QS1,500『MURASAKI SHONAN OPEN』終了!
2017-07-14 更新
カリフォルニア・ハンティントンビーチの『US Open of Surfing』をモデルにした夏のお祭り的イベント、QS1,500『MURASAKI SHONAN OPEN』が今年も湘南で開催!
松波地下道前を舞台に7月10日から開幕して13日に終了しました。
QSのローグレードで海外からの参加は少なく、カリフォルニア在住の小林桂、バリ在住の和井田理央などが来日したものの、基本的には日本人選手が中心となった今イベント。
ライブ中継はQS6,000『Ichinomiya Chiba Open』と同じく、脇田貴之&間屋口香の2MCとインタビュアーはバイリンガルの堀内尚子。
稲葉玲王などの参加選手やジェイソン・シバタなどのゲストが入った時間帯もあり、コンテストを盛り上げていました。
期間中は日本海の梅雨前線の影響で湘南ではオンショアとなる南よりの風がドン吹き状態で、サイズアップ傾向ながら難しいコンディション。
R4から一気にファイナルまで進行したファイナルデイは特に風が強く、コシ〜ムネのまとまり無い波でしたが、勝ち上がってきた選手のパフォーマンスのレベルは高く、クロスゲームも多くなっていました。
ディフェンディングチャンピオンの新井洋人がR5で敗退する中、湘南勢の活躍が目立ち、松下諒大、村上舜がSF進出。
海外勢では無名のリアム・モーテンセン(AUS)、イライジャ・ゲイツ(HAW)がベスト4に残り、ファイナルはリアム&松下諒大のマンオンマン。
ライト、レフト共に攻めたリアムが8.75を含むトータル16.00をスコア。松下諒大もエアリアルを披露して会場を沸かせますが、6ポイント台止まり...。
リアムが終始リードを守り、嬉しいQS初優勝を決めました。
「今回の目標である優勝を達成出来てとても嬉しい。最初のラウンドからオンショアだったので、とにかく波に乗ってリズムをキープすることを心掛けたんだ。毎ヒート、そのリズムを崩さずに戦い、ファイナルまで勝ち上がって優勝することが出来たのさ。湘南では日本の友人の家に泊まっているんだけど、みんな親切で最高。今後もポイントを稼いでランキングを上げる計画だよ」
今回の優勝でQSランキングを139位から88位へ上昇させたリアム。
以前から日本のQSでは無名の選手が優勝して後に有名になることが多いのですが、リアムがその一人になる可能性もありそうです。
なお、『MURASAKI SHONAN OPEN』はQS1,500以外にもスケートボード、ライブなど多くのイベントが予定されています。
7月15日はロングボードの招待選手による「Style Jam」、17日の海の日にはJPBAが開催。
ぜひ会場に足を運んでみてください!
次のQSのビッグイベントは7月31日〜8月6日にカリフォルニア・ハンティントンビーチで開催される『Vans US Open of Surfing』
なお、南アフリカの「J-bay」を舞台としたCT第6戦『Corona Open J-Bay』はすでにウェイティングピリオドに入っており、新しいウネリが予想されている週末に開幕する予定です。
『MURASAKI SHONAN OPEN』結果
1位 リアム・モーテンセン(AUS)
2位 松下諒大
3位 イライジャ・ゲイツ(HAW)、村上舜
『MURASAKI SHONAN OPEN』公式サイト
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photo: WSL Covered Images
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