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一宮エリア

2018-09-12 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
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前回(9/6)の更新からはウネリが届く雰囲気もなく、オフショアコンディションでサイズは下がる一方となり、月曜日(9/10)にかけて腰前後~フラットになってしまうポイントもあって、このエリアは楽しむには厳しい波だったと思います。

サンライズ~東浪見でサイズに対して反応が悪く、志田~太東はサイズ不足だったので潮の時間帯に合わせても物足りない様子でした。

しかし、火曜日(9/11)からの北東コンディションでオンショアながらサイズは復活しているので、一宮や夷隅を中心に風の影響が少ないポイントをメインに胸前後の波でサーフィンできていました。

それでは、各ポイント毎の地形レポートです!

【一宮】
9/11火曜日の14時半頃、潮は上げに向かってミドルタイドくらいの時間帯での地形レポートです。
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前回(9/6更新)から地形の特徴が変わらず、全体的にミドルエリアは深いままなので、サイズ次第でアウトを使えるようになると思いますが、ショルダーが短く厚いブレイクが目立っていて狙えるほどではなさそうです。
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この日に関しても正面右側がメインとなっている雰囲気となり、これまでのような南風コンディションと比べて形的にはフェイスの短い波が多くなっていたものの、ショアブレイク気味な力のある波質で遊べていたようです。
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左側では北東コンディションに対して比較的整ってはいましたが、堤防周辺を含めて最近のサイズにとって深い地形が続いてしまい、まとまるショアブレイクもなく今のところ狙える様子はありませんでした。
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全体で距離を望める雰囲気ではないので、狙い目もショアブレイクがメインの状態では、この時のような上げに向かうミドルタイドからが無難な印象です。

【サンライズ】
9/11火曜日の15時頃、潮は上げに向かってミドルタイドをすぎたくらいの時間帯でした。
ここも全体的な雰囲気は変わらず、一宮と比べてミドル~アウトの地形は広く反応は頻繁な印象ながらも、基本安定して形になるピークがないので、特にこの日のような北東の風波に対してはショルダーの短いブレイクが多くなっていました。
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ミドルエリアから手前が深い状態となっていてブレイクも途切れてしまい残念な状況です。
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前回(9/6)の更新で形がよかった正面~右側にかけても南風のコンディションの頃とは形の違う反応なので、これまでと全く印象が変わってしまいました。
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一宮のようにショアブレイクとしてまとまる地形もなく、狙うとしても引き始めや上げに向かうタイミングを狙ってミドルエリアの不規則なブレイクに限れてしまいそうです。
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今回でサイズアップのきっかけになったので風の変わるタイミングに期待したいですね。

【東浪見】
9/11火曜日の15時半頃、潮は上げに向かいミドルタイドをすぎて満タンに近い時間帯でした。
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ここも全体的な地形の印象は変わりないようでしたが、他と同じくこれまでの南風のコンディションと違った形の反応となり雰囲気が変わっていました。
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地形としては一宮~サンライズと比べると、ここの中ではインサイドが深めながら、ミドルエリアから手前にまとまった状況でした。
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この日のような風波に対してはショルダーの短い反応が目立ってしまいますが、同じサイズでもウネリの場合は前回(9/6更新)のような形になるピークが出現すると思います。
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しかしながら、この日の様子ではサンライズと同じく右側周辺での形が変わり途切れる波が多く、左側は中間が特別深く反応が悪いので、この状況ではサイズのあるアウトのブレイクか、手頃なサイズでは正面の厚めなミドルエリアの波がメインになってしまいそうでした。

【志田】
水曜日9/12の9時半頃でした。潮は引きに向かいミドルタイドをすぎたくらいでの地形チェックで、このエリアの中では比較的ミドル~インサイドに砂の集まった状態をキープし、ショアブレイク気味な力のある波質ながら全体で癖のない印象です。
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前回(9/6)以降でサイズ不足となっていましたが、今回のオンショアコンディションで比べてみるとミドルから手前にまとまったブレイクがあったので、面の悪さを除けば狙える波だと思います。
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この時のタイミングより潮が少なくなってしまうと不規則に反応するショアブレイクが目立ってしまいますが、最近の北風コンディションでカレントが強まり正面~右側で狙いやすい地形が復活する可能性があるので、ミドルタイドより潮の多い時間帯に形になる波が見つかりそうです。
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風向き等の条件次第では遊べるコンディションになるかもしれません。

【太東】
9/12水曜日の10時頃の様子から地形を判断します。潮は引きに向かい干潮に近い時間帯です。
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サイズではビギナー用のコンディションが続いていますが、この日の時点で志田のように一定に砂の集まっている状態をキープし、潮の少ない時間帯で堤防横からのブレイクも狙えていたので、見た目ではオンショアでハードな雰囲気ながら初心者を中心に練習できていた様子です。
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これまでと違い北東コンディションではカレントが強まりやすいので、手前に深い地形ができてしまいそうですが、堤防からのレギュラーのブレイクがつながる可能性がありそうです。
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アウトまで遠浅な状態なので肩~頭以上のサイズでワイドになるかもしれませんが、胸前後のサイズで形になるブレイクをキープできそうでした。

【夷隅】
9/12水曜日の10時半頃、潮は引きに向かい干潮寸前の時間帯です。ここもこのエリアの中では比較的ミドルエリアの複雑さはなく、前回(9/6更新)と変わらずテトラの内側に地形がまとまっている印象です。
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No.1に関してはアウトからワイドな状態となっているので、最近のオンショアコンディションでサイズ的にも形になる波はなくなっていました。
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この時の時間帯で反応は良かったものの、No.2~3・4にかけてピークとしてまとまる地形がありながら、ワイドな雰囲気になっていたので、潮が大きく動く日はミドルタイドを基準にした方が形になる波があるのかもしれませんね。
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ここ数日でカレントが強まりショルダー方向の地形までワイドになってしまいそうな様子でしたが、潮の時間帯で見た目より遊べるタイミングがあると思います。

今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。

さて、水温は、前回(9/6更新)までの南風の影響で多少冷たくなった雰囲気がありつつ、火曜日(9/11)からの北東コンディションで温かさはキープできていましたが、外気の涼しさからはスプリングやシーガルの方が安心できそうです。

最後に、この先の波に関しては、火曜日(9/11)から肩前後まで上がっているものの、これまでと形の違う反応でこのエリアはレギュラーの波が少なくなり、基本的にはショアブレイク狙いになると思います。

各ポイントで左側の地形がきまっている所が少ないので、一宮を基準に波を選ぶ事になりそうです。

夷隅方面にもチャンスがありながら、サンライズ~東浪見が最近のコンディションに対してイマイチなので混雑しやすくなるかもしれません。
これまでと逆からの風にかわり、地形にとってもカレントが違う働きになるのでこの先は変化がありそうです。



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