ウィメンズQS6,000『Los Cabos Open of Surf』終了!川合美乃里は9位でフィニッシュ!
2018-06-18 更新
ウィメンズQSで最もグレードが高い6,000。
クオリファイに重要なビッグイベントが今シーズンは7戦用意されていますが、すでに3戦が終了して全てCT選手が優勝。
4戦目『Los Cabos Open of Surf』はメキシコのバハカリフォルニアの南部のリゾート地、「Zippers」で開催。
イベント前半はハリケーンのカテゴリー4まで発達してトロピカルストームに変化した「Bud」の影響で大荒れでしたが、後半は落ち着く傾向。
ビーチブレイクながら形良くクオリティが高いライトの波で争われ、ベスト8の内、6名がCT選手というハイレベルな戦いに!
ファイナルデイは公式3-4ftレンジのグッドコンディション。
ハイスコアが数多くマークされる中、今年のCTのゴールデンルーキー、キャロライン・マークス(USA)が優勝してイベントは終了しました。
「この優勝には超興奮しているわ。だって、もう何年も戦っている大好きなイベントの一つなんだもの。今までで最高の波だったと思う。みんな夢中でリップしまくっていたわよね。母と兄弟の前で優勝出来るなんて素晴らしいし、今日は父の日よ。ストークしている。本当に信じられない気持ちね。このイベントで優勝するのは難しい、でも楽しむべきよ」
タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)とのグーフィーフッター対決は序盤から7ポイント〜8ポイントの応酬、クロスゲームでしたが、後半に9.43をスコアしたキャロラインがリード、そのまま逃げ切る形でフロリダーでの6,000に続き、2勝目。
シドニーの6,000で5位とハイグレードのイベントでポイントを稼いでいるキャロラインはカレントリーダーの座もキープ、2位のキーリー・アンドリュー(AUS)に大差をつけています。
「現在のランキングには満足している。人生で最高の一年を心から楽しんでいるわ。幸運にも最高のサーファー達とツアーを回り、参加した全てのイベントが素晴らしい波に恵まれている。大変だけど、ベストを尽くすために努力しているの。今年は結果よりも自分のサーフィンのレベルアップに集中している。このイベントでは最終的に今までで最高の結果になったわ」
フロリダ出身のキャロラインはメルボルンビーチをホームに子供の頃から兄と共にサーフィンを楽しんでいましたが、次のステップのために家族と共にカリフォルニアのサンクレメンテに移住。
マイク・パーソンズのコーチの元でコンペティションの世界で才能を開花させ、2015年にはトラッセルズのCTに13歳最年少でワイルドカード出場を果たし、昨年15歳にしてクオリファイ。
2月に16歳になった今年はCTでルーキーとは思えないような活躍を続け、現在ランキング7位。
表情はまだあどけないものの、表彰台でのスピーチは堂々としており、すでに大物ぶりを発揮しています。
今シーズン、CTのブラジル戦の前に国籍をブラジルに変更。
バリ島では『Corona Bali Protected』で3位、『Uluwatu CT』で2位、ランキング3位と絶好調のタティアナ(写真上)
またしても優勝は逃したものの、R4ではイベントのハイエストスコア9.93をマークするなど素晴らしいサーフィンを披露していました。
「楽しいファイナルだったし、勝てそうな気がしたんだけどね。また2位だけど嬉しいわ。次はファイナルで優勝出来ることを願っている。本当に素晴らしい時間を過ごし、ファイナルに進むことが出来た。最高の気分だし、一歩一歩だけど上を目指している。それがやがて優勝に繋がるでしょう。ファイナルでの結果を良くすることが今の私の目標よ」
脇田紗良、橋本恋、黒川日菜子、田代凪沙、西元萌エミリ、都筑有夢路、前田マヒナと多くの日本人選手が参加した今イベント。
最高位は田中樹のコーチの元、R6進出を果たした川合美乃里(写真上)の9位。
最後はニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)を相手にクロスゲームの末に敗退。
フロリダの6,000に続き、2度目の9位でランキングは34位に上がっています。
なお、南アフリカで開催されたQS1,000『Jordy Smith Cape Town Surf Pro pres by O’Neill』ではウィメンズで16歳の野中美波が優勝。
グレードは低いながら海外での結果は大きな自信に結び付くでしょう。
次のウィメンズQSは南アフリカで開催される3,000『Volkswagen SA Open of Surfing pres by Hurley』
川合美乃里、野中美波、松田詩野が出場予定。
『Los Cabos Open of Surf』結果
1位 キャロライン・マークス(USA)
2位 タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)
3位 キーリー・アンドリュー(AUS)、シルヴァナ・リマ(BRA)
>WSL公式サイト
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