コラム・特集企画 |
ビギナーズ知恵袋 vol.128 |
★チンクイって!?
今回のビギナーズ知恵袋は「海を上がると、体に赤く小さな虫刺されのようなものが・・・。よくチンクイって言われますけど、何なんでしょうか?」という、BCMユーザーさんから届いた疑問にお答えしましょう!
夏場、サーフィン中に体の一部がチクチクしたり、海を上がった後に体に赤いブツブツが出て、体がかゆくなったという経験がある方も多いのでは!?
これは、大抵が「チンクイ」の影響によるものです。
「チンクイ」というのは、カニ、エビ、ヤドカリなど甲殻類の幼生(ゾエア)の俗称。種類によって形や大きさは異なるものの、全長0.5~1ミリ程度とかなり小さく半透明のため、眼ではなかなか見ることができない場合が多いのです。
毒性こそないものの、トゲのある形状をしているために、肌に触れるとチクチクし、皮膚が赤く腫れ、かゆみが生じます。
なお、7月後半~9月頃の間、幼生の孵化が行われる満月の夜の翌日は、特に注意が必要とも言われていますので、覚えておいて損はないでしょう。
肌に密着している水着やウェットをそのまま着用していると、摩擦で更に刺激されてしまいますので、チクチクと感じたら海からあがって水着を脱ぎ、水で流すかシャワーを浴びましょう。
その後、サーフショップなどでも入手可能な市販薬などでケアしてみるのもオススメです。
それでも、かゆみが強く、発疹が多く範囲が広い場合は、皮膚科を受診するようにしましょう。
サーファーにとって、切っても切れないチンクイとの関係。症状に個人差こそあるものの、今回のビギナーズ知恵袋を参考に、まずは知識を身に付けておいてはいかがでしょうか。
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