『2018 ISA World Longboard Surfing Championship』2日目 田岡なつみがR3進出!
2018-01-22 更新
現地時間1月21日、中国・海南島「日月湾」で開催中の『2018 ISA World Longboard Surfing Championship』はコンテスト2日目を迎え、ウィメンズR2。
敗者復活戦のリパチャージ、メンズR1〜R3。ウィメンズのR1〜R2が進行。
初日同様にスモールながら形良いレフトブレイクでしたが、潮が引いていた朝の内は波の見極めが難しく、R2に進出した選手でもロースコア止まりが目立っていました。
そんな中、ハワイ代表のホノルア・ブロムフィルド、日本代表の田岡なつみ(写真最上部)、ブラジル代表のクロエ・カルモン、ペルー代表のマリア・フェルナンダ・レイズ、アメリカ代表のトリー・ギルカーソンはスコアを伸ばし、余裕のラウンドアップ。
現時点ではこの5名が優勝候補と言えそうです。
R2終了後、田岡なつみはインタビュアーを務める日本でもお馴染みのバイリンガルのベン・ウェイにマイクを向けられ、「2本揃えることが出来たので、自信になった」とコメント。
同ヒートにはアメリカ代表で2015年のWSLワールドチャンピオン、レイチェル・ティリーもいましたが、その彼女でさえ手こずり、3位でリパチャージ行きを強いられていました。
その他、日本代表はリパチャージで権守賢治が勝ち上がった一方、叶多和子が敗退。
団体では暫定8位です。
この日、田岡なつみと共に注目を集めていたのはウィメンズR2で長いノーズライドを決めたペルー代表のマリア・フェルナンダ・レイズ(写真上)
暫定6位のペルーはISAの強豪国でもあります。
「自国を代表しての出場を誇りに思うわ。そして、勝ち続けたい。私は元々ショートボードをやっていたんだけど、ロングボードに切り替えて順調なの。一歩一歩上を目指し、最終的に世界チャンピオンになるのが目標よ」
開催国である中国代表はメンズのHuang Wei、ウィメンズのGuo Shujuan(写真上)がリパチャージを勝ち上がり、中国では初のメダル獲得に繋げました。
また、中国・台北(オリンピックを始めとする国際スポーツ競技での台湾の呼称)代表はHai-Hsin PanとCheng-Chih Yuanの2名、ウィメンズではMei-Hsin Panがリパチャージを勝ち上がっています。
「ISAイベントは初参加なんだ。全ての国が大家族のように集まるのは素晴らしいことだね。個人のコンテストよりもこのような団体の方が楽しいよ。目標はいくつかのヒートで勝つことだった。もちろん、ファイナルまで進めれば凄いけど、最初のISAイベントだからね。ファイナルに進めなくても、自国を代表して出場出来ただけで幸せさ」と中国・台北代表のHai-Hsin Panはコメントを残しています。
今シーズン、QSのオープニングイベントの舞台となって注目を集めた中東の国イスラエルはメンズに唯一の代表選手Oded Udi Shomer(写真上)が参加。
残念ながらリパチャージで敗退したものの、今回は出場することに意義があったようです。
「今回は多くのことを学んだよ。世界中の多くの素晴らしいサーファーと出会い、友人を作ることが出来た。世界のベストサーファーと勝負することで、このスポーツを違った形で見ることも出来たね。皆からヒントや情報を得たよ。イスラエル代表としてこの舞台に上がることは非常に困難だった。イスラエルには素晴らしいコミュニティがあり、彼らがサポートしてくれたのさ。今回の旅費の多くは私を信じてくれているビーチタウンの寄付。彼らは中国行きを激励してくれた。’夢を追ってみなさい’と私に言って信じて送り出してくれた皆のために戦ったんだ」
現地時間1月22日はメンズのリパチャージR3.
リレー形式の団体戦アロハカップがファイナルまで行われる予定。
アロハカップは日本が得意な競技。
ライブ中継も行われるので、応援しましょう!
『2018 ISA World Longboard Surfing Championship』公式サイト
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photo:ISA
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