やっぱりバリ②
2009-05-12 更新
ホテルに帰り、この日も3時間もマッサージをしてしまった(料金は2000円)マッサージしている間にえっちゃんはお買い物へ。買い物が嫌いな僕には理解不能だが、バリは買い物好きの女の人にはたまらないらしい...。僕のマッサージが終わって、近くのバーで2時間ほどビールを飲んでいると、沢山の荷物を抱えたえっちゃんが帰ってきた。僕らはふと、子供のことが気になったので、日本に携帯で国際電話することに。今の時代、携帯電話は3GとかGSM登載で、そのまま日本に掛けられる。ずいぶん便利になったものだ...。
子供が生まれてからは、もっぱら子供中心の夫婦関係だが、2年ぶりの二人での旅行はなんだか新鮮な気持ち。こんな時間を持てるのは幸せだ。
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翌日、ガイドのアモーの勧めで、少し早めに出発しようということになり、暗い時間にホテルを出発してチャングーに向かった。チャングーのメインは大会で使われているので、少し手前にあるレフトのポイントで入ることにした。
サイズは頭位。早速、着替えてパドルアウトして来る波にテイクオフを繰り返すものの、ポジションが合わずに前がクローズしてしまう。
しかし、えっちゃんとアモーの二人は、良い波を捕まえてロングライドを繰り返している。
そうこうしている間にラインナップは混雑してきてしまった。その混雑の中に異様な雰囲気の日本人が居た。どこかで見た顔だと思ったら、スリランカに毎年2ヶ月位滞在する旅人「大ちゃん」だった!
彼はスリランカに25年ほど通っていて、50歳を過ぎているのに年の半分はサーフトリップに費やす、まさに達人。彼の仕事などについては不明だが、日本で働いたお金でアジアを毎年放浪するスタイルらしい。
僕も、もう少し働いて余裕が生まれたら、またバックパッカースタイルの長期の旅に出たくなった。
大ちゃんと世間話をした後、潮が上げてブレイクも厚くなってきたので、海から上がることにした。
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少し休憩したところで、知り合いを訪ねることにした。名前は「タクローさん」 彼はバリの女性と結婚してバランガンのポイントでバンガローを営んでいる。バランガンはウルワツやビンギンの少し手前にあるポイント。道が入り組んで分かりにくい場所だったが、アモーのおかげで、すんなりと到着した。
彼の経営する「ココナッツハミングバード」というバンガローには、電気やドアが無いが、部屋から眺める景色、キレイにデザインされた部屋は、これこそ究極の癒しといった感じだ。
タクローさんと話が弾み過ぎて時間を忘れそうになったが、「ハルさん、海に浸かりましょう!」と誘ってくれたので、目の前のポイントに二人でパドルアウトした。
バランガンはレフトで、潮が上げている時はマッシーなブレイク。潮が引くと掘れた速いブレイクになる。この時はまだハイタイドだったので、バックサイドの僕にはちょうど良い感じだった。海から上がる少し前には、潮が引いてホローな波も楽しめ、人も少なめ。かなり長時間サーフィンを満喫した。
クタは買い物には便利だけど、次に滞在するならノンビリとバランガンで過ごすのも良いかも。タクローさんと彼の家族にまた会う約束をして、僕らはクタへ向かった。
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サーフィンだけではなく、人との交流も大切にするハルさんの旅。人脈が広がれば、旅の楽しみも一層増すことが今回の話で良く理解出来たと思います。
さて、次回のOne Earthでは、どんな展開が待っているのでしょうか?
★BCMワンポイントアドバイス★
ハルさんが訪れたバランガンは、クタ方面からウルワツ方面へ向かう途中にあり、中級者レベルでも入りやすいポイント。左の岬の先から割れるレフトブレイクで、コンディションが決まればロングライドも可能です。周辺にはカップルや家族でも安心して宿泊出来る宿があり、ビーチの環境も良いので、クタの喧噪を避けてのんびりしたい人にオススメです。
ちなみに「ココナッツハミングバード」は、全4棟のアットホームな宿で、リピーターも多いとか。日本からの予約も可能なので、興味がある方は調べてみては?