From BCM.タバコ&サーフィンライフ
2002-06-21 更新
「身体に悪いのも分かってるし、最近年とってパドルもキツイから止めたいんだけど…ん~でも、止められない!」サーファー喫煙者の中には、こんな感じでズルズルとタバコライフを続けている人もいるかと思います。プロサーファーでも喫煙者がいる位だから、冬のノースや6ftオーバーのウルワツを攻める人でない限り、特に問題があるわけではないでしょう。
でも、タバコをやめると明らかな違いを身体で感じるようで、
「体が軽くなった」
「朝、気持ちよく起きれるようになった」
「朝、歯を磨くときに“ウォエッ”とならなくなった」
「ご飯が美味しくなった」
「風邪をひかなくなった」
「肩こりがなくなった」
「二日酔いの辛さが軽くなった」
「吸ってた頃に比べると、息があがらなくなった」
「集中力が上がった」
「肌がきれいになった」
なんていう声を聞きました。
でも、タバコは「あなたの健康を損なう恐れがある」代物だけあって、やめて身体の調子が良くなるのは当たり前。ちなみに海外のタバコのパッケージには、「Smoking kills」(喫煙は人を殺します) 「YOUR SMOKING CAN HARM OTHERS」(あなたの喫煙は、他人の健康を損なえる)「Tobacco use makes you impotent」(タバコの使用はあなたをインポにする)(!!)などの強烈な警告が書いてあります。
そして、同じくタバコをやめてた人たちから聞こえてくるのが、意外なことに「喫煙者のマナーの悪さ」。その人たちの行動を見て「タバコ吸ってたときの俺って…最低」と自己嫌悪に陥ることもあるとか。
所構わず喫煙してポイ捨てする…確かに一部の喫煙者のマナーは最低に近いのが現状。現にビーチや海の駐車上にはタバコの吸殻が目立っていて、ビーチクリーンのゴミ統計を見るとタバコの吸殻がワースト1となっています。全てがサーファーの仕業では無いと思うけど…。
きれいなビーチ、きれいな海でサーフィンしたいと思うのは、喫煙するサーファーだって同じだと信じたいが、タバコを吸いながら板を抱えてタバコをビーチにポイ捨てして海に入る人や、タバコを吸いながらゲット(!)したいする人がいるという話を聞くとガッカリしてしまいます。ちなみに、タバコのフィルターが分解されるのに100年かかるそうなので、明らかに環境には良くありません。また、空き缶やペットボトルに吸殻を入れてゴミ箱へ捨てるのも、リサイクルの妨げになるので良くありません。
日本の成人男性の喫煙率は60%弱で、アメリカやオーストラリアに比べると約倍ということを考えると、サーファーの喫煙率も日本の方が高いことが想像できます。実際にアメリカやオーストラリアのビーチや海岸の駐車場等でタバコをふかしてるサーファーは見た事が無いです。
喫煙は個々の自由。でも、自分の健康のために、海と仲良く付き合うために、そして今後の自分のサーフィンライフのために、喫煙について考えて直して見るのも悪いアイディアではないでは!?