2017-10-18 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

遠征中もオンショアながらサイズをキープして遊べる状態が続いていたようで、ミドル~アウトにかけてのスケールが広がった地形がメインになり、胸以上のサイズがあれば十分な距離を乗れていたのかと思います。
最近も肩~頭サイズをキープしているので、17日の夕方のように、風が弱まれば意外や意外、、、練習できる波になっていましたよ。
それでは、各ポイント毎の
地形レポートです!
【一宮】10/17火曜日の8時半頃、引きに向かい干潮寸前の潮の少ない時間帯での地形レポートです。
特に「きまった」地形が残っているワケでもなく、基本的にはまとまりの悪そうな地形だったので、大きく変化した印象はありませんでしたが、全体的にミドルエリアに砂が集まって反応する地形が広がったように思えました。

左側では堤防周辺のカレントが強まって、ピークの定まりにくいコンディションのようです。

チビ堤防にかけて中央寄りのミドルエリアには、広く反応する地形はあるものの、カレントの影響を受けて安定したピークが少なく、潮の多い時間帯はブレイクがトロくなり、ショルダーの厚い波が目立ってしまうかもしれません。

右側に関しても反応する地形は広がっていて、堤防周辺のレギュラーの雰囲気が残っていましたが、やはり形にまとまっている様子ではなく、頭以上のサイズだと、潮の多い時間帯でもワイドなピークが多くなっていました。

ショルダーから狙って乗れる波はありましたが、地形の端にできるフェイスの短い波になってしまうのかと。。。

しかし最近のオンショアコンディションで、中央寄りのインサイドからアウトに向かって流れるカレントが強まっているので、このカレントの周りには、潮の多い時間帯でも乗り繋げるブレイクになる可能性がありそうです。

手前のショアブレイクゾーンの地形がなく、インサイドは全体的に荒れた状態となっているので、トロめながらもメインは中間のセクションになると思います。

胸~肩サイズまで落ち着いた場合は、潮の少ないタイミングでショルダーの張る波になりそうでしたので、引き始めからや上げに向かうタイミングが、無難な狙い目になると思います。
【サンライズ】10/17火曜日の8時半頃、干潮で潮の動きは止まっている時間帯です。

ビーチが削られてインサイドには狙える地形はなく、堤防や中央周辺では沖に出る流れが強く、ウネリがヨジれて乗り難い波が目立っていました。

左側も地形のまとまっている様子はないようですが、手前の反応するエリアが広がった印象なので、整ったコンディションになれば、手前のショアブレイク気味なブレイクを狙えるようになるかもしれませんね。

最近もこれまで通り右側のレギュラー狙いがメインになりそうですが、アウトまで地形が広がっているので、頭以上のサイズで潮の少ないタイミングになると、ピークからワイドに反応する波が多くなり、ハードなコンディションなる傾向です。

また、カレントにあおられてブレイクする状態なので、波数が多く見えると思いますが、潮が増えるとショルダーが厚く短い波になる可能性があるので、引き始めからを無難に狙い、上げの場合はミドルタイドを基準に、ボヨつく前にやった方がいいのかもしれません。
何れにせよオフショア待ちな状況です。。。
【東浪見】10/17火曜日の11時頃、上げ始めて2時間くらいなので、潮は少な目のタイミングでした。
ここもミドルエリアを中心に砂が集まっている印象でした。

やはり頭以上のサイズになると潮の少ないタイミングは、ミドルエリアでワイドに反応する波が目立とますが、上げに向かう頃になると形にまとまり始める傾向のようです。

サンライズのように中央から沖に出るカレントが強まり、このアウトはピークがハッキリしているものの、ブレイクは不規則でスムーズさに欠ける様子でした。

左側も堤防からのカレントでアウトまで砂の集まった地形となり、アウトをメインにレフトのブレイクや、中央寄りからのレギュラーが狙えそうです。

カレントで反応するピークは力のある波になり、中央寄りの波を狙えば乗り繋ぐ事も可能のようです。

また、右側の堤防周辺にできるレギュラーが、やはりメインの狙いどころとなってきそうですね。

今のところ安定して距離を乗れそうな様子ではないものの、手前に集まった地形で、左側~中央と比べて手前の複雑さもなく、トロめな形で人気になりそうな雰囲気です。
しかし、潮の多いタイミングでボヨつきが目立ち、ショルダーの短い波が多くなりそうだったので、ここも引き始めからやミドルタイドが基準になると思いますよ。
【志田】火曜日10/17の11時半頃でした。潮は上げに向かいミドルタイドの少し前の時間帯での地形チェックです。

ここも全体的にミドルエリアに集まった地形で、大きく変わった様子はないようでしたが、ここ数日もクローズ気味でジャンクな状態が続き、カレントが強まっているようです。

やはり、堤防や中央からは沖に出る流れが目立ち、この周辺ではアウトまで地形が広がっているので、頭以上のサイズや、干潮から比較的潮の少ないタイミングにかけては、まとまりがなくなり、ワイドな反応になってしまう傾向です。

ここは他よりも手前に集まった地形なので、ピークからインサイドまでパワーのあるセクションが長くなりそうで、サイズが下がった場合でも対応できそうでした。

サイズがあれば、満潮の時間にかけて狙うと形がまとまり、波の切れ目が見つかりやすくなると思いますが、サイズが落ち着いてしまうと、カレントの深みでボヨついてしまう可能性もあるので、ミドルタイドから早めの入水が良くなるかもしれません。
【太東】10/17火曜日12時頃の様子から地形を判断します。潮は上げに向かいミドルタイドくらいのタイミングになっていました。
荒れた雰囲気ではあるようでしたが、北東の風が続いてカレントが働き、このポイントに砂が集まった状況だと思います。

堤防からの流れによってアウトにも地形があり、地形のスケールが広がっているので、ミドルエリアでは頭近いサイズになると、干潮に近い時間帯はワイドなブレイクになってしまう波が多くなってしまうかもしれませんが、堤防から離れてピークになる波は、ショルダーに切れ目ができて、レギュラーのブレイクになるようです。

腹前後のサイズになれば、堤防周辺にできるピークからも抜けられるレギュラーが出現するかもしれませんね。

しかし、サイズの割にこのタイミングで既にボヨついている状態だったので、形のまとまりはよくても、満潮の時間帯はショルダーが短くなってしまう可能性があり、腰~腹以下のサイズにとっては、反応がイマイチな地形のようですよ。

引き始めからの反応がよくなるタイミングや、上げに向かう早めの時間帯が狙い目になると思います。
【夷隅】火曜日10/17の13時頃、上げに向かい満潮に近いタイミングなので、潮の多い時間帯です。
オンショアの荒れたコンディションが続いていたので、さすがに地形は変わった様です。

しかし、ビーチの削られた砂はインサイド~ミドルエリアに集まり、サイズが落ち着けば、アウトでの余計な反応もなくなり、胸~肩・頭サイズのコンディションなら、ミドルでピークがまとまりそうな様子でした。

No.1~4にかけて、オススメできないコンディションですが、手前にまとまっている地形なら、天気とサイズ次第で十分遊べる波が見つかると思います。

カレントの影響がありながら、この時の時間帯で反応はしっかりしていたので、引きに向かうタイミングなら、ショルダーの張り具合も良くなる可能性がありそうです。

天気のいい日に、ミドル~干潮のタイミングでチェックするのもアリだと思います。
今回のポイント毎の
地形レポートは以上になります。
さて、
水温は、この時期にしては18℃以上なので暖かいのかと思いますが、最近の外気の寒さで、自動的にフルスーツとなってしまいますね。
最後に、
この先の波に関しては、オンショア続きな雰囲気なので、基本的には待機か他のエリアに移動ですかね。。。
ここ数日も頭サイズをキープしているので、北東の風が強まると、あっさりクローズコンディションとなってしまいそうです。
台風の接近も予想され、予報通りのコースで近づいてしまうと、間違いなく北東ビュービューだと思います。
今年は大きな時化も少なく、このエリア全体的に砂の集まった状態となっていたので、クローズ続きになると、インサイドからミドルエリアにかけてカレントが強まり、地形にとっても悪影響になるのかと。。。
今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
それでは、また来週(木or金)レポートをお届けします。
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