WQS2スター「Billabong Pro Hyuga 2007」終了!
2007-10-09 更新

初日から台風15号のウネリに恵まれたこのイベントは、日本で開催される今年最後のWQSとなり、多くの日本人選手がエントリーしていました。
そんな中、序盤から好調だったのが、9月に福島で行なわれたWQS2スター「サハラプロ北泉」と、JPSA第3戦「ムラサキプロ四国」を2連勝で飾った田嶋鉄兵。
また、WQS6スター「夢屋ビラボンプロタハラ」で健闘していた林健太や、若手有望株の中村昭太、オージーのダレン・ターナーなどが順調に勝ち上がり、SFに進出。
接戦の末に田嶋鉄兵とダレン・ターナーがファイナリストに選ばれました。
ファイナルで先行したのは、ダレン・ターナー。エアーを披露して8.50ptのハイスコアをメイク。まずは序盤の主導権を握ります。しかし、その後が続かず、7pt台を2本まとめた田嶋鉄兵が中盤以降はリード。ダレンに必要なスコアは6.4ptと良い波を掴めれば一気に逆転も可能でしたが、時間は刻々と過ぎてしまい、田嶋鉄兵がそのまま優勝!
これでJPSAの勝利を含めると3連勝。更にASP JAPANツアーWQSシリーズでもダレン・ターナーを2位に退け、シリーズチャンピオンに輝いています。
しかし、ワールドツアーのクオリファイをかけたWQSの方では、2スターということで優勝してもポイントは延びず、「サハラプロ北泉」を終了した時点と順位は変わらずの107位。今後はハワイでの6スターイベントが控えていますので、この好調さをキープして良い成績を期待したいですね。
また、「Billabong Pro Team Challenge」と称したエクスプレッションセッションでは、名前の頭文字がTのチーム3T(田嶋 鉄兵、田中樹 、高梨 直人)が、派手なパフォーマンスでアピールし、見事優勝しました。
同時開催された21歳以下の「Billabong Pro Junior Series 2007」では、高橋健人を抑え、このイベントのディフェンディングチャンピオンの萩原周が優勝。
シリーズランキングでも4位に入り、来年の1月オーストラリアノースナラビーンで開催される「 Billabong ASP World Junior Championship」の日本代表の枠にも入っています。
この日本代表には、他にも大澤伸幸、高橋健人 、松岡慧斗。ガールズでは、このイベントの1位と2位に入った大村奈央、水野亜沙子が選ばれています。
16歳以下のカデットクラスでは、加藤嵐が4人ヒートのファイナルを制してオーストラリアのエアーチケットをゲット!さらにカデットクラスでのシリーズチャンピオンの座も手に入れました。
■WQS2スター「Billabong Pro Hyuga 2007」
主な結果は以下の通り。
1位 田嶋鉄兵
2位 ダレン・ターナー(AUS)
3位 林健太、中村昭太
5位 椎葉順、ニック・ミタ(HAW)、田中樹、牛越峰統
photo: ASP Covered Images