| コラム・特集企画 |
| ビギナーズ知恵袋 vol.110 |
★高気圧の吹き出しによるウネリって？
BCMユーザーさんから寄せられた「高気圧からの吹き出しによるウネリと聞きますが、どういったメカニズムですか？」という疑問。
今回のビギナーズ知恵袋では、この疑問にお答えするべく、高気圧からの吹き出しによるウネリについて、解説しよう。
まず、周囲よりも気圧が高いのが高気圧。高気圧内は下降気流で、低気圧とは反対に時計回りに風が吹き出している。
この高気圧が吹き出した風で風波が発生し、次第にウネリとなる。これが、高気圧の吹き出しによるウネリ。
なお、高気圧の中心は風が弱いため、波は期待出来ない。外側に行くにつれて風が強まるので、中心よりもヘリにあたる方が、風波が発生しやすいと言える。
また、風は高気圧から吹き出し、低気圧へと吸い込まれていくので、近くに低気圧があれば風も強まり、より大きな風波が発生するのである。
なお、これまでにビギナーズ知恵袋では、「風の吹く簡単なメカニズム」や、冬場の波予想に役立つ「冬型の気圧配置について」、春先に向けて「春一番について」などもお送りしているので、是非とも参考にして欲しい。
●風が吹く簡単なメカニズム
●冬型の気圧配置について
●春一番について
低気圧ばかりではなく、気圧配置次第では高気圧も、サーフィン可能な波を届けてくれる。
今回のビギナーズ知恵袋を参考に、気象への理解を深めつつ、普段の波乗りに活用していただければ幸いである。
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