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ヨーロッパのサーフシーン③

2008-07-21 更新
並んでいたサーフボードは、アルメリック、ロスト、パットローソンの 他に自社ブランドも...。数えればキリが無いほどだ。他にも自社のアパレルも数多く展開。またASPワールドツアーにノミネートされているライダーもいるそうだ。

マネージャーのマルコは、とてもフレンドリーで、これからの展開を色々と説明してくれた。出会ってから数時間しか経っていないのに、なんだか打ち解けてしまった感があるのはさすが「ラテンのノリ」のせいだろう。

仕事の話がひと段落したところで、マルコがPCを見ながら「ハル!波が上がってきたぞ!」とライブカムを見ながら笑顔でハイファイブしてきた。
「どこが良いか?」と尋ねると、迷わず「フランスへ行け!」と 教えてくれた。
また会う約束をしてマルコと別れた後、僕らは昨日行ったビアリッツより30kmほど北に上がったハセゴーへ行くことになった。

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高速道路に乗ってしまえば1時間ほどの距離。日本で言えば、東京から湘南に行くような感じだ。ナビゲーションシステムに従い、ハセゴーに到着。

ビーチをチェックするとサンドバーが100m間隔で出来
ていて、頭位の波が綺麗にブレイクしていた。
ウネリが北から入ってきているので、波はライトが中心。ここでも仕事を終えたサーファーが夕方から増え始めていた。

僕らもさっそく着替えてセッションに加わることに!ビーチが広いため、混雑はあまり気にならない。
唯一、気になるのは、サイドから吹く風で流される事だけ。
波質はホローだが、テイクオフはそれほど難しくない。最大セットを見る限り、4ftオーバーで本領発揮しそうな雰囲気だった。

以前に見たASPワールドツアーのビデオの波は、かなりヤバかったのを思い出した...。

2時間ほど素晴らしいセッションを終えた僕らは満足感で一杯だった。
海から上がるとセクシーなトップレスガール達が日焼けを楽しんでいて、目のやり場に困る。グロスのビーチもそうだけど、どこにでもシャワーがあるので、ポリタンクなんて携帯する必要が無いのも羨ましい限り。

帰りがけにハセゴーの街中を探索。ビアリッツと対照的に「こぢんまり」としたサーフタウンで、大人な感じの雰囲気だった。写真をバチバチ撮って満足したところで帰路に着いた。

サンセバスチャンに到着すると、すっかり暗くなっていて時刻は22時過ぎ。今日はBAR(バルと読む)へ行くことにした。郷土おつまみのピンチョスが目当てだ。ピンチョスは、クラッカーや小さい トーストの上に魚介類が中心の具がトッピングされているものだ。
バーカウンターの上にそれがずらりと陳列されており、お店ごとに味が違うとか。

BARストリートで気に入った店を見つけ、そこでサルベッサ(ビール)を飲みながら、ピンチョスを味わった。カニや魚をマヨネーズで和えたものが特に美味しかった。

一日を振り返って仕事、サーフィン、晩飯と今日も随分充実したなぁと思った。長い一日を終え、男同士の硬派な晩は今日も更けていった。

そして明日は最終サーフィン日。ウネリは残りそうだが、どこへ行くのかが問題だ。取り敢えずはサン・セバスチャンのサーフショップへ相談に行こうという結果になり、就寝することにした。

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前回のスペインでのサーフィンに続き、今回はフランスの波を満喫したハルさん。
次回のOne Earthもお楽しみに!

★BCMワンポイントアドバイス★
今回ハルさんがサーフィンしたハセゴーはフランスを代表するサーフポ イント。ベストシーズンは水温などの状況を含めて考えると8~10月。WQSの6スターイベントや、ASPワールドツアーの1戦が行なわれるのもこの時期で、サーファーだけでは無く、ビーチには沢山の人が溢れます。

特に最近のサーフィン人気は日本以上と言われており、ワールドクラスのトップサーファーから、のんびりとクルージングを楽しむ高年齢のサーファーまで幅広いタイプのサーファーを見かけることが出来ます。

なお、ハルさんも目のやり場に困った「トップレス」ですが、初めて見ると衝撃的なものの、しばらくするとその光景が普通になってしまい、意外とすぐに慣れるもの。但し、近くで写真を撮ったり、ジロジロと見るのはマナー違反なので注意しましょう。