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一宮エリア

2017-06-22 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
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前回レポートからは、更新した木曜日(6/15)に条件が整っていました。
胸~頭近いサイズの波が届き、午前中は風の影響もなく、引きのタイミングでアウトの地形をメインに反応し、各ポイントで距離が乗れて終日楽しめていたと思います。

その後、南風が強まったので、波は下がり傾向になり、土曜日(6/17)からはオンショアに変わって、腰前後のジャンクな風波コンディションが続きました。

今週(6/19週)に入てからも北東の風が強まり、クローズ状態まで上がり荒れたコンディションでしたが、20日(火)の午後には、胸~肩まで落ち着いたので、夕方の風が弱まった時間帯はファンな状態になっていました。

地形に関しては、サイズが上がりビーチに集まっていた砂が削られたので、インサイドの変化に期待していたものの、時化の規模が小さかった為、意外にカレントが強まらず全体的な印象は、これまでと変わらないミドルエリアが深いままの状態となっています。

それでは、各ポイント毎の地形レポートです!


【一宮】
6/20火曜日11時頃の地形チェックです。潮は上げに向かうミドルタイドくらいでした。
残念ながら全体的に大きく地形が変化した様子はありませんでした。
ミドルエリアの深い状態はそのまま残っているので、アウトをメインに肩~頭サイズは広範囲で反応していたものの、インサイドに差し掛かるセクションで厚くなってしまう傾向です。
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前回(6/15更新)からも、中央~左側に人気があり、地形的に同じサイズでも右側より距離を乗れている様子で、堤防寄りほど、インサイドの地形が広く、ショアブレイクをメインに狙っても面白そうでした。
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ビーチ集まっていた砂が、今回のサイズアップによって削られた感じはあるので、サイズが下がっても、これまでよりインサイドに狙えるピークが増えるかもしれませんね。
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潮が引きに向かう時間帯に反応が良くなる傾向ですが、胸肩以上あれば、上げ始めから形がまとまるので、狙い目は、サイズ次第になりそうです。


【サンライズ】
火曜日6/20の12時頃、上げに向かいミドルタイドをすぎ、波にとっても潮の多い印象になってきた時間帯での様子から、地形を判断します。
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ここも全体的にミドルエリアが深い状態は変わらず、今回のように頭サイズあれば、アウトをメインに遊べていたものの、同じサイズでも一宮と比べて、アウトの地形が狭い雰囲気があり、ピークはワイドにブレイクしても、ショルダーが短くタルい波が目立っていたと思います。
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アウトからインサイドまでスムーズにつながる地形がなく、左側から中央周辺にかけては、広範囲にピークがあるものの、ミドルエリアのダラついたセクションが長くなり、形になるショアブレイクの地形もないので、アウトでの反応がなくなるサイズだと、狙い所がなくなってしまうかもしれません。
右側に関しても、ミドル~インサイドに形になる地形はなく、基本的にアウトしか狙えない状態が続いています。
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堤防際を含めて、これまでより地形に対して反応がハッキリしていない様子なので、潮の少ない時間帯にレギュラーが見つかりそうですが、フェイスの厚い波が目立ち、トロ早いブレイクになる可能性もありそうです。


【東浪見】
6/20火曜日の12時半頃、潮は上げに向かい、満潮より少し前のタイミングでの地形レポートとなります。
全体的に地形が大きく変化した様子はなく、中央から右側にかけては、ミドルエリアでの反応がトロくなって、サイズが足りない感があるものの、一宮/サンライズよりもミドル~インサイドが乗り繋げる地形なので、このエリアの中では、安定感をキープしていると思います。
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右側は、サンライズのようにハッキリとはしないものの、アウトには使える地形があるので、胸~肩以上のサイズがあれば、潮の引くタイミングを狙って、レギュラーのブレイクで遊べると思います。
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左側に関しては、インサイド~ミドルまで砂が集まっているので、右側よりもしっかりしたブレイクで、肩近いサイズがあれば、このタイミングでも走り易い波になりそうです。
中央寄りからのレギュラーの地形も残っているので、堤防周辺に限らず、広くポイントを使えていました。
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波質は落ちるかもしれませんが、スモールコンディションにも対応できる地形のようです。


【志田】
火曜日6/20の13時半頃、満潮で一番潮の多い時間帯です。全体的な印象に変わりはなく、多少ミドルエリアが周りよりも深くなった雰囲気で、ボヨつきやすくなっている印象はあるものの、この日のように胸以上のサイズがあれば、他のポイントよりもスムーズにつながる波が見つかりそうです。
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ミドル~アウトの地形がメインになっていて、干潮に近い時間帯や、肩以上のサイズになると、ピークからワイドなブレイクが目立ってしまうようですが、それよりサイズが下がれば、反応する地形が狭くなるので、ミドルタイドを基準に形になっているタイミングがありそうです。
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右奥から中央に入るレギュラーがメインで、左側にかけては、今回のサイズになるとピークをキープするのが難しくなりそうですが、両方向に乗れる波がありましたよ。
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基本的には潮が上げに向かう時間帯が狙い時だと思いますが、今回のサイズに対しては、ボヨついた印象ながらも、潮が満タンに近いくらいで形が良くなっていて、スモールコンディションに対しては、引きに向かう時間帯の方が、波数を含めて条件がよさそうでした。


【太東】
火曜日6/20の14時頃、満タンから引きに切り替わる時間帯で地形をジャッジします。
北~北東ウネリのサイズアップとなり、ここは堤防周辺をメインに前回(6/15更新)よりも砂が集まって、ブレイクも力強くなった印象です。
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やはり、これまでが極端なサイズ不足だったので、反応がなかっようですが、今回のように腹~胸サイズあれば、潮の多いタイミングでも、堤防からのレギュラーは十分に距離を乗れる地形になっています。
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サイズが下がってしまうと、ミドルタイドが基準になるかもしれませんが、潮の少ないタイミングを狙えば、腰前後のサイズにも対応できそうです。
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サイズアップの影響で、カレントが強まりインサイド付近が深くなった雰囲気ですが、またすぐに解消されると思いますよ。


【夷隅】
6/20火曜日の15時頃、満タンから動いてきましたが、引き始めで未だ潮は多いタイミングでした。
前回(6/15更新)からも、全体的にインサイド~ミドルにまとまった地形をキープし、今回のサイズに対しては、アウトからクローズすることもなく安定していました。
意外や見た目よりも手前に集中した地形かもしれません。
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肩前後のサイズと言うこともありますが、ミドルエリアはコンパクトに集中した地形なのか、ピークは狭く、ショルダーはボヨついていたものの、この時のタイミングでも練習できる波が反応していました。
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No.1に関しては、反応する地形が狭いので、潮の少ないタイミングに限られていましたが、No.2から南側には、インサイドがワイドながらも、ミドルエリアにできるピークは形がよく、胸~肩・頭サイズを基準にまとまった波が見つかりそうです。
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それ以下のサイズに対しても、潮の少ないタイミングなら、ショアブレイク狙いで練習できるかも?
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ここもサイズが上がってビーチの砂が削られ、インサイドの地形が広がって、これまでよりも手前が浅くなっているかもしれないので、潮の少ない時間帯は注意した方がよさそうでした。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温です。
先週末からの北東の風によって温かい潮が入り、18℃前後まで上がってきました。
天気がいい日なら、シーガルでも問題なさそうですが、南風が強まった場合は、再び冷える可能性があるので、一応フルスーツの準備もしておいた方がいいと思います。


また、この先の波に関しては、前回(6/15更新)から今回までのコンディションが繰り返されるような感じになりそうです。
天候が安定しないので、沖のウネリはまとまりが悪くなり、オフショアで整っても長くは続かないのかもしれません。

東~南の風がメインに吹きそうな予報ですが、南に停滞している前線上に低気圧が発生すると、オンショアに変わってしまいそうです。
週末(6/24・25)にかけてサイズに期待できる様子は、今のところありません。
日本海を低気圧が通る予報もあるので、月曜日(6/26)以降は、再び南風が強まって荒れた天気になりそうです。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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