「ハルさん秘伝の旅の楽しみ方」
2009-07-11 更新
■場所の選び方僕の場合は、国内外問わず、まず海が空いている所。人が多いとトラブルの原因になったり、思うように波に乗れなかったりする．．．。
自分だけでなく、相手に対しても同じこと。人から情報を聞く場合でも、波の良さよりも、「そのポイントは空いているのか？」と聞くようにしている。
アクセスが良い所は、当然混雑も激しい。例えば、東京から近い湘南や片貝。日本から１フライトで行けるバリやハワイなど．．．。
少しだけ移動の時間を我慢することによって、空いているポイントに辿り着けることも多い。マイナーで少しだけ遠い所。当然現地の情報も少ないけど、僕は逆にそういう場所のほうがワクワクする。
そんなことを追求している内に少し変わった場所にも行くようになった。
僕は英語も日常会話程度。波乗りの腕前も平均点、旅は好きだけど、達人ではない。
誰でも時間と少しの金銭的な余裕さえあれば出来るのに、実際はあまりやらないような事を楽しんでいるだけ。
今回のサウススマトラは、サブタイトルが「ＭＡＸ５（いつも５人以下のセッション）」で、超が付く程の穴場だと思っていたけど、実際に現地の人に聞いたら、７月～８月のピーク時は白人達で結構賑わうらしい．．．。
しかも、近い内にポイントの側に空港も出来ると言う。だから、今回のように波のあって空いているタイミングで行けたのはラッキーだった。
でも、世界中を探せばこんなポイントはまだまだ沢山あると思う。
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■安く楽しく
お金に余裕がない場合は、少しでも「安く楽しく」がモットー。今の時代はインターネットにアクセスすれば、ほとんどの情報が手に入る。今回はジャカルタまで33,000円という超安値で『東京→台北→香港→ジャカルタ→翌日国内線』のチケットを手に入れた。
もし、時間に余裕があったら、まずは台湾で降りて波乗りを楽しみ、香港で食道楽、ジャカルタからウェストジャワまで移動して、波乗りを楽しんでからスマトラに行くということも出来たと思う。ちょっと現実離れしているかも知れないけど、時間に余裕があれば更に楽しい旅が出来るのだ。
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■現地で
僕はまず、旅先での出会いを大切にする。現地で世話になる宿で働いている人、宿の隣でレストランをやっている人、同じ宿に泊まっている人、一つの旅でどれだけの出会いがあるか？
ほとんどが「一期一会」だけど、時には人生を大きく変えてしまう場合だってある．．．。
僕の場合はなるべくガイドブックを持たないで行く。名所やポイントを見落とす危険性が高いけど、最初から全部分かっていたら、感動がないからだ。
サウススマトラも耳で収集した情報で動いたので、僕らがチェックしたポイントは全体の三分の一程度しかなかった。それでもポイント一つ一つに到着した瞬間は、まるで宝石を見つけたような感動だった．．．。
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■本を読む
僕は旅に出ると決まって本を持って行く。飛行機の中やサーフィンの合間に静かに本を読むのは最高の贅沢だ。あとはハンモックや、折りたたみ式の釣竿。それに音楽があれば完璧だ。
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★BCMワンポイントアドバイス★
一言で「サーフトリップ」と言っても、サーフィンのレベルや年齢、仕事、ライフスタイル、etc．．．。
十人十色の「サーフトリップ」があると思います。
一つだけ言えるのは、普通の旅と違って「サーフボード」が相棒になるということ。
「サーフボード」を持っていくだけで、出会いは広がりますし、当然楽しみも増えます。
「サウススマトラトリップ③」でハルさん達がバイクで波を探していた時、現地の子供が親切にポイント案内をしてくれていましたが、これも「サーフボード」があったからこその出会い。
その後のポイント前の家族との交流は、まさにハルさんの言う「一期一会」でしょう。
あえて近くの外資系のリゾートホテルを避けて「ファミリーロスメン」という家族的な宿を選んだのも、ハルさん流。もちろん、それは大正解となり、多くのサーファー達と杯を交わすことが出来たのです。
One Earthでは、サウススマトラトリップや、今回の「ハルさん秘伝の旅の楽しみ方」以外にもサーフトリップを楽しむヒントが沢山隠されています。
時間がある時にバックナンバーを読み返して見るのも良いかも知れません。
次回のOne Earthもお楽しみに！