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QS1,000『Ichinomiya Chiba Open』は15歳の松田詩野が優勝!

2018-05-28 更新
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PHOTO: © BCM

ライアン・カリナン(AUS)の優勝でフィニッシュしたQS6,000『Ichinomiya Chiba Open』から一夜明け、5月27日にウィメンズQS1,000のSFとファイナルが行われ、松田詩野がカレル・ポケ(PYF)を抑えてキャリア2度目のQS優勝。
15歳の新しいチャンピオンが誕生しました。

「日本ではQSイベントが少ないので、私達は沢山旅に出なければいけない。だからこそ、自国でのこの優勝は本当に特別。SFで良いスコアを出したのが大きな自信になり、ファイナルでもナーバスにならずに済んだの。この優勝は素晴らしい経験、残りのシーズンもベストを尽くすわ」

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PHOTO: © BCM

QS6,000が行われた前日同様にスモール、オンショアコンディションと難しい戦いになったファイナルデイ。
湘南・茅ヶ崎出身の彼女は河村海沙のコーチの元、的確なポジショニング。
バックサイドでボトムを使った大きなラインでスコアを上げ、ファイナルでは8.57。更に5.27のバックアップスコアを重ね、カレルを引き離していました。

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PHOTO: © BCM

「今年はまだプロジュニアに集中して’World Junior Championship’での優勝が目標。QSでも上手くやって昨年より上のトップ50入りを目指すわ」

QSの優勝は2016年の『Trump Hyuga Pro』以来。
1,000ポイントを得て35ランキングを上げて63位と目標の50位も目前。
QFで強豪の前田マヒナ、SFで橋本恋を倒したことも大きな自信に結び付いたでしょう。

ファイナル終了後は大橋海人、安室丈に担がれ、まだ慣れないビーチ凱旋を満喫していました。

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PHOTO: © BCM

2016年、初来日でQS1,000『Yumeya Surfing Games Tahara Pro』を制したカレル(写真上)はその後もフルシーズンでQSを回ることはなく、今シーズンもタヒチ、日本と2度目のQS出場。

SFでは昨年のファイナリスト、黒川日菜子を倒したのがピークとなり、ファイナルでは波選びに苦戦。
追い詰められた後半は焦りの色も見えていました。

「2年後にまた日本に戻ってきて2度目のファイナルに進めたから嬉しいわ。今日は波が小さかったし、良い波に乗れず、自分のサーフィンのスタイルには難しかった。今年はもっとQSに出場するつもりなの。最終ランキングを見てから来年以降のことを考えるわ」

タヒチ出身の選手と言えばミシェル・ボウレズ、過去にはベティア・デイヴィッドがCTにいましたが、基本的にコンペティションの世界では少数派。
メンズを合わせてもQSのトップ100に入っているタヒチ(フレンチポリネシア)の選手は僅かです。

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PHOTO: © BCM

今年から行われた12歳以下の『Ichinomiya Super Kids Challenge』はローカルの岩見天獅(写真上)が長沢侑磨を倒して初代チャンピオンの座を手に入れました。
「Hurley」の秘蔵っ子でもある彼は2020年東京オリンピックの強化指定選手にも選ばれています。

なお、QSと『Ichinomiya Super Kids Challenge』の後はスペシャルヒート「Women’s Big Hack」、「Men’s Air Show」が行われ、中塩佳那とヘイター・アルヴェス(BRA)がそれぞれ優勝しました。

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(中塩佳那)
PHOTO: © BCM
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(ヘイター・アルヴェス)
PHOTO: © BCM
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(ヘイター・アルヴェス)
PHOTO: © BCM

ウィメンズQS1,000
『Ichinomiya Chiba Open』結果
1位 松田詩野
2位 カレル・ポケ(PYF)
3位 黒川日菜子、橋本恋
5位 川合美乃里、野中美波、西元ジュリ、前田マヒナ

『Ichinomiya Super Kids Challenge』結果
1位 岩見天獅
2位 長沢侑磨
3位 松本浬空、渡邉壱孔

『Ichinomiya Chiba Open』公式サイト


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