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一宮エリア

2017-06-29 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
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前回(6/22更新)からは天気の悪い日が多く、ほとんどの日にオンショアが吹く時間帯があり、まとまり悪いコンディションが多くなっていましたが、朝夕の風の弱いタイミングは、カレントの影響もなく整った波で練習できていたようです。

しかし、サイズは下がり傾向になり、朝夕の潮の多いタイミングは、サイズに対して地形が深くなってしまい、一宮~サンライズ周辺のショアブレイクの地形にとっては、形がまとまるものの、東浪見~夷隅にかけては、ボヨついて波数が少くなっていたと思います。

干潮に近づくほど、波は弱まっていましたが、東浪見ように地形が繋がっているポイントは、アウトから距離が乗れて、狙い目になっていた印象です。

それでは、各ポイント毎の地形レポートです!


【一宮】
6/27火曜日の9時頃、潮は引きに向かい、ミドルタイド少し前の時間での地形レポートです。
地形は変わらずの状態が続いてしまい、全体的にミドル~アウトに地形はあるようでしたが、腰~腹サイズに対しては、メインはインサイドの地形になっています。
右側に関しては、手前の地形が狭すぎて形になるショアブレイクもなく、
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サイズが上がってアウトで反応しても、ショルダーが張らない波が多いので、地形が狭く区切られた印象です。
ここ数週間は無人の状態が目立っています。
前回のサイズアップも影響し、中央から左側の方が、
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ミドルエリアの深みも解消傾向で、サイズが上がった場合も、ポイントを広く使えていたようです。
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インサイドは、チビ堤防周辺を含めてスモールコンディションに対応できる地形が広がり、比べると、ピークが多い左側が人気になっています。
狙い目としては、今回のようなミドルタイドがスモールコンディションにとって無難な時間帯かもしれません。
潮が多すぎるとバックウォッシュが影響して反応が悪く、干潮に近くなるとブレイクが早く複雑になっていたので、どちらかと言うと、引きに向かう方が走りやすいフェイスになっていましたよ。


【サンライズ】
6/27火曜日の10時頃、潮は引きに向かいミドルタイドくらいの時間帯です。
ここも全体的にミドルエリアが周りよりも深い状態は変わらず、手前がメインの地形ながら、インサイドに差し掛かるセクションで波が途切れてしまい、スムーズに乗れる波は少なくなっています。
潮の少ない時間帯は,
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右奥の堤防周辺を狙うと、レギュラーが出現する可能性がありますが、腰前後のサイズでは、フェイスが短く波数も少なくなっていたので、胸以上のサイズがないと楽しめないかもしれません。
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中央付近も、潮のタイミングに関係なく、アウトが使えるサイズにならないと狙えない状況です。
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左側に関しても、変わりない状態ながら、ここ数週間の様子から、少しづつブレイクが繋がるようになった印象です。
波質は複雑でしたが、この時のような時間帯は、これまでよりも距離が乗れるようになっていたので、潮の多いタイミングも形になるショアブレイクが見つかるかもしれません。


【東浪見】
6/27火曜日の11時頃、潮は引きに向かい、ミドルタイドをすぎて干潮に近づいていました。
ここも大きく変化した様子はなく、ミドルセクションがピークよりタルいブレイクとなっていたものの、このエリアの中では、スモールコンディションにも対応できている基準のポイントになっています。
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前回のサイズアップからは、ミドル~インサイドにかけての地形が、スモールコンディションに対して、これまでよりもいくらか広く反応するようになり、潮のタイミングで変動はありますが、この時のようにミドルタイドより潮の少ない時間帯は、ポイント全域が使えていました。
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中央から左側の方が対応できていた印象で、潮が増えてもインサイドをメインに練習できていて、この日のようなタイミングになると、アウトの地形をメインに、腰前後のサイズに対しても距離を乗れる状態です。
堤防周辺にできるレフトや、中央寄りからのレギュラーも残っています。
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比較的深めで腰~腹サイズにとっては、ブレイクがタルく反応する地形ながら、左側の方がレギュラー狙いで距離を乗れていて、潮の引きに向かうタイミングに限っては、~中級者に人気があるようです。
サイズアップした場合も、中央周辺を含めて形にまとまる可能性があり、地形的に安定しているようです。


【志田】
火曜日6/27の12時頃でした。潮は引きに向かい、干潮少し前の時間帯での地形チェックです。
中央周辺はカレントの影響で、ミドルエリアがボヨつきやすくなり、最近のサイズだと、潮の多いタイミングに波が途切れる傾向です。
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前回のサイズアップから、アウトに集中的に砂が集まり、ワイドに反応する波が増えてきました。
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しかし、一宮やサンライズと違い、対応できる地形をキープし、右側のレギュラーや中央のピークをメインに、乗り繋げていて、潮の少ないタイミングになると、左側まで使えていましたよ。
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同じサイズで比較すると、東浪見の方がショルダーの切れた波があり、距離を乗れていた印象ですが、潮が上げに変わっても対応できていて、東浪見より波のまとまりが良くなっていたので、風等のコンディション次第では、ここが条件に合う可能性がありそうです。
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最近は、他のポイントよりもサイズの小さい印象がありましたが、腰腹サイズあれば、ミドルタイドより少なくなるタイミングに、波数が増えて狙い目になっていました。
上げに向かっても、右側から中央にかけては、インサイドをメインに形になる波があって、練習できていましたよ。


【太東】
6/27火曜日14時頃の様子から地形を判断します。上げ始めで、未だ潮は少ない時間帯でした。
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最近は志田のように、他のポイントと比べてサイズの小さい日が続いていますが、前回のサイズアップの影響で、砂の集まった状態はキープして、この日のようなフラット寸前のサイズでも、ロングボードなら潮の少ない時間帯を狙って練習できていました。
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堤防から内側にできていたレギュラーの地形が残り、胸~肩サイズまでは形をキープしてブレイクすると思いますよ。
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腰~腹サイズあれば、ロングボードに限らず遊べそうです。波数は減るものの、上げ始めは形がまとまり、乗りやすそうでした。
※海の家の準備が始まり、駐車場が規制されています。


【夷隅】
火曜日6/27の15時頃、上げ始めから2時間くらいで、未だ潮が少ない時間帯です。
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地形はミドル~インサイドに集中した状態をキープしていて、コンパクトにまとまった印象になっていました。
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前回のサイズアップ時は、アウトでの余計な反応はなかったものの、肩~頭近いサイズにとっては、地形が狭くショルダーがボヨついた波質になっていたので、もしかすると、胸前後のある程度小さいサイズの方が、反応がいいのかもしれません。
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このポイントは、今時期のように、風やカレントが弱い方が、コンディションが整いやすいので、多少でもサイズがある場合は、干潮に近いタイミングを狙うと、ファンな波が見つかるかもしれませんね。
何れにせよ、1ピークに付き4~5人入っていたら、初中級者の方は他のポイントに移動した方が利口だと思います。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温は、変わらず18℃くらいで安定していました。
前回(6/22更新)からフルスーツの姿がほとんどでしたが、20℃まで上がった日もあったので、このくらいになると、天気次第でシーガル~スプリングで問題ない水温だと思います。


最後に、この先の波も、今のところ上がるきっかけが無いので、しばらくは腰/腹サイズが続きそうです。
地形も、このサイズだと広く使えるポイントが少くなっているので、潮が多くなると、反応するピークが限られ、混雑しやすくなるかもしれません。
午前中の引き始めからの時間帯を、とりあえず狙っておきたいですね。

土日(7/1・2)にかけては、オフショアが強まる可能性があるので、やはりイマイチなサイズかもしれません。
最近はカレントも弱く、落ち着いた状態が続いているので、スモールコンディションでも整った癖のない波を見つけたいところですが。。。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
それでは、また来週(木or金)レポートをお届けします。

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