南房総エリア
2018-01-17 更新
皆さん、こんにちは!波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」南房総エリア担当の鈴木国雄です。

新しい年を迎え二度目の地形レポートとなりますが、前回(1/10)更新時は通過した南岸低気圧の影響で「オーバーヘッド」、もしくは「クローズアウト」コンディションでの取材となり、その後一気にサイズダウンしてしまい、ほぼ一週間に渡り腰前後のスモールコンディションが続いている「南房総エリア」です。。。
そうなると、地形の良し悪しがカギを握ります。
と言う事で、今週も「地形レポート(1/16火曜日チェック)」を、早速お届けしたいと思います。
それではいつも通り『千倉』から。
まずは監視所側。
今回も残念ながら、インサイド~ミドル手前が極端に浅く、ミドル付近が深目な地形は改善されていません・・・。
ですので、サイズが無い時等は、インサイドのショアーブレークオンリーとなってしまいます。
・1月16日(火)、ロータイド約1時間前の監視所側。

例年ですと、1月末から2月初旬にかけて「春先特有の良い地形」が決まり出しますが、今年はちょっと心配ですねえ・・・。
そして教習所側。
こちらも、監視所側とほぼ同じ様な「インサイドよりが浅くミドル付近が深目」な地形のままですが、それでも監視所側よりは若干ましで、ミドル手前の浅瀬で反応していました。
・1月16日(火)、ロータイド約1時前の教習所側。

次はお隣『千歳』。
取材の時は、潮の少ない時間帯でサイズも腰~腹前後有りましたので、三ピーク共小さいながらも、まずまずのコンディションで楽しめていました。
ただ、このサイズですと、潮が多くなるに連れてコンディションを落としてしまいます。
・1月16日(火)、ロータイド約50分前の正面。


・1月16日(火)、ロータイド約50分前の左寄り。

今回の取材時は、潮が多くて露出していませんでしたが、

そして和田方面『花籠』。
前回(1/9)の取材時は、オンショアと南ウネリをダイレクトに受け、「クローズアウト」状態で地形の変化が判断しずらかったのですが、昨日(1/16)見た限りでは、やはり未だ未だミドルが深目な地形ですねえ・・・。
テイクオフは出来ますが、すぐウネリに戻ってしまう波がほとんどでした。
・1月16日(火)、ロータイド約40分前の正面。

以前の最悪の状況からは脱していますが、まだまだ本調子には程遠いですねえ・・・。
右寄りも前回(1/9)取材の時は大荒れの状況でしたので、今迄の良い地形が崩れてしまうのでは?と心配しましたが、今回(1/16)の取材時は、更に上向いた様に見えました!
・1月16日(火)、ロータイド約40分前の右寄り。

続いて『大原駐車場前』。
今迄何度か「Aフレーム」の素晴らしい波をご紹介しましたが、残念ながらサイズが有ってこそ出現するブレークだった様です・・・。
・1月16日(火)、ロータイド約30分前前の大原駐車場前左寄り。

正面は、テイクオフの後ウネリに戻ってしまう波ばかりでしたので、まだまだこの辺りが深目の地形の様です・・・。
・1月16日(火)、ロータイド約30分前前の大原駐車場前。

そして最後に『白渚』。
まずは河口寄り。
こちらも今迄はサイズに助けられていた様で、やはりこのサイズだとかなり厳しい状況です。
トップのみブレークしてウネリに戻り、最後はショアーブレークと言うパターンばかりでした。
・1月16日(火)、ロータイド約20分前の河口寄り。

そしてS&S寄り。
こちらも、サイズが無いと同じポイントとは思えない程、コンディションが悪化してしまいます。
取材時は、上級者とみられる方が、ショアーブレークに1アクションを入れていましたが、一般サーファーには難しい波ですねえ・・・。
・1月16日(火)、ロータイド約20分前のS&S寄り。

以上が、今週(1/16チェック)の当エリアの地形概況となります。
それでは最後に水温。
結論から言うと、水温が非常に低下しており、「ブーツ」は勿論の事、薄手の「グローブ」も有って良い位です。
やはり、連日の西寄りの風のせいでしょうか?!聞く所によると、黒潮が蛇行していて魚も獲れないとか・・・。
何れにしても、風邪など引かぬよう、万全の態勢でお楽しみ下さい。
今回は以上となります。
それでは、また来週(水or木)にお届けします。
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