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一宮エリア

2017-08-02 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
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前回の更新(7/26)からも、東寄りの風が強まる事なく朝夕を中心にフェイスの整った波になっていました。
土曜日(7/29)にかけては台風からのウネリが残り、初中級者にはハードなコンディションとなっていたポイントが多かったようですが、一宮やサンライズ・東浪見の右側のようにアウトの地形が深めな所では、形をキープできていたので、人気があり混雑していたようです。

今回のサイズアップはカレントが激流にならずに済んで、これまで地形の狭かった所は徐々に広がり、ミドルエリアで形にまとまっていた印象なので、地形にとっても悪影響はなかったようでした。

日曜日(7/30)からは地形におさまってブレイクするサイズまで落ち着き、胸~肩・頭サイズでレベルに合った波を探して楽しめていましたよ。

それでは、各ポイント毎の地形レポートです!


【一宮】
8/1火曜日9時半頃の地形チェックです。潮は上げに向かったミドルタイドくらいでした。
前回(7/26更新)からも、胸~肩・頭サイズをキープしているので、特にカレントも強まらず、今のところ大きな地形の変化はありませんでした。
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中央~海水浴場側の方がインサイドの地形が広く、チビ堤防周辺を含めて形にまとまっている地形があるので、ミドルエリアでピークになる波が繋がり易くなっているようです。
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最近の胸~肩サイズではアウトから反応はなく、ミドルエリアでまとまるピークを探して、インサイドメインで遊べそうです。
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右側も徐々にアウトからの反応も良くなり、距離を乗れるようになったものの、ここは胸~肩サイズにとっては多少深め印象なので、形はハッキリせず、タルめなブレイクが目立っていいます。
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インサイド狙いは別として、潮の引きに向かう時間帯がミドルエリアの地形にとっては狙い目だと思います。
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全体的に頭サイズでアウトからの反応が良くなりそうですが、それ以上のサイズからは、トロ早いワイドな反応になってしまうかもしれない地形です。


【サンライズ】
火曜日8/1の10時頃、潮は上げに向かいミドルタイドをすぎましたが、潮の変動が小さいので普段よりは少ない状態で地形を判断します。
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ここも地形的には荒れた様子もなく、最近のサイズではミドルエリアで形にまとまるピークが増えてきました。
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ここ数週間は右側がメインになり、レギュラーの距離が乗れていましたが、サイズが下がって南寄りのウネリなったせいか、前回(7/26更新)と比べて波数が減っている印象になり、堤防際のブレイクもショルダーが短くなったようでした。
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全体的にはこの日のサイズに対して、多少深い雰囲気ながらも、癖のない状態をキープして、少しずつミドルエリアの地形が広がり傾向にあるので、安定したピークは形になっていましたよ。
インサイドに関しては地形がないので、まとまったショアブレイクは少ないながらも、沖から繋がる波を狙えば、十分な距離を乗れそうです。
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左側はミドルエリアの地形が繋がるようになり、アウト~ミドル・インサイドにかけて狙える地形ができてきましたよ。
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ここも頭以上のサイズからは、アウトの反応が頻繁になる可能性があり、ワイドなピークが増えてしまいそうなので、胸~肩・頭サイズが今の地形にとってはちょうどよさそうでした。


【東浪見】
8/1火曜日の10時半頃、潮は上げに向かい満タン寸前でしたが、やはり普段よりも少ない様子での地形レポートとなります。
ここも地形に変化はなく、まとまった状態をキープしていました。
左側~中央・右奥までポイントを広く使えていています。
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しかし、ここの右奥も安定したレギュラーの地形をキープできていますが、サンライズのようにウネリの変化なのか、波数が減りショルダーの短い波が目立ってきたので、この日のようなサイズでは、潮が引きに向かう時間帯をメインに狙った方が良さそうです。
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最近は中央から左側での反応がよくなり、ミドル~アウトにできるピークは形がまとまり安定していました。
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左側のレフトの地形も形になってきたので、人が散らばれば混雑の少ないポイントかもしれません。
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比較的中央から左側の方が砂が集まった雰囲気のようですが、インサイド周辺のカレントが強まって、ミドルエリアでボヨつくセクションが目につくようになっているので、沖の地形で反応する波が狙い目となっています。
全体的に今の地形にとっては、この日のような肩前後のサイズで一番形よくまとまっているので、この先、サイズアップした場合は、ここもアウトでの反応が頻繁になり、ワイドなブレイクが多くなってしまいそうな地形でした。


【志田】
火曜日8/1の11時半頃、潮は上げに向かい満潮のタイミングです。ここも肩~頭サイズが続き、最近は一宮~東浪見と比べると、ワンサイズ落ちているようですが、カレントも弱く整った状態をキープし、ミドル~アウトの地形をメインに形になる地形が残っています。
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ここも右側のレギュラーや中央・左側のレフトまで安定したピークがあり、全体的に走りやすい波質のようでした。
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走り重視な波が多く、初中級者の方にとっては早いブレイクが多くなっているものの、潮の多い時間帯を狙えば形がまとまるので、余裕のあるブレイクが増える傾向です。
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しかし、インサイドの地形がなく、全体的に手前がボヨつきやすいので、この日のような胸前後より小さいサイズになると、距離の短い波になってしまいそうです。


【太東】
火曜日8/1の13時半頃、潮が引き始めの時間帯で、地形をジャッジします。
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前回更新(7/26)から土曜日(7/29)まで肩近いサイズがあり、堤防横からのレギュラーのブレイクがメインになっていたものの、最近は腰前後のウネリがギリギリ残っている程度です。
ワイドなブレイクが予想されていましたが、サイズアップの影響で、堤防からのカレントが強まって再びレギュラーの地形にまとまり始めていました。
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このカレントに反応してピークもハッキリしていたようです。
最近のサイズには、アウトからのブレイクはないようですが、この時間帯でミドルエリアからの反応があったので、潮の少ないタイミングを狙って距離を乗れる波があるかもしれません。
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海水浴場の外側も、潮の多い時間帯はタルめな波が目立ちながらも、ミドルエリアを中心に形にまとまるピークがあるので、十分狙えそうでした。
サイズアップすると、ハードなコンディションが予想されますが、肩~頭サイズまでは形をキープできると思います。


【夷隅】
8/1火曜日の14時頃、潮は引き始めで多い時間帯ですが、潮の変動が小さく普段よりも水が少ない印象でした。
最近はサイズが落ち着いて、カレントも弱く整った状態が続き、全体的に大きく変化した様子はなく、ミドル~インサイドがメインになった手前が浅い地形になっていました。
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No.1に限っては、砂が集まりレフトの地形がまとまっていたので、胸~肩サイズで形になりそうでしたよ。
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全体的に頭前後サイズでアウトにピークができれば、形になって走り抜けられる可能があると思いますが、インサイドセクションの浅い印象があるので、ワイドに反応してしまうとハードな波質になるかもしれません。
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狙い目としては潮の引くタイミングですが、肩前後くらいが理想なサイズだと思うので、ミドルタイドから干潮にかけてが無難そうです。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温です。
北東や東寄りの風が続いた影響か、水温は少しずつ温かくなっていました。
24℃前後の潮が入り、ここ数日はスプリングやトランス&タッパーで問題ないくらいになっています。


また、この先の波に関しては、台風も遠ざかり落ち着き傾向です。
各ポイントで徐々に地形がまとまり始めているので、どうにか練習できる波は続きそうですが、腹前後のスモールコンディションに戻ってしまうと、手前の地形に対して反応が悪いかもしれません。
オンショアの場合は、潮の多いタイミングでウネリがまとまる可能性があるので、上げに向かうタイミングや引き始めからのショアブレイクを狙ったりと、潮の動きに合わせた動きが必要かと。

台風の勢力が大きく、動き次第でこの先のコンディションも影響されやすくなりそうですが。。。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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