JPSAロングボード第4戦『Tickety ALL JAPAN PRO 鵠沼』 浜瀬海が初優勝!
2017-09-11 更新
いよいよ大詰めとなった2017年のJPSAロングボードシリーズ。
全5戦の内、第4戦となる『Tickety ALL JAPAN PRO 鵠沼』が9月9日〜10日に湘南の鵠沼で開催。
期間中は高気圧に覆われて天気こそ良く、初日の9日はオフショアでまずまずのスタートでしたが、日中はオンショアが吹き込み、難しいコンディションに...。
10日の最終日はサイズダウン、日中はオンショアも強まっていました。
昨年、2年連続3度目のグランドチャンピオンを獲得して今年は第3戦の太東で優勝したカレントリーダーの森大騎。
一番勢いがある選手でしたが、QFで敗退。
今シーズン、2度のファイナル進出でランキング2位の堀井哲はSFで敗れた一方、3位の塚本将也、5位の浜瀬海がファイナル進出。
ホームは平塚ながら、他選手よりも湘南の小波に慣れている浜瀬海が一本目の波でハングファイブからフィニッシュまでメイクして5.65。4.65のバックアップスコアを重ねて主導権を握り、最後にはスピードに乗った長いハングファイブ(写真上)をメイクして6.30。
トータル11.95で2位以下を引き離してJPSA初優勝!
更にカレントリーダーの座も手に入れ、最終戦の結果次第ではグランドチャンピオン獲得の可能性も出てきました。
ちなみに浜瀬海はショートボードと両エントリー。
ロングボードの最終戦は9月30日〜10月1日に湘南・茅ヶ崎のパークで開催される『クリオマンション 茅ヶ崎ロングボードプロ』ですが、その前の週にはショートボードの第6戦『サーフアイランド種子島プロ』が種子島で行われるというハードスケジュール。
とりあえずは種子島に向けてショートボードに力を入れるとのことです。
女子は太東で優勝した田岡なつみがカレントリーダー。
今回も順調にファイナルまで勝ち上がり、後半まで主導権を握っていましたが、最後の最後に吉川広夏がバックハンドでのハングファイブ(写真上)で6.75をマーク。トータル11.40で逆転に成功して今シーズン2勝目を上げました。
2014年から3年連続でグランドチャンピオンに輝いている吉川広夏は第2戦に続き、今シーズン2勝目。
第3戦をバリ島の『Deus Bali 9ft & Single』参加でスキップしたため、ランキングは6位でしたが、今回の優勝で一気に2位にジャンプアップ。
この後、田岡なつみ、吉川広夏は共に海外へ向かい、吉川広夏は最終戦に出場しないそうです。
まだ正式な発表はありませんが、3位以下の選手とのポイント差を考慮すると、事実上、田岡なつみの初のグランドチャンピオンが決定したことになります。
JPSAロングボード、最終戦となる第5戦は昨年と同様に茅ヶ崎のパークを舞台とした『クリオマンション 茅ヶ崎ロングボードプロ』
9月30日〜10月1日に開催されます。
『Tickety ALL JAPAN PRO 鵠沼』結果
1位 浜瀬海
2位 塚本将也
3位 畑雄二
4位 櫻岡甲太
女子
1位 吉川広夏
2位 田岡なつみ
3位 小山みなみ
4位 小熊明美
JPSA公式サイト
photo: 日本プロサーフィン連盟(JPSA)
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