一宮エリア
2017-12-13 更新
皆さん、お疲れ様です!波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

前回の更新(12/7)後は、通過した低気圧のウネリが狙い目となり、土曜日(12/9)にかけて肩サイズの波をキープし、翌日曜日まで胸くらいのウネリが残っていました。
予想よりも天気が荒れる事なく、風も穏やかで全体的に整ったファンなコンディションになっていたと思います。
多くのポイントで潮の引きに向かう時間帯に、地形に対して反応がよくなり、波質も素直で癖のない波になっていたようです。
しかし月曜日(12/11)からは西よりの風が強まって、サイズが下がり傾向となってしまい、残念ながら今回のウネリは長くは続きませんでしたね。
一宮~サンライズの右側や、志田周辺ではスモールサイズにも対応できる地形があるものの、ピークが限られて、ブレイクする範囲も狭いので、少人数でも混雑した雰囲気になりやすい印象でした。
それでは、各ポイント毎の地形レポートです!
【一宮】
12/11月曜日の13時半頃、潮は引きに向かいミドルタイドより少し前のタイミングでの地形レポートです。





【サンライズ】
12/11月曜日の14時頃、潮は引きに向かってミドルタイドくらいの時間帯です。
やはり腰~腹サイズに対しては、ブレイクする範囲がインサイドに限られてしまっていました。



サイズ次第でこちらは遊べる波が見つかるかもしれません。


潮が多い時間ほどボヨつきやすい様子ですが、引きに向かうタイミングなら波質も変わってきそうで、基本的には引きに向かうタイミングの方が、スモールコンディションでは長く練習できると思います。
【東浪見】
12/11月曜日の15時頃、潮は引きに向かいミドルタイドをすぎたくらいです。
ここも特に変わった様子はなく、腰腹サイズに対しては一宮やサンライズと比べて反応する地形が狭くなっている印象です。
全体的に深い雰囲気となっていて、特に潮の多いタイミングは引きの時間でもボヨつきやすい様子です。



【志田】
月曜日12/11の15時半頃でした。引きに向かって干潮に近い時間帯となり、潮の少ないタイミングでの地形チェックです。
地形が影響されるようなコンディションはなく、全体的な印象は変わりない様子です。




しかし、ここも胸~肩サイズで風の影響がなければ、ピークが増えて、中央~左側も十分狙えるコンディションに期待できそうですよ。
その場合は、ワイドな波を避ける為にも、上げに向かうタイミングがメインの狙い目となりそうです。
ここからは、12/12(火)の地形チェックとなります。
【太東】
11時半頃の様子から地形を判断します。潮は満タンで引きに切り替わるタイミングでした。
他のポイントが胸~肩サイズに上がったタイミングに、ワンサイズ小さめながら、ここも腰~腹くらいの波が届いていましたが、殆どの日はサイズ不足で厳しい状況となっていました。


比較的潮が上げに向かう時間帯で形がまとまり、増えて満タンに近づくほどボヨついて波数が減少傾向だったので、引き始めからを狙って、波数を確認してからの入水の方が、長い時間練習できるのでは?
しかし、最低でも腰~腹サイズになるまでは待機状況のようですが。。。
【夷隅】
12/12火曜日の12時半頃、潮は引き始めていましたが、ほぼ満タンの時間帯です。
ここも穏やかなコンディションだった事もありますが、他のポイントと比べても、特にインサイドに砂が集まった印象でした。




今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。
さて、水温は、今週(12/11週)からの西風の影響か、前回より1~2℃下がっている状態です。
この先も下がる可能性が高く、外気の低さも含めると、朝夕はドライスーツ等できる限りの完全装備を整えた方がいいと思います。
最後に、この先の波は、しばらくこの時期定番の西~北西の風が吹き続ける予報なので、波も下がり傾向にされてしまい、今週(12/11週)中はサイズ的に期待が薄い状況かもしれません。
今のところは限られた狙い目ながら、土曜日が雨予報となって気温が変動するようなので、このタイミングで沖の状況も変わってくる可能性がありそうです。
直接低気圧が影響するような様子は今のところありませんが、北西で抑えられた力の弱い波が続くよりいいと思います。
南よりのウネリの場合は、これまでと違う形に反応すると思うので、癖も違いそうですね。
今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
申し訳ありませんが、来週(12/18週)の更新はお休みを頂きます。
予めご了承頂けます様、宜しくお願いいたします。
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