脇田貴之が『THE EDDIE』に招待されることに!
2007-10-27 更新
これは日本人としては、1990年に招待された久我孝男に次いで2人目。
世界中から選ばれる招待選手は僅か24人ですから、この中の一人に入るということは日本人として誇りですね。
『THE EDDIE 』は、伝説のウォーターマン『EDDIE AIKAU(エディ・アイカウ)』に敬意を表して行なわれる特別なイベント。
ハワイ・オアフ島のノースショアのシーズンである12月初めから2月末までの長いウェイティング期間を設け、年に1回だけワイメアベイで開催されますが、20ftオーバーの本当に良い波が割れないとゴーサインが出ないため、過去16年間に6回しか行なわれていません。
最後に開催されたのは35ftオーバーの大きなウネリがノースショアにヒットした2004年。
招待選手は、2001年のこのイベントの覇者であるロス・クラーク・ジョーンズ、続く2002年の覇者ケリー・スレーターを初め、アンディ・アイアンズ、サニー・ガルシア、シェーン・ドリアンなど、そうそうたるメンバー。
この年の主役はアンディ・アイアンズの弟、ブルース・アイアンズ。
遥かアウトサイドから波を乗りつないで、最後のショアブレイクで腕を高々と上げながら出口のないチューブに突入。約2万人も集まった大観衆を魅了した印象深いフィニッシュを決め、パーフェクトスコアで優勝!
ブルースは表彰台で飛び跳ねながら喜び、本当に嬉しそうな様子でした。
「この優勝は、想像もしなかったほどに偉大!オレはガキの頃からビデオや写真でこのイベントを見て育ったんだからね。そのオレがこのイベントで名前を残すなんて...。何て言っていいか言葉が出てこないよ。」とコメントを残しています。
また、今回選ばれた脇田貴之は、「まさか、こんな偉大な大会に選ばれるなんて夢にも思っていませんでした。しかし、選ばれた今は、この大舞台で出来る限りの事をやるように全力で行きます!」
そして、冗談まじりに「出来ることならばパイプラインマスターズにも招待してほしいです。」と話していました。
なお、ノースショアには早くも「ファーストスウェル」が入り、本格的なシーズンに向けてローカル達がウォームアップを初めています。
果たして『THE EDDIE 』にゴーサインが出るような特大で素晴らしい波はやってくるのか?
今から楽しみに待っていましょう!
photo: ASP Covered Images