JPSAショートボード第5戦『第22回I.S.U茨城サーフィンクラシック さわかみ杯』終了!
2017-10-10 更新
台風の影響で延期になっていたJPSAショートボード第5戦『第22回I.S.U茨城サーフィンクラシック さわかみ杯』が10月5日〜8日に茨城県の大洗で開催。
水族館前は地形が悪いために今年も南側のリーフ混じりの磯場を舞台に行われ、加藤嵐(写真最上部)&西元梨乃ジュリが優勝!
イベント前半はスモールコンディションに風の影響も入った難しい波、後半は低気圧からの大きな東よりのウネリが入り、軽く頭オーバーはあるパワフルでクセのある波で進行。
サーフボードが折れてしまうようなハードコンディション、逆にプロツアーらしい見応えある戦いになりました。
この難しい状況に番狂わせが続出、カレントリーダーの辻裕次郎、大野修聖、カリフォルニアからのスポット参戦、小林桂などが早いラウンドで敗退。
一方、若い選手の活躍が目立ち、宮崎県のお倉ヶ浜で開催された『2017 VISSLA ISA World Junior Surfing Championship』で日本人初の個人金メダルを獲得した安室丈がファイナル進出。
昨年のグランドチャンピオン、加藤嵐と対戦して序盤にリード。
しかし、バックアップを見つけられないまま、加藤嵐がフロントサイドでパワフルなターンを重ねて7.67。後半には5.60のトータル13.27。
チャンピオンの風格を感じる試合運びで今シーズン2勝目。
早いラウンドで敗退した種子島の穴を埋め、トップの座を奪い返しました。
波が上がる前の金曜日にヒートが進行した女子も難しい波に番狂わせがあり、ランキング2位の脇田沙良がR1、ディフェンディングチャンピオンの川合美乃里がR2で敗退。
一方、カレントリーダーの西元梨乃ジュリ(写真上)が新島、種子島に続き、3戦連続でファイナル進出。
種子島で抑えられた橋本恋と再対戦して序盤からリードをキープして逃げ切り優勝。
痛い敗退となった脇田沙良とのポイント差を広げ、初のグランドチャンピオン獲得に王手をかけました。
なお、コンテスト開催中に児玉涼、佐藤魁のサーフボードとウェットスーツが盗難の被害に遭ったそうです。
彼らや他選手のInstagramに写真などが掲載されているので、発見にご協力を。
JPSAショートボードシリーズは、仙台新港での最終戦まで3週連続で開催。
次の第7戦『CHIBA ICHINOMIYA PRO supported by 湾岸画廊』は10月12日〜15日。
舞台は千葉県の釣ヶ崎海岸、通称志田下です。
JPSAショートボード第5戦
『第22回I.S.U茨城サーフィンクラシック さわかみ杯』結果
1位 加藤嵐
2位 安室丈
3位 西修司、安井拓海
女子
1位 西元梨乃ジュリ
2位 橋本恋
3位 庵原美穂、野中美波
JPSA公式サイト
photo: 日本プロサーフィン連盟(JPSA)
⇒「コンテストリポート」一覧へ
※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。