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やっぱりバリ①

2009-05-08 更新
僕が今までサーフトリップした場所で、もっとも良い波に当たる確率が高かったのは、インドネシアとモルジブ。その中でも、日本からのアクセスが良く、物価も安く、家族を安心して連れて行けるのはバリ島だろう。

ゴールデンウィークの前は飛行機代も安く、5日間ほど休みが取れたので、2歳になる娘を僕のお母さんに預けて夫婦でバリ島に行くことにした。
出発前日は、海パン2枚と歯ブラシをカバンに詰めて(笑)といった感じで、10分でパッキングが終了するのも南国は楽でいい。

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成田からの飛行は7時間、デンパサールに着陸する瞬間に空港近くのポイントで波がブレイクするのが見えた。それを見て、心躍らせ小さくガッツポーズした。
飛行機を降りるとインドネシア独特の香りが漂ってくる。「やっぱり旅はいいなぁ」と思う瞬間だ。

空港には今回ガイドしてくれるアモーが迎えに来てくれていた。今回サーフィン出来るのはたった三日間。えっちゃん(僕の奥さん)もちゃんと波乗りを楽しませたいと思ったから、今回はガイドを日本で手配しておいた。

日本語の達者なアモーの運転で、ホテルまではあっという間。早速、ホテルにチェックインした後、アモーと翌日のピックアップ時間を約束して、僕らは日本では高くて行けないマッサージ屋に直行。
コリを癒したところで美味しいインドネシア料理を頬張り、明日に備えて早めに就寝することにした。

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翌日は興奮していたのか、目覚まし時計が鳴る前に目が覚めた。約束の時間5分前にアモーがホテルの玄関に来ていた。車に乗って近くの波止場に到着すると、そこにはすでに先人たちが集まっていた。
GW前なので日本人も沢山いた。みんなに挨拶してワックスと日焼け止めをたっぷり塗り、ボートに乗り変えポイントへ向かった。

最初に到着したのはエアポートライト、波は胸サイズで風も吹いていない面ツルのコンディション。
たまらずジャボーンと海に飛び込む。当たり前だけど、水が暖かくてそれだけで感動する。
今年になって5回目のサーフィンに少し戸惑っていると、早速アモーが「右行け!左だ!」とかポジションを指示してくる。僕ら夫婦はその言葉に従い、混雑しているにも関わらず、沢山の良い波に乗ることができた。

この日は約50mのライディングで、トップターンというよりはカットバック中心の厚めの波だった。それでも十分に楽しめた。

2時間ほどするとアモーが「レフトに行こう」と言うので、再びボートに乗り、レフトのポイントへ向かった。レフトには先人がすでに40人ほど入っていて、やる気が起きなかったが、とりあえず一本だけ乗ってすぐに引き上げることにした。波は肩サイズで申し分ない良い波だけど...。

海から上がり、ワロンでビンタンビールを飲んでいると、同じポイントにいたサーファー達が合流。楽しい昼ビールタイムとなった。

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今回のOne Earthはここまで。
次回をお楽しみに!


★BCMワンポイントアドバイス★
ハルさんが訪れたGW前のバリ島は乾期。南西よりのグランドスウェルがコンスタントに続き、乾いた東~南東風が吹きやすくなります。島の東サイドでも風が弱い日や朝夕を狙えば十分楽しめますが、基本的には風をかわす西サイドが中心。初心者でも楽しめるクタ・レギャンビーチから、上級者向けのウルワツなど、どのレベルでも楽しめるバラエティ豊富なポイントが揃っています。

天候も安定しているので、バリ島に初めて訪れるのなら乾期がおすすめです。
なお、バリ島のサーフィンは潮の干満差に左右されるため、事前にインターネットなどでタイド表を手に入れておくのがベターでしょう。