南房総エリア
2018-09-19 更新
皆さん、こんにちは!波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」南房総エリア担当の鈴木国雄です。

9月7日に発生した「台風22号」ですが、猛烈な勢力を保ったまま西進し15日未明にフィリピン、その後中国大陸へ上陸。
甚大な被害と共に多数の犠牲者を出し、17日(月)午後に熱帯低気圧になり消滅しました。
幸い日本列島への直撃は免れましたが、つくづく自然災害の多かった2018年の夏でした・・・。
そして、驚いた事に16日(日)の朝辺りから南を向いたポイントへは、遥か彼方の22号からのグランドスエルが到達し始め徐々にサイズUP。
翌17日(月)には、平砂浦方面はほぼクローズアウトとなり、サーファーは内房方面へ向かっていた様でした。
スエルが到達する迄に時間がかかるので、台風がどの辺りに位置していた時のモノかは分かりませんが、恐らくゆっくりと西進している間に、エネルギーが蓄えられたのでは?
と思われます・・・。
「地形レポート(9/18火曜日チェック)」を、早速お届けしたいと思います。
それではいつも通り『千倉』から。
まずは監視所側。
しばらく続いていた、インサイド~ミドル付近迄が浅目な地形ですが、ミドル付近が深目になってしまった様で、潮の多い時間帯やサイズが無い時等は、ミドルで反応せず、インサイド寄りのワイドブレーク、もしくはダンパーとなっています。
・9月18日(火)、ロータイド約3時間後の監視所側。

そして教習所側。
こちらは変わらず、インサイド~ミドル付近迄が浅目な地形はキープされている様です。
引き続きお勧めの潮回りは、ロータイドを避けたミドルタイド前後となります。
・9月18日(火)、ロータイド約3時間後の教習所側。

次はお隣『千歳』。
今回(9/18)の取材時は、正面が一番深そうで、ウネリは有るもののインサイド迄反応していませんでした・・・。
そして、そのインサイド寄りですが、こちらの写真でも分かる様にリーフが剥き出しですので、体は勿論の事、フィンやボードのクラッシュにもお気を付け下さい!
それでも正面を挟んで、右・左寄りにはバンクが有るようで、正面が駄目そうな時でも楽しめそうですので、是非チェックしてみて下さい。
・9月18日(火)、ロータイド約3時間10分後の正面。

・9月18日(火)、ロータイド約3時間10分後の右寄り。

・9月18日(火)、ロータイド約3時間10分後の左寄り。

今迄は正面~左寄りに露出していた「インサイドのリーフ」ですが、ここ最近は、全体的に露出していますので、引き続きお気を付け下さい。
9月18日(火)右寄りのインサイドのリーフ。


そして和田方面『花籠』。
今回(9/18)の取材時は潮の多目な時間帯でしたが、ミドル付近のバンクに反応して、ショルダーの張ったまずまずの波がブレークしていました!
ただし、インサイド迄は繋がらずウネリに戻ってしまっていましたので、この辺りは深目の様ですね・・・。
いずれにしても、極端にサイズが無く潮の多い時間帯以外でしたら、楽しめる地形はキープされていますので、北寄りの風の時等は期待出来そうです!
・9月18日(火)、ロータイド約3時間20分後の正面。

・9月18日(火)、ロータイド約3時間20分後の右寄り。

続いて『大原駐車場前』。
前回(9/12更新分)のレポートで、地形が悪化してしまったのでは?とお伝えしましたが、今回(9/18)を見る限り大丈夫そうですね。
ミドル付近に何箇所かバンクが有り、写真の様な波が人知れずブレークしていました。
・9月18日(火)、ロータイド約3時間30分後の大原駐車場前。

そして最後に『白渚』。
まずは河口寄り。
花籠~大原までほぼ同じ様な状況でしたが、なんと白渚もミドルのバンクで1~2アクションを入れて、その後ウネリに戻る、というパターンでした。
それでも以前に比べたら充分楽しめる様になったので、ここはじっくりとインサイド寄りに砂が付くのを待つしか無そうです・・・。
・9月18日(火)、ロータイド約3時間40分後の河口寄り。

そしてS&S寄り。
こちらも河口寄りとほぼ同じ様な状況で、ファーストブレークで1~2アクション、その後ウネリに戻ってしまうコンディションでしたので、やはりインサイド~ミドル手前辺りが深目な地形の様でした。
・9月18日(火)、ロータイド約3時間40分後のS&S寄り。

以上が、今週(9/18チェック)の当エリアの地形概況となります。
それでは最後に水温です。
今の時期は「スプリング」「ロングスリーブスプリング」「シーガル」、はたまた「タッパー」に「トランクス」と、海の中はかなりバラィティーに富んでいますが、最低でも「スプリング」をお持ちになれば、終日対応出来ると思います。
今回は以上となります。
それではまた来週(水or木)お届け致します。
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