非会員上部PR枠用
 

一宮エリア

2017-04-28 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
gatyapin_2







前回レポート(4/20更新)からも、サイズ的には物足りないコンディションが続き、週末(4/21・22)にかけて面の整った状態ながらも、膝~腰ほどの残念なサイズとなり、日曜日(4/23)には北東の風が強まり、ほとんどのポイントで、ガタガタになっていました。

しかし、この風の影響で風波ながらも、腹~胸までサイズが上がり、今週(4/24週)前半は、ウネリが残り、一宮周辺は風の影響が少なく、潮が上げに向かう時間帯にインサイドで形がまとまり、他のポイントよりも素直な波で練習できていたと思います。

また、25日(火)の夕方から南風になったので、アウトがメインの地形な為、力の弱い波質になっていましたが、ここ数日は、東浪見から南側のポイントで整ったコンディションが続き、地形的にも潮の多い時間帯になんとか対応できていたと思います。

それでは、各ポイント毎の地形レポートです!


【一宮】
4/26水曜日10時半頃の地形チェックです。この日の一番潮が少ないタイミングでした。
地形に変化はなく、全体的にミドルエリアが周りよりも深い為、アウトとインサイドの地形が分かれてしまっています。
_1
腹前後のサイズでも、この時のように潮が少ないタイミングにピークが沖にできていましたが、ショルダーが短く力の弱い波質なので、このサイズでは狙える様子はありませんでした。
ここは左側の堤防周辺に限り、地形がつながっているようなので、ピークが狭く限られてしまうものの、潮が少なくても練習できていました。
_2
しかし、インサイドはショアブレイク気味でまとまりが悪く、手前は浅くなるので自分とボードの怪我に注意です。
潮が多くなると、全体的にボヨついてしまうものの、個人的には最近のサイズに対しては、潮が上げに向かうタイミングを狙って、インサイドの地形でまとまる波を狙った方が無難だと思います。
_3
スモールコンディションが続き、アウトの地形も形が崩れている雰囲気なので、サイズが上がっても、ハッキリしない波になってしまいそうでした。


【サンライズ】
水曜日4/26の11時頃、上げ始めなので、未だ潮が少ない時間帯での様子から地形を判断します。
アウトには、広範囲に地形が残っているので、この時のような潮の少ない時間帯なら反応しますが、一宮よりも沖に地形が広がっているため、ダラダラと反応するセクションが長く、ミドルエリアの溝が改善される雰囲気はありませんでした。
_1
肩以上のサイズになれば、アウトの地形をメインに使えそうなので、右側のレギュラーが距離を乗れるようになるかもしれません。
_2
がしかし、最近のサイズでは、この時のような潮の少ないタイミングを狙っても、基本的に沖と手前で波が分かれてしまっていました。
ここも左右の堤防周辺に限り、なんとか乗り繋げていましたが、潮が少ない時間帯は、波の力が弱くなりフェイスが物足りない波質となる傾向です。
また、インサイドの地形が不安定な為、左側を除いて、手前で波がまとまる様子はなく、潮が多くなるほど単純にボヨついた状態になってしまいそうな地形です。
_3
ここは腹~胸以上のサイズがないと、狙い所が定まらないのかもしれません。


【東浪見】
4/26水曜日の12時頃、上げに向かっていますが、未だ潮が少ないタイミングでの地形レポートとなります。
ここも前回(4/20更新)と大きな変化はなく、やはりアウトには一定に砂が集まっているものの、ミドル~インサイドには深みが残っているので、手前の波の反応が複雑になっていました。
_1
やはり途中で途切れてしまう波が目立っていましたが、一宮・サンライズと比べると、沖の地形が近いので、同じサイズでもここの方が距離を乗れていた印象です。
最近はサイズが足りず、潮が多くなると一定にボヨついてしまうので、どちらかと言うと、潮が少ない時間帯の方が、腹前後のサイズに対しては適していたようで、中央周辺にも地形が広がっているので、ポイントを広く使えそうです。
_2
右側に関しては、堤防際が深いので波のまとまりが悪く、形がハッキリしていません。
_3
中央寄りの地形と繋がり気味なので、サイズが上がってもワイドな反応になりやすいと思います。


【志田】
水曜日4/26、14時半頃の地形チェックとなります。潮は上げに向かい、ミドルタイドをすぎたくらいでした。
地形に大きな変化はなく、ここもアウトまで地形が広がった状態となっているので、この日のような腹前後のサイズでもピークが沖にできていました。
_1
潮が少ない頃と比べて形がまとまり、ブレイクの速い波は少なくなりましたが、全体的にミドルエリアでカレントがボヨりを誘発させているので、このタイミングより潮が多くなると、肩以上ない場合は反応する地形が狭くなり、乗れる距離も短くなる傾向のようです。
_2
しかし、他のポイントと比べて手前まで地形がつながっているようなので、サイズ次第ではファンな形に反応するかもしれません。
_3
左側に関しては、スモールコンディションに対して地形が狭いものの、中央や右側には、アウトから形になる地形が残りピークが定まっているので、1日を通してできていたと思います。


【太東】
水曜日4/26の15時頃、潮は上げに向かい満タンに近い時間帯から地形をジャッジします。
ここ数週間は、堤防よりアウトで反応するコンディションがなく、ミドルエリアからインサイドにピークがまとまっている状態です。
_1
他のポイントと比べてサイズは小さいものの、最近の南風による悪影響を防げているので、フェイスの整った波が届き、ビギナーの方でも最適なコンディションが続いていました。
_2
潮の少ない時間帯は、力が弱まりならがも距離が乗れる波になり、潮が多くなると、手前でショートライドとなっても乗り心地が良くなっているので、ロングボードにとっては、1日を通して遊べていた様子です。
_3
ガスト方面まで地形が続いているので、スモールコンディション専用ながらも、遊べる状態をキープしていました。


【夷隅】
4/26水曜日の15時半頃、潮は上げに向かい、ほぼ満タンのタイミングでした。
ここも地形の変化はなく、安定してミドル~インサイドにまとまった地形になっていました。
No.1の地形は崩れたままなので、狙える雰囲気はありませんが、No.2~は両方向に乗れる地形が残っているようです。
_1
最近では肩前後のサイズで一番形が良くなっていた様子で、前回(4/20更新)からもオフショアの弱いコンディションの中、人知れずイイ波が届いていましたよ。
_2
干潮に近い時間帯や、風の影響でカレントが強まりやすく、波質が左右されてしまうので、条件は限られていましたが、この時のようなボヨってしまう潮の多い時間帯を避けて、ミドルタイドより潮の少ないタイミングにチェックしてみると、もしかするかも?ですよ。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温です。
変わらず14~15℃くらいなので3㎜(ラバー)+ブーツが理想だと思います。
自分を含め裸足の人が増えてきているので、天気のいい日はブーツ無しでいけそうです。


また、この先の波に関しては、台風崩れの低気圧があるものの、あまり期待できない様子です。
今のことろ、これ以外に影響しそうな予報もなく、高気圧次第では?
南風の場合は、基本的にサイズに期待できそうにありませんが、例年、この時期は東側に高気圧があって、東風の弱いコンディションで腹~胸ファンなウネリが届く可能性があります。
地形的には、東浪見~志田周辺が基準になると思います。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!良いGWを!

なお、来週(5/1週)と再来週(5/8週)の更新は、トリップでお休みさせて頂きます。
5/15週から復活しますので、また宜しくお願いします。
*****
レポート一覧へ
*****