CT第6戦『Corona Open J-Bay』3日目 五十嵐カノアがQF進出！
2018-07-05 更新
ウェイティングピリオド初日からグッドコンディションが続いている今年のCT第6戦『Corona Open J-Bay』
コンテスト3日目を迎えた現地時間7月4日も公式4-6ftレンジの「J-bay」らしい美しいラインナップで世界中のWSLファンを魅了。
R3の残りヒート終了後、R4まで進行してQFを戦うベスト8が決定！
予想されているウネリが入れば翌日にはチャンピオンが決まります。
「J-bay」ではダークホース的な存在だった五十嵐カノア(JPN・写真最上部)がこの日の主役の一人。
R3でウルワツを制したパンダことウィリアン・カルドソ(BRA)を圧倒、ガブリエル・メディナ(BRA)、グリフィン・コラピント(USA)とのR4では9.67のハイエストスコア。トータル18.04のハイエストヒートスコアまでマークして1位通過でQF進出！
9.67のライディングはヒート前半、ファーストセクションでスタイリッシュなカービング、速いセクションをフローターで繋ぎ、最後はジャッジの評価が高いプログレッシブなフィンアウトブローテールリバース。
会心のライディングにジャッジやギャラリーへのクレーム(アピール)も出ていました。
R4のカードで最も注目されていたコナー・コフィン(USA・写真下)、ジョーディ・スミス（ZAF)、パーコことジョエル・パーキンソン(AUS)のH1。
今シーズン限りでの引退をイベント直前に発表したパーコ、ジョーディは「J-bay」で共に2勝同士。
カリフォルニアを代表するライトのポイントブレイク、リンコンをホームとするコナーもこの波で最も表現力豊かなライディングをする一人。
注目のヒートは期待通りの素晴らしい勝負となり、クロスゲームの末にコナー、ジョーディがQF進出。
パーコは「J-bay」での最後の戦いを9位でフィニッシュしました。
「この最高の「J-bay」で彼らと対戦出来たことはこれ以上ない光栄さ。特に引退を表明した後のパーコと戦えるなんて名誉だよ。彼と知り合いになれただけでも自分にとって凄いこと。彼は素晴らしい人なんだ。確かではないけど、彼らのような本当に凄いサーファーと対戦する時が自分のベストを引き出せて面白い。「J-bay」とは常に良い関係でいると感じている。もっと勝ち進みたいね」
2016年のCTデビュー以来、目立った結果は残していませんが、玄人好みのサーフィンでファンは多いコナー。
最近ではもう一つの才能である音楽の世界でもカバーアルバムを発売。
今シーズン2度目、「J-bay」では初のQF進出です。
『NO MUSIC NO SURFINGLIFE』サーフィンと音楽は切っても切れない関係
引退を宣言して肩の荷が下りたと前日のインタビューで話していた通り、R3までは今年の不調が嘘のように勢いがあったパーコ(写真上)
多くのファンが「J-bay」での現役最後のライディングを目に焼き付けたことでしょう。
「コナーとジョーディは今の自分にとって「J-bay」での大好きなサーファーになっている。そんな彼らとの対戦は楽しかったさ。残念だけどこれが「J-bay」の波で最後のヒート。それはツアーを去る唯一の悲しいことでもある。他にも沢山面白いことはあるけど、プロツアーは自分にとって最も意欲があることだった。これからは自分自身で優先順位をつけなければいけないね。新鮮だけど悲しい。でも、今終わって優勝した気分でもある。ビーチにいる家族に感謝したい。この波が自分にとってどれだけ大きな意味を持つか。ここでキャリアが始まったことを誇りに思う。全てが始まったここでサポートしてくれた皆に感謝するよ」
パーコ引退まで残り5戦。
最終戦の『Billabong Pipe Masters』が最後の舞台になります。
ジョエル・パーキンソンが今シーズン限りで引退を表明
その他にQF進出を決めたのは、ウェイド・カーマイケル(AUS)、ジュリアン・ウィルソン(AUS)、フィリッペ・トレド(BRA・写真上)、ガブリエル・メディナ(BRA)、シーバスことセバスチャン・ズィーツ(HAW)
カノアはH4でシーバスと対戦します。
ネクストコールは現地時間7月5日の朝7時45分(日本時間同日午後2時45分)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると前半はサイズダウン、後半は新しい南西〜南南西ウネリが入ることが予想されています。
ウネリが入るタイミング次第ですが、ファイナルデイになりそうです。
なお、今イベントからライブ中継がWSL公式Facebookでの配信(モバイルはWSL公式アプリから視聴可能)に移行。
昨日の時点ではモバイルのWSL公式アプリでもFacebookのログインを求められたため、Facebookのアカウントがない方は今の内に作成した方が良いでしょう。
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