オーストラリアトリップ③
2008-04-29 更新
オーストラリアトリップの最中、気分良く海から上がったハルさんは、友人の了ちゃんにレンタカーが盗難されたことを告げられました。今回の「オーストラリアトリップ③」では、その後の展開と、もしもの時の対処法をお送りします。
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日本でもサーフィン中に車上荒らしには二度ほどあったが、車ごとやられたのは初めて。砂の中に埋めた鍵もなくなっている。僕らがビーチに着いた時には誰もいなかったはずなのに...。
少し辺りを探してみるが、もちろん車があるわけないので、ボードを抱えたまま15分くらい歩いて「クーランガッタ警察署」まで行った。
イースターだからか、対応してくれる警察官はたった一人。それも、僕ら以外にも沢山の人が並んでいる。
濡れたままの僕らは、クーラーの効いた警察署で寒さに震えながら約一時間待った。スプリングから滴る水で足元に水溜りができた頃にやっと僕らの番が回ってきた。
対応してくれた警察官に状況を説明すると、「あー、あそこかぁ、毎日のように窃盗があるんだ。きっと犯人は君たちが朝到着してからの一部始終を遠くから監視していたんだよ。」とご丁寧に説明してくれた。
僕はそんな場所なら監視カメラを付ければいいのにと助言しておいた。ビーチにシャワーやバーベキューエリアまで備わっている場所の多いオーストラリアなんだから、それくらいしてもいいと思う。僕らの後にもバックを盗まれた親子が来ていた。
調書を書き終えると、その警察官はお金のない僕らにタクシーを呼んでくれた。サーフボードが入る大きなタクシーにウェットスーツのまま乗り込み、40分かけてサーファーズパラダイスまで戻った。
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インターホンで部屋を呼ぶが、どうも嫁達は出かけているらしい。仕方がないので、フロントに連絡をとり、部屋の鍵を開けてくれるように頼んだ。10分後、ようやく太ったセキュリティのおじさんに合鍵でドアを開けてもらった。
しかし、それだけでは終わらない。レンタカーを盗んだ犯人はホテルの名前の入った僕らの鍵を持っている。その日のうちに鍵屋がきて部屋のドア鍵まで交換していった。
レンタカーの保険の免責は8万円。それにプラスしてドア鍵交換代の2万円。
合計で10万円の出費になってしまった。それだけではない、車の中にあったものも全てだ...。
後日、レンタカー屋に行くと、店主は警察官と同じことを言っていた。「日本人はターゲットになりやすい」とまで付け加えてくれた。
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旅先では非日常を楽しんでいるから、非日常的な楽しくないことにも時々巻き込まれる。出費はかなり痛いけど、僕ら家族に何も被害がなくて本当に良かった。
僕も了ちゃんもプラス思考だから、「今回のことは忘れるよう!」と言い切り、性懲りもせず別の車を借りて残りのホリデーを楽しむことにした。
ここで皆さんに言いたいのは、「海外旅行保険」のこと。僕はここ数年間に海外で手術をしなければならないような大怪我や、エアラインにサーフボードを無くされるといったハプニングが続いている。
こういう時に役に立つのが、「海外旅行保険」だ。
出発前に空港で入る掛け捨ての保険を利用するのが一般的だけど、旅行の回数が多い人はVISAやMASTERのゴールドカードを作ることをお勧めする。
年会費が多少高くても、日本を出発して3ヶ月以内なら保障が効くからだ。
今回の僕らのケースでは携行品以外は対象にはならなかったが、カメラやパソコンなどの高価なものが適用されるだけでもありがたい話だ。
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今回のOne Earthはここまで。次回の展開をお楽しみに!
★BCM「AUSトリップ」アドバイス★
海外でのサーフトリップにトラブルは付き物ですが、心配し過ぎるのも旅の面白さを半減させてしまいます。
「備えあれば憂いなし」という諺がある通り、ハルさんのアドバイスのように海外へサーフトリップに行く際は「海外旅行保険」に入ることをオススメ!
クレジットカードに付いてくる「海外旅行保険」も意外と保証内容が充実しているので、費用を浮かせたい人は詳しく調べてみるのも良いでしょう。
一般的にゴールドカードに付いてくる「海外旅行保険」は補償額が多く、家族特約などのプラスαが魅力。1年に何回も海外へ行くようなコアなサーファーや、ファミリーでのトリップが多いなら、年会費を払ってでも入る価値あり!
また、海外へ行くのが1年に1回くらいのペースなら、年会費無料でも「海外旅行保険」が付いているクレジットカードを数枚持つのがお得。
意外と知られてないのですが、治療費や賠償責任、携行品などは複数のカードを併用して使用出来るので、上手く利用すれば十分な補償額を得られます。
ただ、一部の悪いサーファーが「サーフボードやウェットス