「プロサーファー週間地形レポート」御前崎

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皆さん、こんにちは！
波情報BCM「プロサーファー週間地形レポート」御前崎エリア担当の森川 一雄です。

今後、毎週金曜日頃までの更新を目安として、御前崎エリアの地形情報や、参考情報などをお届けします。


今週の撮影は7/8（金）am8時頃。
チェック時は、6時頃の干潮62cmから少し上げに入ったところで潮位99cmでした。

全体的には、潮が上げてしまうと割れづらくなり、インサイドで厚速めにブレイクする傾向が続いていますが、どのポイントも干潮から上潮に入るタイミングでサーフィンはできていました。

それではメロンから順にお伝えします。

メロン

早朝から南東のサイドの風が入っている影響で、面は多少ザワついていましたが、サーフィンするには支障ない様子でした。膝腰のトロ目なブレイクとタルっ速なブレイクでセットは1アクション出来ていましたが、満潮時はコンディションを落としてしまうことも考えられます。御前崎の地形は基本的に岩盤の上に砂がついているビーチブレイクで、その岩には牡蠣がついています。フタがとれた牡蠣はナイフやカミソリのようで軽く踏んだだけでもスパッと切れてしまいます。
メロン左側は岩が露出していますので要注意です。

御前崎メイン

膝腰のタル目なブレイクで、南東風が入り面は少しザワついていたものの、チェックした時間帯は潮が干潮後の良さげな感じでした。また、もう少しウネリにまとまりが欲しいところでしたが、セットで1アクション程度は出来ていました。
現在は朝の干潮後がおすすめ。潮が引に向かう夕方は風次第でしょう。現在、メインの前では養浜作業が行われています。バリケードなどエリア立入禁止の看板、立札などがあるので注意をしてくださいルールやマナー、モラルを守って楽しんでください。

坂下

このときは、コシ～ハラのタル目なブレイク。
早朝から南東のサイドの風が入り少しザワついていましたが、まだ大きな影響はありません。もう少しウネリにまとまりが欲しいところですが、セットは十分に1アクション程度はできていました。
やはり潮が上げ過ぎない時間帯がお勧めです。
今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。

上記の通り、各ポイントともにミドルがやや深めな地形な為、干満によってブレイクが変化し、サイズによっても干満時の様子は変わります。

ロータイド～ミドルタイドくらいの潮回りでは、それぞれのポイントで遊べるコンディションでしたが、満潮時は割れづらくなりセット待ちのインサイドブレイクという状況でした。

なお、今週は台風4号からのウネリが入りって、頭前後のサイズの日が何日も続きいていました。
早朝から大勢のサーファーで賑わい駐車場も朝から満車状態でしたが、そのウネリも木曜からダウン傾向です。

今週末の土日は小波となってしまいそうですが、日中は南寄りの風が入りそうなため、潮周り的にも早めが良さそうです。夕方にまた引きに向かうタイミングは風次第になりそうですね。

さて、水温は、沖の水温が26度位あるようなので、その潮が入り晴れたら一気に夏本番になりそうです。
御前崎でお勧めのウエットスーツですが、晴れて風の無い日ならショートジョンやタッパー。曇りや風の強い日には、ロンスプやスプリングをお勧めしますが、ローカルの中にはサーフショーツで入っている方もいます。

御前崎へ訪れる方へのお願い

御前崎はメインからメロンに掛けてと坂下、ログベン(ログハウストイレ)に無料の駐車場があります。
平日でも早朝から満車状態になる事があり、身障者のスペースには絶対に駐車しないようにお願いします。メインの自動販売機の前辺りは昔から地元ローカルが駐車していて、ログベンもローカルが多く集まり駐車している事が多くなっています。また、ロングボードが沖からパドルしてインサイドにいるショートボーダーの波を取ってしまうロングボーダーが目撃されています。
ビジターは地元サーファーに十分配慮してサーフィンしてください。毎月第一日曜日の9時から「御前崎ローカルコミュニティー」のメンバーを中心に「浜岡ローカルコミュニティ」や御前崎愛好者のサーファーも参加してビーチクリーンを行っています。
御前崎ローカルサーファーと絶好なコミニケーションの機会になると思いますので、海から上がって是非ローカルサーファーと一緒にビーチクリーンに参加してください。
一汗かいて気持良くサーフィンしましょう。

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