コラム・特集企画
ビギナーズ知恵袋 vol.36

★エイ対策について

先月、クラゲに関するビギナーズ知恵袋をお送りしたが、最近はエイに刺される被害報告もあるため、今回はエイ対策に関する知恵袋をご紹介しよう。

まず、エイってどんな生き物なの?というビギナーサーファーの疑問に答えていく事にしよう。

エイには沢山の種類が存在し、その多くは平らな体をしており、細長く伸びた鞭状の尾を持っている。その中でも我々サーファーにとって、身近かつ危険な種類としてはアカエイが挙げられる。

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このアカエイは、尻尾にノコギリ状の毒針があり、刺されると激痛を伴うだけでなく、その形状により毒針が非常に抜け難く、エイが暴れれば傷口が更に大きく/深くなってしまう事も多い。

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また、アカエイは浅い海の砂泥底に生息しており、海底の砂に体を埋めて目だけを出している事が多いため、サーファーの場合、ビーチブレイクのインサイドを歩いている時に、エイを踏んでしまい、毒針に刺されるという被害ケースが多い。

それでは、どうすれば被害を避ける事が出来るのだろうか。

そもそも、海底に足を着ける事なくサーフィンを出来れば、被害に遭う事はないだろう。

よって、エイの被害報告を耳にするエリアでサーフィンする場合は、足が付く水深であっても極力歩かず、パドリングによる移動を心掛けて頂きたい。

確かに、ビギナーサーファーにとっては間違いなく難しく厳しい回避策だが、パドリングの練習、パドル力の鍛錬と思って実行することをオススメします。
(なお、エイの毒針はダイバーのウエットスーツを貫通する事故報告も多く、サーフブーツの着用でも決して安心できない)

では次に、もしも被害に遭ってしまった場合の対処方法をご紹介しよう。

まず、傷口を綺麗な真水で洗浄し、傷口を熱めのお湯にしばらく浸けておく事で、タンパク成分の毒が分解され痛みが和らぐケースも多い。
(火傷に要注意)

がしかし、めまい、発熱、呼吸困難等の命に関わるショック状態に陥る場合もあるので、やはり、刺された場合は速やかに病院へ行く事を最もオススメしたい。
決して、我慢しようとは思わないで頂きたい。

今回の知恵袋を活用しつつ、引き続き安全にサーフィンを楽しんでもらえれば幸いです。

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