスタートしましたが、コンディション不良のために僅か1ヒートで終了。
翌日の26日には、メイン会場である「ラ・グラビーレ」から近くの「キャプレトン」へ移動し、4~6ftのややまとまり無いコンディションでコンテストが再開。Round2の残り9ヒートを消化し、やっとRound3を戦う32人が決定しました。

この日の主役は、H8に登場したフレンチのジェレミー・フローレス。まだ19歳の彼はキュートなルックスも手伝ってファンが多く、ビーチには大きな声援が響き渡っていました。
対戦相手のショーン・キャンズデル(AUS)もやりずらかったことでしょう。ジェレミーはヒート後半にスコアした8ptを含めた14.00ptでショーンを下し、ラウンドアップを果たしました。

「8歳の頃から僕はここでサーフィンしてたんだ。だから、どこで良い波が割れるのか知っているよ。」とジェレミー。「ショーンが待っていた場所はミドル過ぎ。でも、何本か良い波は乗ってたよね。彼はとても上手いサーファー。この前のホセゴーのWQSスーパーシリーズでも優勝していたから、きっと厳しいヒートになると思っていたよ。僕はアウトに出て自分のヒートを勝ち上がることしか考えてなかったけどね。」とコメント。

ジェレミーはASPワールドツアーを回っている唯一のヨーロピアンサーファー。それも昨年のWQSをトップで終えており、ツアーに入った今シーズンもゴールドコーストで9位。チリで5位。そして、前回のトラッセルズでは3位の好成績をおさめてトータルレイティングは9位と、ルーキーにしては申し分ない結果を残しています。
当然、ヨーロッパレッグでも多くの人が彼の好成績を期待しており、ジェレミー自身もそれを強く感じているようです。

インタビューでも、「ここでやるのは少しプレッシャーを感じる。みんなが僕の勝利を期待しているからね。まあ、それは良いんだけど...。僕はベストを尽くすだけ。今シーズンはここまで調子は上々だし、残りのヒートはボーナスみたいなもの(笑) 全部のヒートが勉強みたいな感じ。自分自身の心をキープして、ナーバスになり過ぎないこと。全ての経験がエキサイティングだよ。ここは地元だしね。声援に応えるためにも良い成績を残したいね。」と答えています。

H13では、一足先にヨーロッパレッグに入ったWQSで、ジェレミーとファイナルを戦ったジョシュ・カー(AUS)が華麗なエアーショーを見せ、フレッド・パターチア(HAW)を大差で破りました。
ジョシュが出したトータル18.34ptはRound2のハイレストヒートスコア。中でも9.67ptをスコアした波で決めたビッグエアーは、スピード、高さ、安定感、全て完璧に近いものでした。

「9.67ptを出す前にもアリーウープ(エアー360)をメイクして良いスコアが出たんだ。」とジョシュ。「その波に乗る前はスローな進行だった。オレ向きのコンディションだったから、エアーをトライして証明したかったんだ。次の波は多分オレの今までの経験の中でベストなランプセクションだった。だから、勢いよく飛んでみたよ!もう、最高だったね!」と笑顔でコメント。

その他、ラウンドアップした主な選手は、トロイ・ブルックス(AUS)、ラオニ・モンテイロ(BRA)、ルーク・ステッドマン(AUS)、カイ・オットン(AUS)など。
クリス・ワード(USA)、ブルース・アイアンズ(HAW)などはここで姿を消しています。

次のRound3は、ジョエル・パーキンソン VS マーク・オクルーポの新旧オージー対決からスタート。
ミック、ケリー、タジ、アンディなどのトップ選手も登場して面白くなりそうです。

なお、日本時間の26日夜8時現在、賞金総額10,000ドルの「FIAT Expression Session」が開催中。波はジャンクですが、たまに驚くようなアクションが飛び出ていますので、PCの前に入る方は公式サイトでライブ映像をチェックしてみては?

http://www.aspworldtour.com/quikprofrance/

photo: ASP Covered Images