非会員上部PR枠用
 

一宮エリア

2018-03-22 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
gatyapin_2







北東の荒れたコンディションでのスタートとなってウネリのまとまらない状態でしたが、土・日にかけて風の変わり目となったタイミングでフェイスが整い始め、その後も南風ベースな天候が多く、胸前後の東ウネリが残っていたので太東周辺も狙える状態となり、このエリアは整ったフェイスでレベル別に対応できていたと思います。地

形に関しても、ちらほら深みが目立っていましたが、日中の潮の変動が大きくなり、引きに向かう時間帯が延びたので、東浪見~志田周辺では、この頃のサイズに対応できてスムーズに反応する波がありましたよ。

しかし、今週(3/19週)からは北東の風が強まり、3/21水曜日の時点でクローズアウトとなってしまいました。

それでは、各ポイント毎の地形レポートです!


【一宮】
3/20火曜日の14時頃、上げ始めたばかりで潮は少ないタイミングでの地形レポートです。
_1
地形がアウトに広がった印象になり、サイズのわりに距離を乗れる状態ではありましたが、風の影響を受けてカレントが強まっていたせいか、堤防周辺やインサイド~ミドルエリアは地形が深くなってしまい、ブレイクが途切れる所が目立っていました。
_2
特に右側は沖と手前で地形が分かれ、中間でブレイクが途切れてしまい、基本的にはアウトがメインの状態なのかもしれません。
_3
しかし、ここ数週間で潮まわりも春になり、日中の潮の変動が大きくなっているので、腹前後のサイズに対しても潮の少ない時間帯でアウトの地形が使えるタイミングがありそうです。
_4
インサイドに関しては、地形をキープできているものの、潮が少ないと極端に浅い状態となってしまうのでまとまりが悪く、潮の多い時間はサイズがないと狙えないようでした。
中央のチビ堤防を含め、全体で地形の安定感はありませんが、メインの左側や、それより北側には乗り繋げる地形が残っていましたよ。


【サンライズ】
3/20火曜日の15時頃、潮は上げに向かいミドルタイドより少し前の時間帯です。
堤防周辺を中心にアウトの地形が広がった印象になり、スムーズに繋がれば距離を乗れそうな様子ですが、やはり強まったカレントが影響してしまい、全体的にミドルエリアが周りよりも深いので、ブレイクが途切れやすく、インサイドの地形に素直にウネリが届かなくなっています。
_1
沖では胸前後のサイズでも頻繁に反応していたので、潮の少ない時間帯ではスモールサイズにも対応できそうですが、一宮と比較すると若干深い雰囲気があり、ショルダーの短い波が目立っていたと思います。
_2
ポイント全体で荒らされた地形となっていながらも、右側では唯一カレントに反応してピークとなるレギュラーを狙えそうな様子なので、コンディションが整えば練習できるのでは?
_3
潮が少ないと、カレントが目立ち波のまとまりが悪くなりそうなので、狙い目としては潮の多い時間だと思いますが、上げよりも引きの方が中間での余計なボヨつきがなさそうです。


【東浪見】
3/20火曜日の15時半頃、潮は上げに向かいミドルタイドくらいの時間帯でしたが、ここもアウトでのブレイクが頻繁になって沖がメインとなっていました。
_1
単純にサイズとカレントに反応している雰囲気があり、地形に関しては、右側を除いては特別アウトに砂の集まっている感じではないのかもしれません。
_2
やはりミドルエリアでのカレントが強まり、周りよりも深く複雑な状態なので、ここもスムーズに反応する波は少なくなりそうですが、インサイドよりもアウト寄りで分散しているので、一宮やサンライズのように手前で極端に途切れるような地形ではないようです。
_3
サイズと潮の具合で乗り繋げる地形が残っているかもしれませんね。
_4
右側に関しては、カレントが強まっていたので、これまでよりもアウトでの反応が頻繁になるかもしれません。
ワイドなブレイクが増えそうですが、安定感のあるレギュラーが反応し、胸以上のサイズでファンな雰囲気があったので、可能性はあるのでは?
サイズや天気が落ち着けばカレントも弱まると思いますが、引き始めからを基準にして、干潮のヨレやすい時間や満タンのボヨつくタイミングは避けてもいいと思います。


【志田】
火曜日3/20の16時頃でした。潮は上げに向かいミドルタイドをすぎたくらいのタイミングでの地形チェックです。
右側をメインに地形がアウト寄りな印象となっていますが、ここも東浪見のようにミドルエリアでカレントが強まっていながらも、中央から左側に関しては、これまでの状態をキープしている感じがありました。
_1
やはり堤防周辺やいつも通り中央からのカレントが目立ち複雑に反応する波が増えていますが、一宮方面のようにブレイクは途切れる事もなく、地形は繋がっている状態のようです。
_2
しかしアウトがメインになり、ピークから力強く反応するブレイクになりそうです。
_3
これまでも肩頭サイズでワイドになりやすい雰囲気がありましたが、潮の多い時間帯や胸以下の小波に対してはまとまりのいいタイミングがあったので、中上級者向けではありますがオールラウンドな地形だと思います。
_4
良いレギュラーが出現する可能性もあるので、まずはカレントに注意して右側狙いかと。
いつも通り上げに向かうミドルタイドや、引き始めをチェックするのが無難そうですね。
サイズが残るうちは左側まで広く使えると思います。


【太東】
3/20火曜日17時頃の様子から地形を判断します。潮は上げに向かい満タンに近い時間になりました。
ウネリはないもののミドル~インサイドを含めてカレントが強まり、堤防周辺では地形ごと荒れて、周りより深い状態となっていました。
_1
堤防よりアウトでワイドに反応する波が目立っているものの、今のところ形になる地形はなく、潮が多くなってもまとまる様子はありませんでした。
_2
しかし、ガスト方面から砂が集まって来ているので、カレントが弱まれば、堤防の内側にスモールサイズ用のレギュラー地形が出来上がるかもしれません。
_3
膝~腰サイズに対しては、中間から手前が深めな雰囲気なので、潮のタイミングを合わせる必要があると思いますが、引きのタイミングならいい時間帯があるのでは?
これまでよりもワイドなブレイクが多く、堤防から離れて地形ができそうでしたよ。


【夷隅】
火曜日3/20の17時半頃、潮は上げに向かい満タン寸前の時間帯です。
少しずつ地形がまとまり始め、アウトの地形をキープできていたので、この時のように潮の多い時間帯での反応もよくなっていました。
_1
No.1のレフトは雰囲気もなくなってしまいましたが、No.2~3にかけては使える地形が広がり、中央でシフトして形になるピークや、テトラ際でダブルアップする波もあり、これまでよりもバリエーションが増えてきたと思います。
_2
しかし、このタイミングではピークでのスムーズなブレイクはあっても、ショルダーはボヨついて短くなってしまうので、狙い目としてはイマイチですかね。。。
_3
この日は北東の風の影響を受け荒れた状態でしたが、サイズ的には肩前後でワイドな反応もなく、地形としては意外とまとまっている様子がありました。
_4
基本的には風の影響がなく、カレントも極めて弱まるコンディションが理想ながらも、引き始めからのチェックで練習になる波が見つかるかもしれません。
他のポイントが、潮が引いてまとまりが悪いようならチェックする価値ありだと思いますよ。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温は12℃前後と、フル装備な雰囲気が残り、特に温かく感じるほどではありませんでしたが、先週(3/12週)のような気温の上昇していた頃は、グローブなしで個人的には問題ありませんでした。


また、この先の波に関しては、今回の低気圧の通過が影響し既に北東コンディションのクローズアウトとなっているので、週末(3/24・25)までサイズは残りそうですね。
上級者コースながらも、今日3/22(木)の午後から見張りスタートかと。

通過後は南風が強まる可能性を含めると、サイズは下がり傾向になりそうなので、金曜日(3/23)からの狙い始めでちょうどいいのでは?
ここ数日の天候は地形にとっても悪影響となり、各ポイントでミドルエリアや堤防付近では、カレントの影響で手前が荒らされ、地形が深くなっている所が増えそうです。

一宮~サンライズはアウトがメインの離れ小島のような地形が予想されるので、サイズに自信があるなら、できるだげ早いタイミングの方ががよさそうですね。
潮の少ない時間帯を狙って、スモールコンディションに対応できるタイミングはあるかもしれませんが、途中でブレイクが途切れたり距離を望めない波が多くなる可能性がありそうですから。。。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

それでは、また来週(木or金)にレポートをお届けします。

*****
レポート一覧へ
*****