南房総エリア
2018-06-01 更新
皆さん、こんにちは!波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」南房総エリア担当の鈴木国雄です。

当コーナーは、基本的には毎週火曜日の9時前後に地形をチェックしていますが潮の干満のメカニズムの関係上、取材時がロータイド前後の翌週はハイタイド前後となります。
今回はロータイド近辺のチェックとなりましたので、深めの地形が続いてしまっている「和田方面」に、期待が持てそうですが、果たしてどんな状況だったのでしょうか?・・・。
と言う事で、「地形レポート(5/29火曜日チェック)」を、早速お届けしたいと思います。
それではいつも通り『千倉』から。
まずは監視所側。
前回(5/23更新)レポートで「インサイドは浅目なのですが、ミドル手前が急激に深くなっている」とお伝えしましたが、今回はまた浅目で平らな地形に戻りましたので、ハイタイドとロータイドを避けた時間帯でしたら小さなウネリにも反応して、スモールながらコンスタントに楽しめています。
・5月29日(火)、ロータイド約1時間前の監視所側。

そして教習所側。
こちらは監視所側に比べて若干深目の様で、潮の少ない時間帯でもワイドな速目のブレークにならず、そこ迄潮回りに大きく左右されずに楽しめています。
そんな中でも一番コンディションが上向く時間帯としては、ハイタイドからの引き始めと、ロータイドからの上げ込となる様です・・・。
・5月29日(火)、ロータイド約1時間前の教習所側

次はお隣『千歳』。
今回は、ほぼロータイド時という事も有り、ショルダーの張ったまずまずの波がブレークし、サイズ的にも他のポイントに比べワンサイズは有り、頼もしい限りでした。
・5月29日(火)、ロータイド約50分前の正面。

・5月29日(火)、ロータイド約50分前の右寄り。

・5月29日(火)、ロータイド約50分前の左寄り。

そして今迄ずっと続いていた「ミドル手前が深目な地形」ですが、正面・左寄りを見る限り改善されたのでは!?と思えました!
来週(6/5週)は、潮の多い時間帯でのチェックとなりますので、その辺りをジックリと見てみたいと思います!

そして和田方面『花籠』。
今回は、バッチリロータイドなので期待をしていましたが、「目を疑いました」と言うのが第一印象。
ずっと「ロータイド時がお勧め」と、お伝えしていましたが、上げても引いても駄目なのかと落胆してしまいました・・・。
・5月29日(火)、ロータイド約40分前の正面。

しかし右寄りは、潮回りにそこ迄左右されずに楽しめる地形は、引き続きキープされています。
・5月29日(火)、ロータイド約40分前の右寄り。

続いて『大原駐車場前』。
こちらも潮の少ない時間帯の方が、コンディションは上向く旨をお伝えしていましたが花籠正面同様、ある程度サイズが有ってこその話だったと、分からされました。
それでも、ビギナーの方のテイクオフの練習等は充分出来そうでした・・・。
・5月29日(火)、ロータイド約30分前の大原駐車場前。

そして最後に『白渚』。
まずは河口寄り。
こちらはほぼロータイド時でしたが、インサイド〜ミドル手前迄の浅さを感じられず、なんとかテイクオフ1ターンはギリギリ出来そうでしたが、それも潮の上げに伴いブレークしなくなりそうでした。
・5月29日(火)、ロータイド約20分前の河口寄り。

こちらも、胸前後のサイズが必須条件となる様です。
そしてS&S寄り。
こちらは、引いてもミドル付近での反応は無く、ほぼショアーブレークのみでした。
・5月29日(火)、ロータイド約20分前のS&S寄り。

ただし、かなり速目の中・上級者向けの波となりそうですが・・・。
以上が、今週(5/29チェック)の当エリアの地形概況となります。
それでは最後に水温です。
しばらく続いている南西寄りの風も、そこ迄強まっていないので水温は安定しており「シーガル」で充分いけます。
それでも「3mmジャーフル」をお持ちになれば、朝晩や風の強い日などにも対応できると思います。
今回は以上となります。
それではまた来週(水or木)にお届け致します。
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