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一宮エリア

2017-12-07 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
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前回の更新(11/30)後から地形に関しては、前回(11/30更新)までのカレントが目立っていた余韻が残る雰囲気となり、最近のサイズに対しては反応する範囲が狭く、インサイドも対応できていた地形が、一宮や志田周辺に限られていたようです。

潮のタイミングも満タンに近づくほど波数が減少し、ボヨついてショルダーの短い波になってしまうポイントがほとんどだったので、このエリアはピンポイントでタイミングを当てないと、残念な結果になっていたと思います。

それでは、各ポイント毎の地形レポートです!


【一宮】
12/5火曜日の13時半頃、潮は上げに向かい、ミドルタイドより少し前の時間帯での地形レポートですが、全体的な地形の印象は変わりない様子です。
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今回はこれまでと比べて控えめなサイズとなっていますが、インサイド~ミドルをメインに砂が集まった状態をキープしているので、この日のようなスモールコンディションに対しても、狙えるそうなピークが残っていました。
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地形的には、多少手前に寄った雰囲気もありますが、大きな変化はないと思います。
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正面右側や中央のチビ堤防周辺に形になる地形が残り、ギリギリなサイズな割に距離を乗れていたようです。
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やはり正面左側やチビ堤防の右側には、カレントの深みが残り、サイズに対して反応の悪い状況となっていたので、メインの地形が限られてしまい、混雑しやすいのかもしれません。
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個人的には、引きに向かう時間帯がオススメですが、波が上がっても、十分狙える地形はキープできているので、風の影響がなければ、サイズ次第で期待できそうです。


【サンライズ】
12/5火曜日の14時半頃、潮は上げに向かいミドルタイドくらいの時間帯です。
ここも全体的に変わった様子はありませんでしたが、カレントが強まった所ではまとまりが悪く、今のところショアブレイクにしても狙える地形はありませんでした。
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ミドルエリアをメインに砂の集まった状態となっているので、波のサイズが小さくなるほど反応する範囲が狭くなり、インサイドに近づくにつれショルダーの厚くなっていくブレイクが目立ってしまうようです。
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最近のサイズに対しても狙える地形が正面から右側に限られた印象があり、この時のように潮が上げに向かうタイミングで波数も減少傾向なので、地形も限られてしまい、やはり混雑しやすい様子でした。
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同じ潮位でも引きの方が反応はよさそうでしたね。
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ここもサイズ待ちな状況となっていますが、左側半分の様子が悪いので、波質を含めても基本的にはこのままの雰囲気でのサイズアップになりそうです。
アウトの地形がまとまっていれば、これまでより形よくブレイクする可能性があるかもしれませんが。。。


【東浪見】
12/5火曜日の15時頃、上げに向かいミドルタイドをすぎて潮の多い時間帯になっていました。
ここも地形の変化は無さそうでしたが、サイズ不足となり反応する地形が限られた状態となっていました。
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全体的にミドルエリアをメインに砂の集まった印象となっていますが、右側のレギュラーを含めても深い様子で、この日のような腰前後のサイズには反応する範囲が狭く、この時のように潮が多くなると極端に反応が悪くなっていました。
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やはりインサイドには地形がなく、ショアブレイクもまとまらい状況なので、他のポイントと比べても対応できていないように思います。
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最近のサイズに限っては、左側の手前が狙い目となっていましたが、ロングボードに向けな雰囲気がありました。
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潮の引きに向かうタイミングで多少反応がよくなっているものの、ショルダーが短くダラダラとしたフェイスが目立っているので、今の様子からは、胸以上のサイズがないと満足できる距離を乗れるブレイクはないのかもしれません。


【志田】
火曜日12/5の16時頃でした。潮は上げに向かい満タンより少し前の時間帯での地形チェックです。
ここも前回(11/30更新)と特に変わらない様子となっているので、他のポイントと比べて全体的にインサイド~ミドルに砂の集まった地形が続き、この日のようなスモールコンディションに対しては、一宮と同じくこのエリアの中でも対応できているポイントだと思います。
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左側は控えめながら、中央から右側にかけての地形が残り、まとまったピークがいくつかありましたよ。
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これまでのような平均胸サイズにとってはあまり気にならなかったものの、堤防際や中央周辺のようにカレントが目立っていた所には、このサイズにとって深い状況となっているので、潮が多い時間帯になると、ショルダーのキレメができて形的にまとまりのいい印象になっていました。
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普段は走り重視なブレイクが目立っていますが、風の影響がなければ、この日のようなスモールコンディションに対しては、他のポイントよりもスムーズなブレイクが見つかりやすいと思います。
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落ち着いた状況が続いて地形が手前にまとまる傾向ながら、サイズが上がってしまうといつも通り潮の少ない時間帯でワイドな反応になってしまいそうなので、今回のサイズを含めても、基本的には上げに向かうタイミングが狙い目ですかね。


ここからは、12/6(水)の地形チェックとなります。
【太東】

12時半頃の様子から地形を判断します。上げに切り替わる潮の少ない時間帯でした。
今週(12/4週)に入ってからは、ここに届くようなウネリがなく、この時のような潮の少ないタイミングになんとかブレイクしているものの、スネ前後のほぼフラットなコンディションとなっていたので、距離を乗れる訳もなくロングボードにとっても厳しい状況が続いていました。
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風の弱い日が続いていたので、カレントも目立たなくなり、地形に関しても少しずつ手前に寄る傾向だと思いますが、天候が悪化しなければ、急激な変化はなさそうですね。
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腰サイズあれば、ミドルタイドより潮の少ない時間帯を狙って、堤防手前からのレギュラーで遊べていましたよ。
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サイズと風向き次第で、ビギナーから練習できるコンディションになりそうです。
胸以上のサイズになれば、潮の多い時間帯から狙えるかもしれません。


【夷隅】
水曜日12/6の13時頃、潮は上げ始めたばかりで、未だ少ない時間帯です。
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ここが目立つようなサイズにはならず出番がなかった状態です。
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やはり最低でも胸サイズないと、波数を含めても望めない様子のようですが、最近は風の穏やかな日が続いていたので、余計なカレントもなく、地形に関してはインサイド~ミドルエリアがメインとなりながらも、サイズ次第で狙える状態をキープできていると思います。
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穏やかなコンディションが続いているので、これまでよりも多少コンパクトな形に反応する可能性もあり、条件はなかなか揃いませんが、胸~肩サイズで風がないような場合は、引きに向かう時間帯で中級者にとっても易しい形でブレイクする波が見つかるかもしれません。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温は、ジワジワと下がり傾向なので、ジャージよりもラバー生地の方がいいと思います。
5㎜なら問題ないかもしれませんが、3㎜の場合はブーツがあった方がよさそうですよ。


最後に、この先の波に関しては、ウネリがまとまって届くような様子は今のところなさそうですが、天候の変化で風向きや強さが変わりやすい予報なので、急激なサイズアップがあるのかもしれません。
この時期は基本的に北~北西の風がメインになるので、個人的にはこの風が強まると一気に下がってしまう印象がありますが。。。

更に、風が変わりやすい状況だと、アウトでウネリがまとまらないので、ブレイクする波質も見た目より複雑になる可能性があると思います。
この先もオフショアや風の弱い日はありそうなので、天候条件が合う日を重点的に狙うしかなさそうです。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
それでは、また来週(木or金)レポートをお届けします。

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