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一宮エリア

2017-06-07 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
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前回の更新(6/1)後、予想とは違う結果になってしまいましたが、週末(6/3・4)にかけては、比較的遊べるサイズの波が残り、オフショアコンディションで人気があったと思います。

東ウネリだったので、太東方面までウネリが届き、レベルに合わせた波質/種類が豊富でした。

土曜日(6/3)に強く吹いた南風の影響で、落ち着き傾向になりつつも、日曜日(6/4)まで腹~胸サイズをキープしていましたが、今週(6/5週)に入ってからは、腰~腹サイズになってしまい、ここ数日は再び残念な状態ですが。。。

それでは、各ポイント毎の地形レポートです!


【一宮】
6/6火曜日の8時頃、干潮寸前の潮が少ないタイミングでの地形レポートです。
前回(6/1更新)から大きな変化はなく、全体的にミドル~インサイドに差し掛かるセクションが深い状態となっているので、最近の腰~腹サイズに対しては、距離の乗れる地形ではありませんでした。
_1
それでも、スモールコンディションが続き、落ち着いた状態が続いているので、右側に関しては、前回(6/1更新)よりも多少ではありますが、インサイド寄りに砂が集まってきた雰囲気があり、潮の少ない時間帯で反応する範囲が、広がっていたと思います。
しかし右側の堤防周辺は深く、サイズが上がらない限り、今のところ狙える様子はなさそうです。
やはり、メインは中央から左側となっていて、インサイド付近での波のまとまりが悪いものの、ここの中では距離が乗れていました。
_2
地形は、堤防周辺に限られてしまい、混雑しやすくなっていますが、この時のような潮の少ないタイミングは、地形が広く使えていて、潮の多い時間帯は、インサイドのまとまったショアブレイクも狙い目になると思います。
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肩近いサイズでアウトを使えれば理想なんですが、なんとかスモールコンディションにも対応できている地形の様子です。


【サンライズ】
6/6火曜日の8時半頃、干潮のタイミングで、潮は最も少なく止まっているタイミングです。
ここも前回(6/1更新)と変わらず、一宮のように全体的にミドルエリアの深い状態が続いています。
_1
この時のように潮の少ないタイミングで、アウトの地形に反応はありますが、サイズが足りず、フェイスが途切れてしまう波ばかりになっていました。
_2
右側の堤防周辺は、前回の地形をキープしているので、胸以上のサイズがあれば狙える波が増えてくると思います。
いつも通り中央周辺からは、沖に出るカレントが目立っていて、アウトには砂が集まっている雰囲気はあるものの、最近の腰前後のサイズにとっては流れが強くなり、波のまとまりが悪い状況となっていて、狙える様子はありませんでした。
_3
左側に関しても、アウトの地形が狭いのでサイズが足りず、最近のコンディションでは、狙い目がインサイドになっています。
_4
潮が少ないと、手前の地形が干上がってしまうので、ミドルタイドを基準に、潮の多い時間帯で形になるショアブレイクが出現して、遊べていた印象です。


【東浪見】
6/6火曜日の9時半頃、干潮から上げ始めに切り替わりましたが、潮の少ない時間帯です。
ここも前回と変わりない状態です。
全体的に潮の多いタイミングでなければ、最近のサイズに対しても、一宮やサンライズと違って、波が途切れる事なく乗り繋げている様子です。
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この時のような潮の少ない時間帯は、潮の多いタイミングのボヨついたブレイクと比べると、ブレイクがスムーズで形をキープしてるような印象です。
他のポイントよりも、最近のサイズには適した地形かもしれません。
_2
右側の堤防周辺には地形が残り、アウトからの反応がありましたが、サンライズと比べて地形が狭く、途切れる波が目立ちサイズ不足な印象でした。
メインは中央周辺から左側となっていて、他のポイントよりも地形を広く使えていました。
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サイズが上がった場合も、アウトからの反応に期待できる様子です。


【志田】
火曜日6/6の10時頃でした。上げ始めの潮が未だ少ない時間帯での地形チェックです。
ここも東浪見のように、潮が多くなければミドルエリアの深みが気になる様子はなく、アウトのピークから途切れる事なく乗れていた印象です。
このエリアの中では、東浪見とここが最近のサイズに適した地形のようです。
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しかし、この時のように干潮に近いタイミングは、カレントが強まって、波のまとまりが悪くなっていました。
フェイスがヨレる波が目立っていたので、ある程度潮がある方がスムーズな波が見つかるかもしれません。
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最近のサイズだと満潮近くになると、ミドルエリアがボヨついて、アウトのみのブレイクになっていたので、ミドルタイドを基準に狙うのが良さそうな地形でした。
中央はカレントが常に目立っていたので、沖に砂が集まり、潮が無いとまとまりが悪い様子です。
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基本的には、右側半分がメインになっていましたが、この時のタイミングでは、左側も狙える波がありました。
サイズが上がった方が、全体的に形がハッキリしてくると思います。


【太東】
6/6火曜日10時半頃の様子から地形を判断します。潮は上げに向かっていますが未だ少ない時間帯でした。
前回(6/1更新)からも、とても穏やかなコンディションが続き、ビギナーの方やロングボード用の易しい波質となっていました。
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地形に関しても変わらず、堤防周辺からインサイドにかけて、スムーズな状態なので、最近のスネ~ヒザでも、この時のような干潮に近い時間帯に限っては反応があり、ロングボードならサイズのわりに距離が乗れていた様子です。
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サイズが上がった場合は、ワイドなブレイクになってしまいそうでしたが、潮のタイミングを調整すれば、問題ないと思います。
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ビギナーの方にとっても、ガスト方面まで易しい波質なので、混雑している場合はポイントを広く使って、トラブルのないポジョンをキープしましょうね。


【夷隅】
火曜日6/6の11時頃、潮は上げに向かっていますが、ミドルタイドとの間くらいの時間帯です。
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ここも穏やかなコンディションが続いているので、カレントが弱まり、この日は風も弱く整った状態となって、理想的ではありましたが、残念ながらサイズが足りない様子でした。
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地形に関しては、サイズ不足でブレイクはしていないものの、ミドルエリアの地形に反応して、ピークになりそうな雰囲気はあり、胸サイズあれば、ファンな波に期待できそうな様子です。
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このサイズだと、インサイド寸前が深いようなので、ショアブレイクを狙っても乗る距離は短くなっていました。
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この日も、やはり潮が引きに向かっている方が反応がよかったので、上げに向かい始めると、波数が減少傾向だと思います。
落ち着いたコンディションが続き、癖のない地形になっている様子なので、反応があれば形よくブレイクしそうです。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温は、南風が影響し、15~16℃くらいで変わりない状態です。
シーガルやロンスプ姿も多く見かけるようになり、天気次第で問題ないとは思いますが、水温的には、1時間以上入水する場合は、フルスーツの方がいいと思いますよ。


最後に、この先の波も、梅雨入りの雰囲気で、低気圧や前線の通過が予想され、天気の安定しない季節になってきました。
風向きが変化しやすいと、潮の流れが複雑になり、地形にとっも悪影響かもしれません。
気圧配置によっては、オンショアが強まる事がありそうで、風波の可能性が高く、スモールコンディションだと、ちょっとした地形の変化やカレントにブレイクが左右されてしまうので、形がまとまらない難しい波質の日が多くなりそうですね。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
それでは、また来週(木or金)レポートをお届けします。

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