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一宮エリア

2017-09-21 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
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前回の更新(9/13)からも、腹前後のスモールコンディションでスタートとなりましたが、一宮~志田かけては、ショートボードでも十分遊べる状態をキープできていました。

各ポイントで堤防周りのようにアウトにカレントが流れていた所には地形が広がっていて、サイズのわりには距離を乗れる波がありましたよ。

その後は台風の接近に伴い、北東の風が強まってクローズ気味なジャンクコンディションながらも、日曜日(9/17)は、太東~志田周辺で上級者にも人気となる波が届いていました。

サイズアップが影響して、各ポイントでアウトの地形が多少広がった雰囲気があり、最近の腹前後のサイズにも対応できています。

それでは、各ポイント毎の地形レポートです!


【一宮】
9/19火曜日の15時半頃、上げに向かい満タンより少し前の潮の多いタイミングでの地形レポートです。
大きな地形の変化はなく、全体的にはインサイドのショアブレイクが目立っています。
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チビ堤防から左側にかけては、ミドル~インサイドに地形がまとまっていて、スモールサイズでのインサイドも狙える状態をキープし、中央寄りには、レギュラーの地形をキープできているので、胸前後のサイズで距離を乗れる波が出現していました。
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右側の堤防周辺にまとまったレギュラーの地形も狙えていて、やはり胸前後のサイズは必要ながらも、ようやくポイントを広く使えるようになってきたと思います。
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サイズ次第では沖を狙える地形もできているようでしたが、左側の堤防付近を除いて全体的にミドルが深く、手前の地形が狭い雰囲気も残っているので、この時のような潮の多い時間帯に、ショルダーがボヨついて走りにくい波になっているようでした。
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腹以下の物足りない波の場合は、ミドルタイドを基準にするなど、サイズに合わせて潮のタイミングを調節する必要がありそうですね。
最近は、午前中の引き始めからが無難な狙い目となっていましたよ。


【サンライズ】
9/19火曜日の16時半頃、潮は満潮の一番多い時間帯です。
台風の通過もありましたが、意外やここも大きく変化した様子はありませんでした。
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サイズアップでカレントが強まっていた分、中央から右側にかけては、これまでと比べてアウトに砂の集まったエリアが広がり、この日のような胸~肩以上のサイズになると、右奥も含めてアウトの地形で、広く反応して狙える状態になるようです。
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しかし、全体的には一宮のように、ミドルが周りよりも深い状態なので、潮が上げに向かう時間帯、特にこの時のような満潮に近い頃になると、途中でボヨついたり、途切れてしまう波が目立っていました。
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腰~腹サイズでは、ミドルタイドが基準になりそうですね。
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左側のミドル~インサイドにまとまった地形も、胸くらいのサイズでショアブレイクが形になる地形をキープできているので、潮の多いタイミングに狙える波があるかもしれません。
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地形がハッキリしていないので、これまで通り若干タルめなブレイクではあるものの、形を保って反応する波が多いので、右側がメインになっています。
ポイントを広く使えていて、極端なスモールコンディションでなければ、1日を通して練習できていましたよ。


【東浪見】
9/19火曜日の17時頃、引きに切り替わっていますが、未だ潮の多いタイミングです。
ここも大きな変化はなく、ここ数週間は一宮やサンライズのように、ミドルエリアが深い状態になってしまっているので、潮の多い時間帯や胸以下のサイズでは、途切れてしまう波が目立っていました。
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今回の台風通過でカレントが強まり、中央から左側は中間のセクションが深くなった所が広がり、アウトにできるピークもサイズ次第でどんどん狭くなってしまうのかも。。。
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中央周辺を中心に繋がった地形がなく、距離を乗れる波がないので、潮の多い時間帯のショアブレイクを狙うサーファーも増えていました。
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しかし、アウトに砂が集まって沖で頻繁に反応する地形も残っているので、肩前後のサイズがあれば、サンライズよりもホレてハッキリしたブレイクが見つかるかもしれません。
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やはり右側のレギュラーが安定して形になっているので、引き始めや潮の少ない時間帯に初中級者の方々に人気となっていました。


ここからは、9/20(水)の地形チェックとなります。
【志田】

9時頃、潮は引きに向かい干潮より少し前の時間帯です。
ここも大きな変化はなく、全体的にインサイドからミドルエリアまで、一定に砂が集まっている状態となっているので、一宮~東浪見のように途中で途切れる事もなく、乗り繋げる波になっていました。
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今回にサイズアップでも、特に地形が荒らされた様子はなく、堤防や中央周辺のように沖にカレントが出ていた場所には、アウト寄りにも地形ができている雰囲気なので、肩~頭サイズのコンディションになると、形になるピークができるかもしれません。
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しかし、ミドルから手前に関しては、ワイドに反応する地形になっているので、波の切れ目を探しても素早いブレイクが目立っていて、走り重視な波質のようです。
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他のポイントと比べて、波がホレる地形なので、ボヨつくセクションが少なく、腰~腹前後のスモールコンディションにも対応できそうですが、全体的に地形が浅いので、潮が少ないタイミングでカレントの影響を受けると、素早いブレイクの波が増えてしまいそうです。
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狙い目としては、引き始めや上げに向かう時間帯の方が、波のまとまりがよく狙える波が多くなると思いますよ。


【太東】
9/20水曜日10時頃の様子から地形を判断します。潮は引きに向かい干潮寸前の時間帯でした。
ここも台風の影響でサイズアップしていたものの荒れた様子はなく、インサイドからアウトまで一定に砂が集まり、癖のない地形をキープできていました。
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台風の接近中に北東の風が強まって、ジャンクなコンディションが続きましたが、風波状態だったので、カレントが強まらず目立った深みもありませんでした。
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どちらかと言うと、これまでよりも砂の集まった雰囲気になっていると思います。
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今週からは他のポイントよりもサイズの小さいコンディションとなっていますが、膝~腰サイズに対してもインサイドをメインに対応できていて、堤防周辺のレギュラーの地形が残っているので、ロングボードを使って潮の少ない時間帯を狙えば、距離を乗る事ができるようです。


【夷隅】
9/20水曜日10時半頃、潮は干潮で一番少ない時間帯です。
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全体的には深めな地形だったので、他のポイントよりも反応が悪く、サイズ不足や風によってジャンクなコンディションとなり、イマイチな状況が続いていましたが、台風の接近でサイズが上がり、ビーチに集まっていた砂が、インサイドからミドルエリアで地形となっていました。
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台風からの直接なウネリではなかったのが、このポイントにとっては丁度良く、都合のいい時化で納まったようで、地形がアウトに広がらず、コンパクトにまとまっている様子です。
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この日のような風の弱いコンディションなら、余計なカレントもなく、素直な形に反応すると思いますが、ミドルタイドより潮の少ない時間帯に限られてしまいそうなので、条件的には難しいかもしれませんね。
このエリアが、平均胸以上のサイズになればチャンスがありそうですよ。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温は、変わらず22~23℃なので、外気が寒くなければ、タッパーからスプリングで問題なくできていましたが、シーガルかロンスプの準備があれば安心ですかね。


最後に、この先の波は、風向き次第で影響されやすいサイズだと思いますが、季節の変わり目と言うこともあり、天気もなかなか安定しないので、風向きが変化しやすそうです。
この先は東寄りの風が吹く事が多くなりそうですが、サイズをキープする意味では都合がいいと思いますよ。

各ポイントに地形があるので、最近の腹~胸サイズをキープできていれば、十分な波が見つかりそうです。
風が弱まる可能性もあり、潮のタイミング的にも朝イチの引き始めからが、基本的な狙い目になるのでは?


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
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