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『2017 VISSLA ISA World Junior Surfing Championship』 波乗りジャパンがAloha Cupで金メダル獲得!

2017-09-30 更新
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9月30日、イベント期間中最も良いコンディションに恵まれたコンテスト6日目から一夜明けた宮崎県のお倉ヶ浜。
7日目の『2017 VISSLA ISA World Junior Surfing Championship』は個人戦はなく、国別対抗のリレーレース「Aloha Cup」のSFとファイナルが10時からお昼過ぎまで開催。

個人戦と比べて「フレンドリーマッチ」と呼ばれるほどこの「Aloha Cup」はピースな雰囲気で進行。
クライマックスに向けてチームの団結を高める一日になりました。

「Aloha Cup」は1ヒート50分。
1チーム、ボーイズ4名とガールズ1名の合計5名。
一人が2本波に乗って岸に戻り、次の選手にバトンタッチするルール。
5名が乗った合計10本のスコアがカウント。
制限時間内で良い波をセレクトする技術が鍵。
選び過ぎても時間のロス、悪い波に乗ってしまうとスコアが伸びずと難しい勝負でもあります。

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(安室丈)

日本代表「波乗りジャパン」はSFのH1でフランス、アメリカ、南アフリカと対戦。
出場選手は上山キアヌ久里朱、安室丈、川合美乃里、西優司、三輪紘也。

トップバッターは個人戦の16歳以下のボーイズでファイナル進出を決めた上山キアヌ久里朱。
前半はコンスタントにスコアを重ねたフランスが他の国を圧倒してリード。
日本は上山キアヌ久里朱がスコアした2本の7ポイント台が効いて2位、3位にアメリカ、4位に南アフリカ。

後半戦、「波乗りジャパン」はミドルスコアを重ねて2位をキープ。
更にアンカーの三輪紘也がライト、レフトの両サイドで素晴らしいパフォーマンスを披露。
10本の波を全て乗り切り、トータル52.03でフランスに続き2位でファイナル進出!

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(テントがスタート&ゴール・三輪紘也)

ファイナルはフランス、日本。
SFのH2を勝ち上がったアメリカ、コスタリカ。
日本はSFと選手の順番を変えて西優司、三輪紘也、川合美乃里、上山キアヌ久里朱、安室丈。

お昼を過ぎて風の影響が強まる傾向、難しいコンディションとなったお倉ヶ浜。
スロースタートの中、フランスとハワイがスコアを伸ばして前半のトップ争い。
日本はトップバッターの西優司が7.90をスコアし一時2位につけるも、その後は良い波を掴めず3位にダウン。

後半はハワイが頭一つ抜けてリード、2位にフランス、3位に日本、4位コスタリカ。
4番手の上山キアヌ久里朱から流れが変わり、7ポイント台を2本とスコアを伸ばし、ハワイを抜いて2位に浮上。
残り8分を残してアンカーは安室丈。トップのフランスとの差は僅か1.02。
安室丈はフロントサイドでパワフルなレイバック、7.37をスコアしてトップに立つと更に7.10を重ねて2位のハワイに圧倒的なリード。
しかし、「Aloha Cup」のルールはアンカーが時間内にテントにゴールするのが条件で、オーバーすれば-5点のペナルティ。
残り10秒、必至にビーチを走る安室丈。ほぼジャストでゴールして見事にフィニッシュ。
見事、国別対抗のリレーレース「Aloha Cup」で金メダルを獲得しました!

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(安室丈の最後の走り)

終了後はインタビュアーのベンが自分のことのように喜びながらメンバーの一人一人にマイクを向け、川合美乃里はうれし泣き。
最後の猛ダッシュで息を切らせていた安室丈には、「救急車呼ぶ?」と冗談も。
ちなみに2位のハワイとは5ポイント以上の差があったため、もし、安室丈が時間切れでペナルティを課せられても日本は金メダル。
それだけ今回の勝利は圧倒的だったということです。

「Aloha Cup」での金メダル獲得は2013年以来、2度目。
2014年、2015年には2年連続で2位に入っており、チームワークが良い日本の得意分野でもあるのです。

最後に今年の日本代表のキャプテン、西優司のコメントをどうぞ。

「私達を応援してくれている皆さんに感謝します。私達は本当に強いチーム。一致団結して金メダルを今日獲得しました!」

9月30日はいよいよファイナルデイ。
朝9時からスタート予定で、閉会式まで行われる予定。

日本代表「波乗りジャパン」は川合美乃里、上山キアヌ久里朱、安室丈の3名が残っています。
16歳以下のボーイズ、ファイナルに上山キアヌ久里朱。
16歳以下のボーイズ、リパチャージR10に安室丈。
2位以上に入ればファイナル進出。
18歳以下のガールズ、リパチャージR8に川合美乃里。
2位以内に入ればファイナル進出。

現在の団体トップはアメリカ。
2位にハワイ、3位が日本、4位フランス、5位オーストラリア。

過去の日本の団体最高位は昨年の4位。
個人は仲村拓久未の2位。

BCMでは特設のライブ&スコア配信ページを用意しています。

国別対抗リレーレース
「Aloha Cup」結果
1位 日本
2位 ハワイ
3位 フランス
4位 コスタリカ

『2017 VISSLA ISA World Junior Surfing Championship』公式サイト

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「Aloha Cup」は走りも重要。

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(走る!)

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(走る!!)

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(走る!!!)

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(走る!!!!)

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(走る!!!!!)
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(最後に走り抜いて倒れる安室丈・ナイスラン!)

■「Aloha Cup」ファイナル(1ヒート50分)
日本vsハワイvsフランスvsコスタリカ


photo:ISA


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