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一宮エリア

2018-04-26 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
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前回の更新(4/19)から週末(4/22)にかけてウネリは落ち着き傾向になっていました。
直前の北東コンディションの余韻が残り、東寄りのワイドなウネリではありましたが、オフショアに変わって弱く、このエリア全域で整ったファンウェーブに。
サンライズ・東浪見の右側や、夕方の志田周辺に人気がありましたね。

その後、今週(4/23週)に入って水曜日(4/25)は強めのオフショアながら、胸前後のコンディションで十分遊べていたものの、風が変わったせいか?翌木曜日(4/26)の朝には既に落ち着いた状態に戻っています。

それでは、各ポイント毎の地形レポートです!


【一宮】
4/25水曜日の11時頃、潮は上げに向かい、ミドルタイドをすぎたくらいの時間帯での地形レポートです。
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前回(4/19更新)からは、地形に悪影響もなく、これまでと大きく変わった様子はありませんでしたが、砂が手前に集まり、インサイドの地形が少しずつ広がっているように思えます。
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今のところ範囲は限られながらも、ミドルエリアの深みも解消傾向なので、胸サイズ以上のコンディションの場合は、アウトの地形で反応するピークからミドルエリアを乗り繋いでこれる波がありましたね。
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サイズ次第ではありますが、アウト~ミドルは形になっても、フェイスがタルくショルダーの短いブレイクが目立ち、手前は雑なショアブレイクとなるので、波選びが難しそうでした。
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しかし、サイズさえあれば、潮の多い時間でも反応があるので、ミドルタイド以上のウネリがまとまるタイミングを狙えば、手前に集まった乗りやすい波が見つかるかもれません。


【サンライズ】
4/25水曜日の12時頃、潮は上げに向かい満タンに近い時間帯でした。
先週(4/16週)の北東コンディションの影響で、サイズが上がり荒れた雰囲気となっていましたが、ここもこの時化による悪影響はなく、これまでと大きく変わった様子はありませんでした。
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中央に寄るほどミドルエリアの深みが目立ち、アウトの地形が孤立しているような状態ですが、左側の地形が復活し始め、加えて右側をメインに、堤防周辺には沖から乗り繋げる地形があるので、距離を狙える状態となっていました。
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一宮のように手前に砂が集まって、インサイドの地形が広がっている印象なので、サイズや風向き次第では、潮の多いタイミングにショアブレイクを狙えるピークが見つかるかもしれませんね。
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ここの右側の地形は、エリアが拡大傾向となっていて力の弱い波質ながら、スモールサイズに対しても、レギュラーをメインに距離を乗れていたので、このエリアの中でも人気がありました。
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この時のような潮の多い時間帯でも反応があるので、スモールコンディションの場合も、ミドルタイドを基準に波がまとまるタイミングなら、干潮時の痩せたウネリよりも比較的乗りやすい波質になりそうです。
アウトの地形もキープしているので、頭以上のサイズで、アウトから距離を乗れるレギュラーが期待できるのでは?


【東浪見】
4/25水曜日の12時半頃、満タン寸前で潮の多い時間帯になりました。
他のポイントと同様に、インサイドの地形が広がって、これまでよりも癖のない状態に近づいてきました。
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サイズが残っていた条件で中央周辺に狙える波が出現していたものの、ここ数日はウネリが弱く、ショルダー方向の反応がハッキリしなくなっています。
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中央から右側のレギュラーにかけては、最近の腰~腹サイズに対して深い状況が目立ち、潮の少ない時間帯を狙っても、ピークがまとまらずハッキリしないので、やはり胸以上のサイズからが出番になるのでは?
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サンライズと比べると、ピークの位置が不安定なものの、サイズさえあれば、易しい波質でレギュラーの波が見つかると思います。
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左側もピークの安定感は欠けていますが、堤防際から中央寄りに向けて比較的浅い地形をキープしているので、小波に対しては右側より乗りやすい波質かもしれません。
ミドルタイドをすぎて、干潮に近い時間帯になると、カレントの影響を受けてまとまりが悪く、不規則な反応になりそうです。


【志田】
4/25水曜日14時頃、潮は満タンから引き始めたタイミングでの地形チェックでした。
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地形にこれまでと変わった様子はなく、どちらかと言うと、他と同じように手前に砂が集まっている印象で、ミドル~インサイドにかけては変わらず浅く平らな状況です。
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アウトの地形はカレントが働かず、形としてはハッキリしないので、南向きのウネリだと開いてトロ早いブレイクとなっていしまいそうですが、右側をメインに、インサイドまで乗り繋げる地形があり、距離を狙える状態をキープできていました。
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中央から左側の地形も、メインが混雑した場合は予備のピークとして狙えそうな反応がありましたよ。
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この日の様子からも、風波ながら潮の多い時間帯でのまとまった反応が十分あったので、スモールコンディションを含めても、基本的にはミドルタイド以上の潮の多い時間帯が狙い目かと思います。


【太東】
4/25水曜日14時半頃の様子から地形を判断します。潮は引き始めたばかりで満タンに近い時間帯です。
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ここも北東コンディションで出番はあったものの、翌日から強まったオフショアで急激なサイズとなってしまい、地形にとっても影響はなく、これまでとほとんど変わらぬ地形で、膝~腰サイズをキープし、ロングボード専用な雰囲気となっていましたが、潮が引きに向かうタイミングで、ミドルタイドを基準に練習できていたようです。
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今週(4/23週)に入ってからは、更にサイズが下がってフラット寸前の厳しい波となっていました。
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ウネリの様子からはアウトを含めてもワイドな地形が残っているようなので、胸以上のサイズになると、潮の多いタイミングを除いてワイドに反応する時間帯が多くなるかもしれませんが、腰前後までなら、堤防の内側で形がまとまる波が狙えると思います。


【夷隅】
水曜日4/25の15時頃、潮は引きに向かいミドルタイドより少し前のタイミングです。
ショアブレイクとしてまとまりやすい地形となって、インサイド~ミドルエリアに安定していたので、ウネリの向き次第では、胸サイズのコンパクトなピークが出現していた日がありました。
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他よりも波数が少なく、潮の変化に影響されやすいポイントながらも、朝イチの風の無い時間をメインに遊べていたようです。
今回の南風で横からのカレントが強まっているので、これまでとは反応する形が変わる可能性がありそうです。
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しかし、風波なのでクローズコンディションや、低気圧のウネリのように急激な地形の変化はないのでは?
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この日の様子からも、全体的に手前に砂の集まった状態ではあるので、形は崩れても狙えなくなってしまうような事はないと思います。
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潮のタイミングに合わなくても、満タンのボヨボヨでなければ、朝イチをメインにチェックして遊べる波が見つかるかもしれません。
潮が引きのタイミングと合えば、腹~胸サイズから練習できそうです。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温は、変わらず15~16℃くらいなので、最近の外気の暖かさと比べて冷たく感じますが、3㎜ブーツなしで問題ないと思います。


最後に、この先の波に関しては、今のところまとまったウネリが届くようなきっかけがないので、特に期待できる雰囲気ではありませんが、風等の条件で朝夕をメインに、整ったコンディションが多くなりそうですね。

地形的にも範囲は限られながら、各ポイントに小波用でまとまっているピークがあるので、急なクローズやフラット状態が続かなければ、大きく崩れる事なく、胸以下のサイズに対しても、潮のタイミングに注意して練習できる波が見つかると思います。

天気のサイクルもここ数週間の繰り返しなら、フラット状態は免れるのでは?
強い南風やオンショアのタイミング等、高気圧が東に抜ける気圧配置でフットワーク良く動ければ、風波だったとしても楽しめるかもしれません。

以上、皆様のGWのお役に立てれば幸いです。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。

次回の更新はGW明けの5/7週になります。
では、良いGWを!

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