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一宮エリア

2017-06-15 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
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前回(6/7更新)からもサイズアップする事なく、このエリアは平均膝~腰くらいのコンディションが続いていました。

潮が上げるタイミングでは、オンショアが強めに吹いていると、多少ながらサイズアップしていた印象で、サンライズ周辺では、ショアブレイクながらも胸近くになった日もあったようです。

地形に関しても東浪見から北側では、ほとんどのポイントがサイズに対してミドルエリアが深く、メインは、ショアブレイク狙いで、距離は短いながらもホレた波があったようですね。

太東から東浪見にかけては、遠浅な地形で対応できていますが、ミドルエリアから比較的距離を乗り繋げている波がありつつも、乗り心地の弱い波質が多くなっていました。

それでは、直近の各ポイント毎の地形レポートをお届けします!


【一宮】
6/13火曜日8時半頃の地形チェックです。潮は引きに向かい、ミドルタイドより少し前の時間帯です。
地形が変化するような雰囲気も感じられません。
全体的にアウトで反応する波も少なくなり、中央から右側にはサーファーの姿もなく、
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左側のインサイドにある、短いショアブレイクがメインになっている状況です。
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潮が上げに向かうとボヨついてしまい、引きすぎると波が下がる傾向なので、引き始めからミドルタイドが無難な狙い目だと思います。
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全体的にこのサイズに対してミドルエリアが深い状態はそのままのようですが、波のないコンディションが続いて、カレントが弱くなっているので、少しずつでも手前に砂が集まり、深みが解消される可能性はありそうですが、今のところ安定して形になる地形がないので、サイズが上がらない限りアウトでの反応もなく、地形が変わる様子はありませんでした。


【サンライズ】
火曜日6/13の9時半頃、潮は引きに向かいミドルタイドくらいでの地形判断です。
ここも前回更新(6/7)と比べて、アウトで反応する波が少なくなっていました。
このサイズで、アウトでブレイクする地形が狭く、右側の堤防周辺も使えなくなっていました。
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全体的にミドルエリアの深い状態は変わらず、インサイドにかけてつながっている地形がないので、ここもサイズが上がらない限り、手前のショアブレイクしか狙えない様子です。
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それでも、スモールコンディションが続き、ビーチに砂が集まっている雰囲気があるので、潮の多いタイミングの方が、手前の地形を使えるようになり、ショアブレイクの質が良くなって行くかも知れません。
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上げに向かうタイミングでは、ボヨつく傾向なので、ここも引き始めから狙いが無難かもしれません。


【東浪見】
6/13(火)10時頃、引きに向かいミドルタイドをすぎて、潮が少ない印象の時間帯です。
ここも地形が変わりそうな様子はありません。
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前回(6/7更新)からもサイズが下がり傾向なので、サンライズと同じく、右側のアウトは使えなくなってしまい、中央から左側がメインになっています。
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それでも、一宮やサンライズとは違い、ショアブレイクとうワケではなく、ミドルエリアのピークから、サイズのわりに比較的距離が乗れていて、地形を広く使えている印象でした。
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潮が上げに向かい多くなる程、ボヨついてフェイスが狭くなるようなので、やはり、引き始めからor上げに向かうミドルタイドが基準になると思います。
サイズか下がる傾向なので、基本的には干潮に近い時間帯は避けてよさそうです。
ここもサイズが上がれば、アウトからのピークが期待できそうですが。。。


【志田】
火曜日6/13の11時頃、潮は引きに向かい干潮に近い時間帯になってきました。ここもサイズは下がり傾向で、厳しい状態が続き、地形が変化している雰囲気はありませんでした。
右側のレギュラーがメインになり、形では安定しているようです。
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また、複雑な反応ではありますが、中央や左側もワイドなショアブレイク気味ではあるものの、他のポイントと比べると、東浪見のようにミドルエリアにできるピークから、サイズのわりに距離が乗れていたと思います。
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中央は、カレントがあるものの、このカレント周辺以外なら、ミドルエリアにも地形が残り、満潮に近い時間帯を除けば、ポイント全体的に乗りつなげていました。
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最近の様子から、やはり潮が少なくなるほどサイズが下がる傾向なので、ミドルタイドを基準に狙うのが、このサイズには丁度良さそうです。


【太東】
火曜日6/13の11時半頃の様子から地形を想像します。潮は引きに向かい干潮寸前なので、かなり潮の少ない時間帯でした。
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地形は変わらず、堤防周辺を含めて全体的に砂の集まった状態ではありますが、やはりサイズが足りず、この時のタイミングでも反応する波はかなり少なく、基本的にはインサイド狙いになっていました。
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腰~腹サイズで、堤防からのレギュラーに期待できると思いますが、最近の様子からは、サイズが上がらない限り、潮が上げるタイミングは狙えそうにありませんでした。
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ガスト方面を含めても、ミドルエリアの深い印象はなく、サイズ次第でスムーズに乗り繋げる地形になってはいましたが、サイズ的にテイクオフの練習がやっとな日が続いています。


【夷隅】
6/13火曜日の12時頃、潮は一番少ない時間帯です。
ここも前回(6/7更新)から遊べる波が届くことなく、ほぼフラットな日が続いています。
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落ち着いた状態が続きカレントも弱く、整ったコンディションで、一見変化はないものの、地形は、ミドルエリアを中心に残っているような感じはあり、手前に砂が集まっている傾向のようです。
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この時のような狙い目となるタイミングでも、サイズ不足で反応が悪くなっていたので、潮の多いタイミングは狙えそうにありませんでした。
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サイズが上がっても、ショートライドになりやすいポイントながら、胸~肩サイズで、ミドルエリアにピークがまとまるコンディションになれば、形と波質に期待できると思います。
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今のところチェックのみになってしまいそうですが。。。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温です。
今後北東の風が強めに吹き続ければ、シーガルの水温になるかもしれませんが、低い状態が続いていて、前回更新(6/7)後、15℃以下になった日もあったので、今のところフルスーツの方がいいと思います。


また、この先の波に関しては、梅雨前線が南で待機しているので、これに沿うように低気圧が発生すると、今回のような北東のオンショアコンディションになってしまう可能性がありそうです。
前線とセットになると、ウネリには期待できないものの、これまでのスモールコンディションと比べれば、風波だったとしてもサイズをキープできる週になると思いますよ。

落ち着いたコンディションが続き、各ポイントで手前に砂が集まったいた雰囲気なので、サイズアップは、インサイドを中心に地形を変動させるきっかけになるかもしれませんね。。。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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