JPSAショートボード第4戦『ALL JAPAN PRO 新島』終了!
2018-08-22 更新
昨年はメイン会場の羽伏浦の地形が悪く、サイズ不足もあって北東部の淡井浦海岸で開催された新島でのJPSAショートボード第4戦『ALL JAPAN PRO 新島』
8月17日〜19日に開催された今年は地形が戻り、台風19号のウネリで最大頭オーバーとサイズも十分あったため、羽伏浦で進行して無事終了。
3年連続優勝の村上舜は今回欠場、オンショアで難しいコンディション、トータルでも1桁が中心のロースコア勝負の中、いくつかの番狂わせがありましたが、カレントリーダーであり、昨年のファイナリストでもある辻裕次郎がファイナル進出と勝負強さを発揮。
もう一人のファイナリストは久々のファイナルとなる大橋海人。
共に全てのヒートを1位通過、特に大橋海人はローシードでR2からの出場なので、6ヒートをこなしたことに。
ファイナルでは序盤から忙しく動き回った両者、僅差で進行しましたが、後半にバックサイドで2アクションからフローターをメイクした大橋海人が6.10。
更にバックサイドでダンパー気味の波にテイクオフ、スピード、フローが揃った2マニューバーを繰り出して7.10。
トータル13.20で辻裕次郎を抑えて優勝。
「最後の相手の裕次郎君だったり、慧斗、魁と仲の良い強敵相手に勝てたことは自分の中でも嬉しいです。海の中では楽しみながら真剣に出来たので、それも良かったと思います。新島に入ってから終始練習も調子良く出来たので、自分の中では気持ち良く優勝出来たと思います。今日も朝一、目覚めちゃったんで海で身体をほぐして試合に臨もうと思っていました」
髪の毛を切り、イメージチェンジした大橋海人。
今シーズンも海外でのQSにフォーカスしていますが、まだ結果は残していなく、五十嵐カノアが2連覇を果たした『Vans US Open of Surfing』では128位。
ランキングも155位と低迷しています。
今回のJPSAでの優勝がきっかけになって後半戦の追い上げに期待したいところです。
女子はディフェンディングチャンピオンの川合美乃里と野呂玲花がファイナル進出。
田中樹のコーチの元、序盤から主導権を握っていた川合美乃里が僅か3本の波で勝負を決め、バリ島での初戦に続き今シーズン2勝目を決めました。
「優勝も2連覇も嬉しいですが、試合運びが良く無かったことに対しては残念でした。新島は今回で4回目で、新島は大好きで楽しみに来ました。優勝出来て嬉しいですし、ローカルの皆さんに感謝しています」
大橋海人同様に海外でのQSがメインの今シーズン。
『Ichinomiya Chiba Open』での5位が最高位で現在のランキングは37位。
次はスペインで8月27日〜9月2日に開催される6,000『Pantin Classic Galicia Pro』に出場するそうです。
ちなみにコーチの田中樹は今シーズン限りでの選手の引退を発表。
新島ではR5で加藤嵐、仲村拓久未を倒して会場を盛り上げていました。
なお、第3戦『夢屋サーフィンゲームス 田原オープン』が台風12号の接近によって延期されたため、合計3戦でのポイント加算になりますが、カレントリーダーの座は辻裕次郎が保持。
2位に2年連続グランドチャンピオンの加藤嵐、今回3位に入った佐藤魁が3位に浮上しています。
女子は今回3位に入った野中美波が2位からトップに立ち、鈴木姫七が2位にランクダウン。
川合美乃里は第2戦に参加していないものの、2戦優勝で3位につけています。
JPSAショートボード、次の第5戦は8月30日〜9月2日に茨城の大洗で開催される『第23回I.S.U茨城サーフィンクラシック さわかみ杯』
『ALL JAPAN PRO 新島』結果
1位 大橋海人
2位 辻裕次郎
3位 佐藤魁、小嶋海生
女子
1位 川合美乃里
2位 野呂玲花
3位 平田夏帆、野中美波
シニア
1位 浦山哲也
2位 小川直久
3位 徳田昌久
4位 比嘉力夫
マスター
1位 岡野教彦
2位 抱井保徳
3位 川井幹雄
4位 善家誠
JPSA公式サイト
photo: 日本プロサーフィン連盟(JPSA)
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