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オーストラリアでの生活④

2007-10-12 更新
前回のOne Earthは、ハルさんが留学時代に拠点としていたブリスベンから南に下ったゴールドコースト~ニューサウスウェールズ北部のサーフポイントの紹介でしたが、今回は逆に北上したサンシャインコーストを中心とした話をお届けします。

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日本の30倍以上の国土を持つオーストラリアには、本当に沢山のサーフスポットがある。バイロンベイからシドニー、さらにその先のメルボルンまで延々とサーフスポットが続く。
そして、タスマニアにも多くのサーフスポットがあるというから、オージーたちは海外に行く必要などないくらいだ。
ただ彼らの探求心は恐ろしく、インドネシアのポイントをことごとく調べ上げ、それに飽きたらず、パプアニューギニアやスリランカなども開発していったのはオージーだというから恐れ入る。
それくらい波を追い求めるハングリーさがあるから、WCT選手も多いのだろうと僕は思う。オーストラリアのサーファーのレベルの高さは本当に凄い。

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話は変わって、僕の住んでいたブリスベンから簡単に行けるスポットとしては、サンシャインコーストというエリアがある。代表的なのがヌーサだ。
ゴールドコーストのような華やかさには欠けるが、ここには大人のリゾートがある。休日にひっそりと仲間で過ごすには最適の場所。
ヌーサには、ヌーサヘッズというナショナルパークの中にあるポイントがある。そこは半島に添ったライトのブレイクが延々と続く。波はそれほど掘れ上がらないので、アクションもできる本当に良い波だ。
ただし、コンスタントに波が上がらないので、サイクロンや大きな低気圧が必要不可欠となってしまう。人の少ない時にウネリが入っていれば、必ず良い思いができるだろう。
そして、この半島を10分ほど歩いて後側に行くと、ティートゥリーポイントがある。こちらは、もう少しコンスタントに波があり、マッシーでロングボードにも向いている。

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ヌーサにまったく波がなければ、次に向かうのはサンシャインビーチだ。ここはヌーサから車で南に下ったところにあり、ビーチも広く、混雑とは無縁。しかし、囲う地形がないので、風に弱いのとダンパーになりやすいため、地形の良い場所をみつけて朝イチのサーフが狙い目。
サンシャインビーチからさらに南のエリアにも、コットンリバーをはじめ多くのポイントがあるから、海岸線を下りながらサーフハントするのも楽しいと思う。

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尚、どこへ行っても言えることだが、くれぐれもローカルとのコミュニケーションは忘れずに!駐車場でサーファーにあったら、「G'dayMate!(グダイマイト)」とニッコリ声を掛け海に入ること。あとは大人数でどかどか入ることは避けましょうね。

次回へ続く...。

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今回のOne Earthはここまで。
ハルさんの話を聞いていると、これから本格的な冬を迎える日本を脱出してオーストラリアに行ってみようかな~と考えてしまう方が多いのでは?
南半球のオーストラリアは、季節が日本と真逆になるため、これからが夏。東海岸では12月頃からサイクロンのウネリが入りやすくなるため、条件が揃えば極上の波が楽しめます。時間とお金に余裕がある方は、ハルさんの話を参考にして計画を練ってみて下さい。

★BCMからのAUS裏話★
ハルさんのコラムの最後に出てきた「G'day Mate!(グダイ マイト)」とは、Good dayとオージーが友人を呼ぶ時によく使うMateを組み合わせたオーストラリアならではの挨拶です。
オージーは、「エイ」が「アイ」に近い発音になるため、例えば、今日は「トゥダイ」、数字の8は「アイト」、紙は「パイパー」と聞こえます。
この他にも「Thank you!」を短縮して「Ta!(ター)」と言ったり、「オージーイングリッシュ」と呼ばれる独特の言葉が沢山あるので、ある程度の英語を理解出来る人でも、最初は戸惑うかも知れません。
アメリカ人がオーストラリアに旅行に来て言葉が通じなかったというエピソードもあるくらいですから...。