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南房総エリア

2018-09-05 更新
皆さん、こんにちは!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」南房総エリア担当の鈴木国雄です。
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前回(8/29更新分)レポートの冒頭で「前日(28日)に台風21号が発生しました」とお伝えしましたが、一週間後にまさかここ迄の甚大な被害が出るとは思いませんでした。
特に今回の21号は沿岸部の被害もさる事ながら、内陸の都市部で暴風により「車」や「家」「ビルの外壁」等が、吹き飛ぶ映像には目を疑うばかりでした。
こうなると日本全国絶対安全な場所というのは、無いと言っても過言では無いのでは・・・。

我々サーファーは「波」という自然がおりなす現象に一喜一憂していますが、その自然がひとたび牙を剥き出すと、人間の英知を持ってしても為す術が無く、自然界のメカニズムに驚愕すると共にリスペクトせねばと再認識しました・・・。

と言う事で、今週も「地形レポート((9/4火曜日チェック)」を、早速お届けしたいと思います。

それではいつも通り『千倉』から。
まずは監視所側。
ここ何回かのレポートでお伝えしている、インサイド~ミドル付近迄が浅目な地形には変化は無い様で潮の少ない時間帯は、速目のワイドブレークが目立ちます。
お勧めの時間帯としては、引き続きミドルタイド前後でしょうか・・・。
・9月3日(火)、ロータイド約3時間後の監視所側。
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そして教習所側。
こちらは、監視所側よりも若干深目な地形の様で、お勧めの時間帯としてはロータイド近辺でミドル~ハイタイドへ向かうに連れて、インサイド寄りのワイドブレークが中心となり、コンディションを落としてしまいます。
・9月4日(火)、ロータイド約3時間後の教習所側。
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取材時(9/4)は、当エリアで唯一「南寄り」の風を交わしていた事も有り、千倉へサーファーは集中していました・・・。

次はお隣『千歳』
6月の始め辺りから、ここ数年続いていた「インサイド~ミドル手前が深目な地形」が、浅目な良い地形になり改善された為、そこ迄サイズや潮回りに左右されずに、ここ数ヶ月は良いコンディションに恵まれ楽しめていましたが、その地形も8月初旬に房総半島をかすめながら通過した台風13号の影響で、残念ながらまた以前のインサイド~ミドル手前が深目な地形に戻ってしまい、今回(9/4)のチェック時も、その状況に変化は見られませんでした・・・。

そんな3ピークの中でも正面が一番ウネリに敏感で、インサイド迄は繋がりませんが、ファーストブレークで1~2アクションは出来そうでした!
・9月4日(火)、ロータイド約3時間10分後の正面。
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今後もサイズが無く潮の多い時間帯等は、厳しいコンディションが続いてしまう地形の様ですね・・・。
・9月4日(火)、ロータイド約3時間10分後の右寄り。
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・9月4日(火)、ロータイド約3時間10分後の左寄り。
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こちらは、かなり深目の様で厚目のダラダラでした。

前回(8/29更新分)のレポートでもお伝えしましたが、今迄正面~左寄りに露出していた「インサイドのリーフ」ですが右寄りにも見られましたので、こちらも合わせてお気を付け下さい。
9月4日(火)右寄りのインサイドのリーフ。
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そして和田方面『花籠』
長らく続いていた「ドン深」から解消された正面ですが、ちょっと怪しい雰囲気が漂っていました・・・。
ここ何回かのチェック時では、潮の多目な時間帯でも波の引きと共にインサイドの砂浜が見え隠れしましたが、今回(9/4)チェック時を見る限り、スープも消えがちでウネリに戻っていましたので心配ですねえ「取り越し苦労」でしたら良いのですが・・・。
いずれにしてもその辺りも含めて次回(9/10W)詳しくお伝えしたいと思います。
・9月4日(火)、ロータイド約3時間20分後の正面。
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波打ち際の砂がまた「モッコリ」し始めているのも伺えます・・・。

右寄りは大きな地形の変化は無さそうでした。
・9月4日(火)、ロータイド約3時間20分後の右寄り。
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以前からお伝えしている通り、潮が多く極端にサイズの無い時等以外でしたら、充分楽しめる地形はキープされている様です・・・。

続いて『大原駐車場前』
こちらは以前(8/15更新分)レポートで「復活宣言」をしましたが、引き続き良い地形はキープされている様です。
この日(9/4)は南寄りの強目のオンショアで見た目はハードでしたが、ショルダーの張った波がブレークしており、スープもウネリに戻る事無くインサイド迄続いていましたので、大丈夫そうですね・・・。
・9月4日(火)、ロータイド約3時間30分後の大原駐車場前。
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北寄りのオフショア時が気になるところです・・・。

そして最後に『白渚』
まずは河口寄り。
前回(8/29更新分)レポートで、「少しずつですが地形が上向いて来ている様です」とお伝えし一週間経ちましたが、良くも悪くも変化なしと言った感じです。
取り敢えず最悪の状態は脱してはいる様ですので、今後に期待したいところです!
・9月4日(火)、ロータイド約3時間40分後の河口寄り。
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お勧めの潮回りとしては、ロータイド近辺となります。

そしてS&S寄り。
こちらも大きな変化は見られませんでしたが、21号のスエルに反応してサイズが有りましたので、ファーストブレークで、1~2アクションを入れられそうなコンディションでした!
ただし、途中でスープがウネリに戻ってしまうセクションが有りましたので、まだまだこの辺りが深目なままの様です。
やはりお勧めは、潮の少な目な時間帯となります。
・9月4日(火)、ロータイド約3時間40分後のS&S寄り。
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以上が、今週(9/4チェック)の当エリアの地形概況となります。

それでは最後に水温
ここ数日は猛暑もなりを潜め過ごしやすい日が続いていますが、今日(9/5)辺りから強烈な南西寄りの風により水温が低下しましたので、外気が高くても「シーガル」「ロングスプリング」等のご用意をお勧めします。

今回は以上となります。
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