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一宮エリア

2017-08-17 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
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前回の更新(8/9)からも、平均して腹~胸くらいのサイズをキープできていましたが、北東や東風の吹いた日が続いてまとまりのない風波コンディションとなっていました。
ただ日曜日(8/13)には、一時的に頭近いサイズに上がったので、どのポイントもファンな波があったと思います。

しかし、ほぼ毎日基本オンショアコンディションとなっていたので、このエリアの基準となっているサンライズ~東浪見・志田のように、ポイントを広く狙えるポイントでは、風の影響を受けやすく、形にならなくなっていた様子です。

そんな中、何日もなかったのですが、南東で風が弱かった日は面ツルではないものの、朝イチの時間帯で整った波になっていたようです。

それでは、各ポイント毎の地形レポートです!


【一宮】
8/15火曜日の10時頃、潮は満タンで1番多いタイミングでの地形レポートです。
全体的な印象は変わりない様子ですが、平均して胸~肩近いサイズの波をキープし、ビーチの砂は削られている傾向なので、この時のような潮の多いタイミングは、インサイドの地形が広く使えているようです。
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海水浴場側の方が比較的地形を広くキープできていて、同じサイズに対しても、スムーズに乗れるセクションが多く距離を乗れそうです。
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左側の堤防際の地形には、反応が悪いものの、中央からチビ堤防周辺にかけて、ミドル~インサイドの地形がまとまっていましたよ。
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潮のタイミングは狙えなくても、海水浴の時間外を狙ってみるのもありかもしれません。
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右側も毎週少しずつ地形が変化している雰囲気があって、反応は悪いものの、サイズ次第では潮の少ない時間帯を狙って、アウト寄りにできるピークを狙えるようになっています。
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しかし、手前の地形と別れている状態なので、肩~頭以下のサイズの場合は、潮の多い時間帯のショアブレイクを狙った方が、練習になるかもしれません。


【サンライズ】
8/15火曜日の10時半頃、満タンから引きに変わる頃で、未だ潮の多い時間帯です。
ここも全体的な印象は、変わりない様子ですが、胸前後のサイズをキープしているので、手前のエリアを中心に地形が動いているようです。
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一宮のように、ビーチは徐々に削られ傾向で、ここも潮の多いタイミングで、インサイドの地形を広く使えるようになっていました。
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最近のサイズでは、潮の少ない時間帯以外はアウトの反応が悪く、右側の堤防周辺を除いて、全体的にミドル~インサイドのショアブレイク狙いになっていたようです。
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全体的にアウトの地形がまとまらず、右側も最近はテトラ横のピークの形がハッキリしなくなり、沖のブレイクがタルくなってきているので、ショートボードは潮の多い時間帯の手前の波の方が、適していると思います。
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中央周辺は、ワイドな地形が目立っていましたが、中央から右側寄りの地形がまとまり、カレントに反応する安定したピークができていました。


【東浪見】
8/15火曜日の11時半頃、引き始めてすぐなので、未だ潮は多いタイミングです。
ここも全体的に変わりない様子で、インサイドまで乗れていながらも、一宮やサンライズとは違って、ミドル~アウトの地形で反応する波が、形よくブレイクしてメインになっていました。
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右側の反応が悪くなり、中央から左側も人気となっていますが、やはりそこそこのサイズをキープしているせいか?インサイドを中心に地形が動いていて、ミドルエリアにかけて地形が深くなり、反応が複雑になっている波が目立つようになりました。
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アウトの波がメインなので、上げ始めからが無難な狙い目ですが、ここの場合は、風の影響がなければ、引き始めからの方がまとまった状態をキープして、波の反応がよくなりそうです。
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胸以上あれば、潮の動きに影響されず、潮が少なくてもサイズをキープできると思います。


【志田】
火曜日8/15の12時頃でした。潮は引きに向かい、ミドルタイドより少し前の時間帯での地形チェックです。
他のポイントと比べてワイドなブレイクが目立っているものの、インサイド~ミドルエリアにかけて砂が集まっていて、サイズや潮のタイミング次第でピークがまとまり、アウトからスムーズに乗れる波があります。
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右側から中央・左側にピークがまとまり、インサイドの地形が広く浅いようなので、反応が早くホレた波が多いながら、中級者以上のレベルにとっては練習になる波質だと思います。
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アウトが近いので一宮やサンライズと違い、カレントが沖まで影響し、地形のまとまりをキープできているようです。
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サイズが上がると、あっさり荒れた状態になってしまいそうですが、胸~肩くらいのサイズなら安定して、スモールサイズでも対応できるコンディションになると思います。
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まとまりがよくなる潮の多い時間帯を基準にチェックして、上げに向かうタイミングから長く狙うのが良さそうです。


【太東】
8/15火曜日13時半頃の様子から地形を判断します。潮は引きに向かい、ミドルタイドをすぎたくらいでした。
他のポイントと比べてウネリが小さく、地形は変わりない様子です。
この日はサイズが足りず、堤防周辺での反応は悪くなっていましたが、腰~腹くらいのサイズがあれば、干潮に近いタイミングを狙ってピークになりそうでした。
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胸サイズの波があった日には、潮が多い時間帯も、ミドルエリアでまとまるレギュラーのブレイクが形になっていたので、やはり地形はキープできているようですね。
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最近も特に荒れたコンディションはなく、海水浴場から外のエリアも、ミドルエリアを中心に少しずつ砂が集まっている傾向です。
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潮が引いていく時間帯で、ミドルタイドより少なくなると、腹前後の波も地形に広く反応するようになり、ガスト方面からキレメ周辺まで、サイズの割りに距離を乗れる易しい波が来ていました。
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アウト寄りはワイドな地形になっている可能性もあるので、サイズが上がるとカレントを含めて、ハードなコンディションになってしまうかもしれませんが、腰~胸前後のサイズで形にまとまる地形だと思います。


【夷隅】
火曜日8/15の14時半頃、潮は引きに向かい、干潮より少し前の時間帯です。
このポイントにとって十分なサイズにはならず、全体的にインサイドの狭い範囲で反応するショアブレイクしかなく、遊べる雰囲気ではありませんでした。
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ここ数週間でも、アウトにピークができるようなサイズになった日がなく、落ち着いたコンディションが続いているので、カレントも地形に影響するほど強まらなければ、アウトにあったピークもなくなっているかもしれません。
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この日も、潮の少ない時間帯ながら、ウネリの反応が悪かったので、形になっている地形はない様子でした。
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頭以上のサイズがあれば、波数も十分な状態になりそうですが、トロ速くダラダラしてハッキリしないブレイクの波になってしまいそうです。
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胸~肩サイズは、ミドルタイドから干潮にかけてのタイミングしか、狙えないかもしれません。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温は、オンショア続きということで、22~24℃くらいをキープしています。
スプリング~タッパーで調節できていて、風の弱いタイミングや太陽が出ていた日には、トランクスのみで問題なくできていましたよ。


最後に、この先の波は、平均して胸前後あると思います。
勢力は小さいようですが、沖を通過する低気圧からのウネリが届けば、前半は肩近いサイズに期待できそう。

一宮~サンライズ・夷隅のようなポイントは、このくらいのサイズが続けば、インサイドをメインに地形が広がり、カレントが沖に出ているような場所で、ミドルエリアの地形がまとまるかもしれませんね。
低気圧が通過した後、オフショアに期待できる可能性はあるかもしれませんが、南の高気圧が弱く北の高気圧がイバっているので、この状態が続くとサイズをキープできる条件ですが、オンショアが吹きやすい天気になりそうです。
来週(8/21週)以降は、波のサイズにとっては怪しくなるものの、久々のオフショアの出番が増えてきそうな。。。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

なお、私事で恐縮ですが、次週(8/21週)の更新は、お休みさせて頂きます。
次回の更新は、8/28週となりますので、予めご了承下さい。
宜しくお願いいたします。

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