CT第2戦『Rip Curl Pro Bells Beach』3日目 ウィメンズのベスト8が決定!
2018-04-01 更新
オーストラリア・ベルズビーチを舞台としたCT第2戦『Rip Curl Pro Bells Beach』は3日連続でコンテストが進行。
前日にピークを迎えた南西ウネリが弱まり、公式3-4ftレンジ。
メイン会場のベルズ・ボウルズでウィメンズのR3から再開、メンズR3もスタンバイされていましたが、サイズダウンが進んでしまい、メンズR3は翌日以降に持ち越しに。
現地時間4月1日の3日目はウィメンズのR3とスペシャルヒートの「Corona Highline Heat」が行われていました。
ウィメンズのR3は3人ヒート、昨年までの1位がQF、2位と3位がR4というフォーマットが変更になり、1位と2位がQFにラウンドアップ、3位は敗者復活戦無しの9位で終了。
セットが入ればクリーンでベルズらしい波でしたが、その数は少なく、開幕戦で優勝したレイキー・ピーターソン(USA)、2xワールドチャンピオンのタイラー・ライト(AUS)が敗れるという波乱も...。
QF行きを決めたのは、カリッサ・ムーア(HAW)、シルヴァナ・リマ(BRA)、タティアナ・ウェストン・ウェブ(HAW)、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)、ジョアン・ディファイ(FRA)、ステファニー・ギルモア(AUS)、セージ・エリクソン(USA)
2018年唯一のルーキー、キャロライン・マークス(USA・写真最上部)も8.00をスコアして快進撃を続けています。
「全ての選手が大好きで、ずっと憧れてきたの。彼女達との対戦は常に厳しいわ。ヒートでは自分の作戦通りに行う努力をして、それが上手く行った。バックサイドでのサーフィンは縦の動きが出来るから自分にとって有利だし、大好きなの」
R2では開幕戦で2位に入っていたキーリー・アンドリュー(AUS)を倒し、R3ではレイキーを3位に追いやる活躍をしたキャロライン。
まだ16歳の彼女、ベルズの波は同じグーフィーフッターのオッキーの映像を見て研究したそうです。
この日のハイエストスコアをマークしたのは、キャロラインと同じグーフィーフッターのタティアナ・ウェストン・ウェブ(HAW・写真上)
バックサイドでビッグターンを重ね、最後のボーナスセクションも上手くこなして9.23をマーク。
「イベントのここまでのハイエストスコアを出せてストークしている。あの波は最高の一本、落ち着いて乗ることが出来たの。今は可動性トレーニングに力を入れている。ここでは本当に快適に過ごしているし、次のラウンドに進めて嬉しいわ」
メンズを含め、グーフィーフッターの優勝が極端に少ないベルズ戦。
ベスト8の内、グーフィーフッターはキャロラインとタティアナの2名のみです。
ちなみにタティアナは日本のサーフボードブランド「ジャスティス」のライダーでしたが、今年は新たにフィリッペ・トレド、シルヴァナ・リマを始め、多くのブラジリアンが乗る「シャープアイ」に変わっています。
「シャープアイ」のシェイパーはブラジリアン、タティアナはハワイアンながら母親がブラジリアンでポルトガル語も堪能。
ボーイフレンドもブラジリアンのジェシー・メンデスと移籍のきっかけはブラジリアン繋がりにありそうです。
これで開幕戦のトップ5の内、まだイベントに残っているのはステファニー、カリッサ、キャロラインの3名。
イベント終了後にはカレントリーダーが入れ替わってきそうです。
昨年の「J-bay」で初めて行われたレトロツインフィンによるスペシャルヒート「Corona Highline Heat」が今年は趣向を変えてベルズで開催。
テーマは’エコロジー’で、ラスタことデイブ・ラスタビッチが乗っていることで有名な「Gary McNeill」シェイプのリサイクル可能な素材のエコボードを使用。
更にチリの漁網からリサイクルされたフィン、プラスチックからリサイクルされたジャージを着用と環境問題へのアプローチを強調。
選手は昨年優勝したジョーディ・スミス(ZAF)を始め、マット・ウィルキンソン(AUS)、シルヴァナ・リマ(BRA・写真下)、ジョアン・ディファイ(FRA)の4名。
WSLの公式Facebookで配信されたライブ中継でファンが投票。ジョーディ(写真上)が最も多くの票を獲得して今年も優勝!
他の3名も普段と違うラインでクリーンなベルズ・ボウルズの波をクルーズして観客を魅了していました。
ネクストコールは4月2日の朝6時(日本時間の同日朝5時)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると新しい南西ウネリが入るものの、南西〜南南西のサイド〜サイドオンショアが吹き込む予報。
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