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一宮エリア

2017-05-25 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
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前回(5/18更新)からは、特にウネリが届く事もなく、膝~腰サイズの厳しいコンディションとなっていました。
風に関しては西より過ぎだった為、波を落ち着かせてしまう結果になり、沖のウネリも無くなっていたようです。

今週(5/22週)に入り南風が強くなってからは、腹前後まで復活。
一宮~東浪見では、南ウネリが反応し、このエリアでは波数が多めだった印象ですが、北側のポイントほど風がサイドとなり、フェイスがヨレていて、乗りにくい様子でした。

ウネリも風波のようだったので、潮の少ない時間帯にサイズが下がる等、潮時の影響もあり、サイズを求めると朝イチや午後からの上げに向かう時間帯に限られていたので、どうしてもボヨついた波になっていました。

それでは、直近の各ポイント毎の地形レポートをお届けします!


【一宮】
5/23火曜日15時半頃の地形チェックです。ほぼ満潮時刻で一番潮の多いタイミングでした。
地形は前回(5/18更新)と変わらずの状態で、胸以上のサイズがあればアウトを使えるようになりそうですが、最近の腰前後に対しては、ミドルエリアが反応しない為、インサイド狙いに限られていました。
ここ数日は南風が吹き続けているので、右側が風を交わせていてメインになっていますが、インサイドの地形に特徴がなく、基本的には速めのショアブレイクとなっていました。
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潮の少ない時間帯の方が、距離が乗れていたようですが、最近の風波は力が弱く、風の影響を受けてヨレてしまっていたので、個人的には潮の多いタイミングの、しっかりした波質の時の方が、サイズの割りに力強いブレイクで練習になると思います。
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地形的には、中央から右側の方が、同じサイズに対して形になる地形があるので、風等の条件次第で、どちらかに片寄りそうですね。
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潮が多い方が、波がまとまる地形なので、潮の引き始めからが、無難なタイミングだと思います。


【サンライズ】
火曜日5/23の16時頃、潮は満タンから引き始めのタイミングでの地形判断です。
地形に変化はなく、一宮のように全体的にアウトに地形はあっても、最近の腰~腹サイズではミドルエリアがつながらず、やはりインサイドに限られている状態です。
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ここも左側は南風の影響を受けてしまい、乗りづらい波が目立っていました。
最近は、風をかわしていた右側がメインになり、堤防周辺に砂が集まっているので、この時のような潮の多いタイミングでも、ピークになっていました。
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腹前後だと若干サイズが足りず、ショートライドとなってしまうものの、トロ速いブレイクながら、レギュラーの形が安定していたので、引きに向かうタイミングに良い時間帯がありそうです。
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しかし、潮の少ない頃は、力の弱い波質になりそうなので、狙い目としては、ミドルタイドが基準になると思います。
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ここ数日は、右寄りのインサイドにも潮の多いタイミングでまとまるピークがあり、ショアブレイク気味ではありますが、一宮よりも距離が乗れていて、狙える地形になっていました。


【東浪見】
5/23(火)16時半頃、引き始めていますが、まだ潮の多い時間帯です。
一宮やサンライズほどミドルエリアの深みが気にならず、中央周辺のカレントが気になるものの、全体的には他のポイントより距離が乗れる印象で、ピークも多くできていました。
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しかし、遠浅な地形で際立った地形はなく、最近のサイズに対しては、ミドルエリアがピークになり、厚めのトロ速いブレイクが目立っていたので、ショアブレイクのようなしっかりした波質ではありませんが、ビギナー~中級者クラスにとっては、このエリアの中で基準になるポイントかもしれません。
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どちらかと言うと、ミドルタイド以上のタイミングの方が形がまとまり、ピークを見つけやすいと思います。
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右側は、サンライズのように堤防周辺に砂が集まっているので、アウトはこのタイミングでもピークになりますが、地形が狭く、潮の少ない時間帯を狙ってもサイズが足りず、ショルダーが短い波になっていました。
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ポイント全体では、狙える地形が多く、サイズ次第でファンな波が期待できそうです。


ここからは、5/24(水)の地形チェックとなります。
【志田】

15時半頃、潮は上げに向かい満タン寸前の時間帯です。前回(5/18更新)と変わりない様子で、アウトまで地形が広がり、右側のレギュラーや、中央アウトがメインになり、スモールコンディションにも対応できる地形状態だと思います。
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ピークが今までよりも手前になっているものの、最近のサイズでもアウトから乗れていて、ミドルタイドを基準に、潮の少ない時間帯にアウトの反応がよくなっている傾向です。
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しかし、いつも通りこのタイミングになると、カレントが目立ち始め、アウト中心のピークからワイドなブレイクが多くなるようなので、狙い目は、ミドルタイドより潮が多い方が、形がまとまり、上げに向かうタイミングで、いい時間帯にあたる可能性があると思います。
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ここも他のポイントのように、ミドルエリアが周りよりも深い雰囲気があり、中央や堤防周辺のように、普段からカレントの通り道となる所では、潮が満タンに近くなるほどボヨつきやすいようですが、腹胸サイズあれば、乗り繋いで距離が乗れている様子です。
QS見学ですね。。。


【太東】
水曜日5/24の16時頃の様子から地形を想像します。満潮で潮が止まっている時間帯でした。
堤防周辺を含めて前回(5/18更新)の地形は残っている雰囲気ですが、最近は、ほぼフラットが続いてしまい、この時のような潮の多いタイミングだと反応がない状態です。
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このタイミングで遊ぶには、腰~腹以上のサイズが必要な地形なのかもしれません。
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ここ数日は、潮の少ない時間帯に、どうにかブレイクするようですが、力が弱くロングボード専用となっていました。
今週(5/22週)からは、更に波が小さすぎて、ガスト方面まで移動しないと、練習できない状況です。


【夷隅】
5/24水曜日の17時頃、引き始めですが、未だ潮が多い時間帯です。
最近はここもサイズが足りず、この時も潮が多くサイズに対して深くなってしまい、ほぼブレイクする波はありませんでした。
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潮の少ない頃を狙っても、ミドルエリアの地形に反応して、ピークにはなりますが、ショルダーが開いてブレイクするので、見た目よりもショートライドになってしまいそうでした。
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テトラ周りが深く、ショルダーが短い波が目立ち、インサイドに差し掛かる辺りも反応が悪いので、スムーズに乗れる波はありませんでしたね。。。
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それでも落ち着いた状態が続いた方が、カレントが弱まって、少しずつインサイドの地形がよくなる傾向だと思います。
今の地形だた、胸前後のサイズにならないと楽しめそうにありません。。。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温です。
南風の影響で、日に日に下がり傾向となり、ここ数日は14~15℃くらいなので、シーガルよりフルスーツの方がよさそうです。


また、この先の波に関しては、低気圧が南から沖を通る予報になり、週末(5/27・28)にかけて、サイズに期待できそうですね。
土曜日(5/27)にはオフショアとなる可能性が高いので、狙うのであればこの頃では?

地形に関しては残念ながら、全体的にミドルエリアが深い雰囲気となっているので、安定して距離の乗れるコンディションではないものの、サイズが上がれば、アウトがメインになると思うので、広範囲にピークができそうです。
大潮に向かい、潮の動きも大きく、短時間で波にも変化がでると思うので、各々の予想よりも時間帯にゆとりをもって狙った方が良さそうです。

志田のQSイベントがクライマックスとなるので、土日の試合観戦も楽しめそうですよ。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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