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サウススマトラトリップ①

2009-06-02 更新
御存知の方もいると思うが、10年前の僕は、次の日のことも気にせずに自由気ままに旅を続けるバックパッカーだった...。

昨年スリランカのアルガンベイへ渡航した時、ぼんやりと次のサーフトリップのことを考えていた。
行ったことも無い所、パック旅行が盛んで無い所など、少しの情報を元に冒険心いっぱいでワクワクしながら行けるところはないか?
帰りの飛行機の中で機内誌の世界地図に穴があくほど見入っていた。

インドネシアのところを見ていると、バリ、ロンボク、スンバワ。そして、ニアスに行ったときの波や真上から照らす太陽を思い出し、なんだかとても懐かしく思えた...。
インドネシアは日本の5倍の国土をもつ広い国だ。人があまり行かないとっておきの場所がまだあるはずだと思った。
日本に帰ってから、色々と研究した。パナイタンやスンバなども考えたが、サウススマトラにも良い波がありそうなので、漠然と候補地にした。

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僕の仕事はスキーウェアの輸入。春になり、雪が溶けて仕事も少し落ち着きはじめたので、現地3日間の日程で夫婦でバリに行った(前回のOne Earthを参考に!)
バリでは楽しいサーフィンが出来たし、妻も波乗り以外に買い物やマッサージを堪能してすっかり満足だったようだ。
僕はバリから帰国して2週間後にも、8日間ほどの休みをとっていた。

今回は一人でも行こうと決めていたが、歯医者の友人の「須藤ちゃん」が休みを合わせてくれたので、男二人旅になった。

心配だったのが、マラリアと怪我だ。
マラリアは長袖と虫除けを薬局で買っておけばOKだが、かつてスリランカで手に後遺症を残すほどの大怪我をした僕は怪我が本当に怖い。
頼もしいことに須藤ちゃんは歯医者。たまに口の中を縫うこともあるし、麻酔も打てる。心配事がこれでなくなった。

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日本から手配したチケットは、ボードチャージの掛からないチャイナエアラインの「日本~ジャカルタ」と、「ジャカルタ~サウススマトラ」の国内のエアーチケット。他にもジャカルタのホテル(行き帰り分)2泊分をインターネットで予約した。

サーフポイント近辺の宿の予約はネット環境がないようなので、直接現地に電話を掛けてみた。(行き当たりばったりでもよかったが...)
すべてをトータルして計算すると驚くほど安くてビックリした。

但し、安いので乗り換えが凄い!
成田→台北→香港→ジャカルタ(一泊)→サウススマトラ、さらに陸路で約5時間。
ということで、僕らは早朝に成田を出発して最終目的地に到着するまで30時間かかったのだ...。

やっとの思いで着いたのは、「カランニンボール」というポイントの前にある「ファミリーロスメン」という宿。近くには外国資本のリゾートがほとんどだが、ここだけはローカルが運営しているらしい。
ここを選んだ理由は、ファミリーというネーミングと『ローカルを応援しよう!』というネットでの書き込みだった。

宿は満室で、ニュージーランド、オーストラリア、アメリカ、フランスと世界中からサーファーが集まっていた。スタッフを含め、宿にいる全ての人たちと握手を交わし、これから5日間ファミリーのメンバーになることを約束してもらった。

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次回はハルさんがサウススマトラの波に挑みます!
更新をお楽しみに!

★BCMワンポイントアドバイス★
サウススマトラのような情報が少ない場所へトリップへ行く場合、一番心配なのが怪我や病気。
海外旅行保険に入っていれば金銭的な面はカバーできますが、問題は現地に大きな病院が無い場合。もし、小さな病院があったとしても言葉の問題や、衛生面などに不安が残ります。

対策としては、ハルさんの言う通り、マラリアに有効な長袖や虫除けは絶対に持っていくべき。他にも風邪薬や胃腸薬、消毒液、包帯やテーピングなど、日本から持っていける救急道具(飛行機へ持ち込み可能なものは航空会社に問い合わせて下さい)はなるべく持参すること。
応急処置の知識もある程度は覚えた方が良いでしょう。

また、未開の地では現地人とのコミニュケーションは非常に大切です。それで命が救われる場合もあるので、最低でも行き先となる場所の挨拶や習慣は日本から調べていくことが大事でしょう。