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ビギナーズ知恵袋 vol.89

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★腕時計の防水機能って?

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仕事前の早朝や、夕方の予定に併せて日中だけのサーフィンなど、時間を気にしながら海へ入るサーファーの必需品とも言える腕時計。

多くの方が使用している防水機能の付いた腕時計だが、その防水機能について、なんとなく分かっていても、詳しくは分からないというサーファーも多いハズ。

今回のビギナーズ知恵袋では、そんな腕時計の防水機能について、簡単にお送りしよう。

まず、防水機能の中で良く目にする日常生活防水。これは、日常生活での汗や、洗顔時の水滴、雨などに耐えられる防水。

水圧の変化が激しい等の条件では使用出来ないので、あくまで簡易な防水機能と言える。サーフィンには適していないと考えておこう。

また、WATER RESIST ○○bar(○○気圧防水)などと書かれた時計があるが、これは静止した状態で、表記された気圧に対して防水性がある事を意味している。

(ちなみに、気圧ではなく、m(メートル)表示された物もあるが、日本のJIS規格においては、この表示が出来るのはダイバーズウォッチのみ。ただし、海外製品は規格が違うため、ダイバーズウォッチ以外でも、m(メートル)表記しているものもある。)

水道の蛇口からの水流でも圧が掛かるが、それと同様に、パドリングをすれば、それだけ時計にも圧が掛る事になるので、表記はあくまでも静止した状態での防水性という事を頭に入れておこう。

一般的には、以下の通り10気圧防水から、素潜りや水上スポーツ等で使用可能とされているので、サーフィン中に身に付けるには、最低でも10~20気圧防水以上の表記がある物がオススメ。

3気圧防水
日常生活での汗や洗顔のときの水滴、雨などに耐えられるもの。
水仕事、水上スポーツ、素潜り(スキンダイビング)や潜水など、水圧の変化が激しい条件での使用不可。

5気圧防水
水に触れる機会の多い水仕事や、水上スポーツに使用。
素潜り(スキンダイビング)などには使用不可。5bar以上の防水時計でも、水圧の激しいシャワーや水道水が直接時計に当たらないよう要注意。

10~20気圧防水
水上スポーツ(水泳・ヨット・つりなど)及び、素潜り(スキンダイビング)に使用。

なお、水滴がついた状態でのボタン操作は推奨されておらず、パッキングの劣化や天候など、様々な条件によって防水効果に差が生じてしまう事もあるので、定期点検や、使用後は真水で洗うなどのメンテナンスも忘れない様にしよう。

現在は、タイドグラフの機能が付いた物やデザイン性の高い物、薄型で軽量の物など、様々な特徴を持った防水時計が発売されている。

今回のビギナーズ知恵袋を、限られた時間でのサーフィンのための時計選びに、役立てていただけたら幸いである。


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