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JPSAショートボードの第2戦『第4回 Beach Sound PRO』終了!

2008-05-26 更新
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年間5戦で争われるJPSAショートボードの第2戦『第4回 Beach Sound PRO』 が千葉の鴨川マルキで5月22日~25日の期間に開催されました。(写真は辻裕次郎)

御存知の通り、本州の太平洋側は台風4号からのウネリがヒット!プロトライアルが行なわれたイベント初日の22(木)は頭位のセットも入り、天気も良く、最高のコンテスト日和に恵まれていました。

プロトライアルを勝ち上がった選手は男子が河村海沙、山口輝行、竹中 秀之、高貫佑麻、戸村孝幸、水野浩文、林順和、夏目崇の計8名。女子は今村カレン、田村幸子、時田亜沙美、小柳江梨の計4名。
プロが待ち構える本戦で男子はラウンド2、女子はラウンド1を勝ち上がればプロの資格を得ることが出来ます。

2日目となった23(金)は台風4号のウネリが大分弱まってしまい、ハラ前後。朝はフェイスこそクリーンだったものの、ハイタイド付近で割れにくく、アクションは入れにくい波。潮が引いた頃にはオンショアが吹き込んでしまい、選手達にとって厳しい戦いとなりました。

そんな中、男子のラウンド2までと女子のラウンド1までのスケジュールを消化。萩原周と田中英義がハイスコアをメイクして目立っていました。
なお、プロ資格の条件をクリヤーしたのは計6名。男子は高貫佑麻、林順和、夏目崇史。女子は今村カレン、田村幸子、小柳江梨。若い力がこれからのJPSAを盛り上げてくれることに期待したいですね。

コンテスト3日目、24(土)のコンディションは前日より更に悪化してコシ前後のオンショアでしたが、ラウンド3から登場してきたトップシードの選手達は波の悪さを感じさせない派手なアクションを連発!
ヒート1では昨年のチャンピオン、林健太が持ち前のスピードを生かしたライディングで他の選手を圧倒してラウンドアップ。ヒート5に登場した田中樹も調子が良く、高さがある縦のリップを繰り出して余裕の1位抜け。
最終ヒートでは第1戦の大洗で優勝した田嶋鉄兵が北田力也、田中譲らと対戦し、こちらも隙を見せない強い勝ち方で次に進みました。

25(日)のファイナルデイは前線や低気圧の影響で朝から雨が降り、風も強いオンショア~サイドオンショア。しかし、波の方はサイズアップ傾向となり、一気に頭前後。
バンピーながらパワーがある波の上で活躍していたのはニック・ミタやジェイソン・シバタ、ダレン・ターナー、ペペン・ヘンドリックなどの外国人勢。4人全てがラウンド4を通過してQFへ進出を決めました。
地元勢では渡辺将人がまずはルーキーを抑えてQFへ。この勢いは止まらず、中村昭太、ペペン・ヘンドリック、飛田剛を相手に1位でSFへコマを進めました。
SFになっても強い風は収まらず、波の選択が勝負を左右する展開。そこにハマってしまったのがヒート1の田嶋鉄兵。最後までスコアを延ばせず、辻裕次郎、田中樹に1位と2位を奪われてしまい、ここで敗退することに...。
ヒート2では得意のラジカルなライディングが際立っていた森哲太とジェイソン・シバタが勝ち上がり、いよいよ最後の決戦へ突入!

4人ヒートのファイナルを引っ張ったのは辻裕次郎とジェイソン・シバタ。まずは辻が4.50をスコアするとジェイソンがアウトからセットを掴み、インサイドまでキッチリとメイクして7.00を返します。
辻も次のライディングでそれを上回る7.90を出しますが、再びアウトで待っていたジェイソンが6.35で逆転に成功。更にダメ押しの7.55を決めた時点で勝負はついたと思われましたが、この日の鴨川の波は最後に良い演出をしてくれました。残り3分。辻のところにファイナル中で最高の波が入ったのです!辻は余すことなくその波の上で演技をし、7.70のハイスコアがアナウンス!
JPSA初のファイナル進出に加え、初優勝。JPSA第2戦『Beach Sound PRO』のヒーローは間違いなく辻裕次郎でした!

なお、女子は橋本小百合、谷口絵里菜、yesco、高橋すみえがファイナリストに選ばれ、橋本と谷口が序盤から優勝争いを繰り広げます。ハードなコンディションの上にファイナルは30分勝負。体力が物を言う勝負を制したのは橋本小百合。第1戦の大洗に続き、2連勝を決めました。

JPSAショートボード第3戦はバリ島のクラマスで開催される『ガルーダ・トラベルシーンプロ』6月2日のプロトライアルを皮切りにして本戦は3日~6日に行なわれます。

JPSAショートボード第2戦
主な結果は以下の通り
1位 辻裕次郎
2位 ジェイソン・シバタ
3位 田中樹
4位 森哲太

女子
1位 橋本小百合 
2位 谷口絵里菜
3位 高橋すみえ
4位 yesco