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一宮エリア

2018-09-20 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
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前回(9/12)の更新から北東コンディションが続いていたので、オフショアとは違う形で反応し、アウトのピークからインサイドまで不規則なブレイクとなり、オンショアのわりにサイズはイマイチ上がりきらず、カレントも中途半端な規模なので、なかなか北東ウネリ用に地形が仕上がらないようでした。

3連休(9/15~17)後半のように肩前後のサイズであれば、ミドル~アウトの地形をメインにポイントを広く使えていて、午前中の潮が動く時間帯が狙い目になっていた印象です。

腹~胸では、午後の潮の多いタイミングになると、ボヨついて波数も減ってしまい、一宮方面を含めてもショアブレイクとしてまとまる雰囲気はありませんでした。

その中でも荒れた様子ながら、夷隅はコンパクトな波を見つけやすそうです。

それでは、各ポイント毎の地形レポートです!


【一宮】
9/19水曜日の10時頃、潮は上げに向かいミドルタイドくらいですが、全体的にミドルエリアの深い状態のままとなっているので、アウトとインサイドの地形が分かれてしまい、距離を狙えるブレイクはなく、胸前後のサイズでもインサイドで反応するショアブレイクがメインだと思います。
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前回(9/12更新)の北東コンディションからは正面右側も形になる反応がなくなってしまい、ヨレの目立ったフェイスでスムーズさに欠けるブレイクが続き、ショルダーの短い風波ということもあり力の弱い波質です。
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サイズ次第ではアウトにできるピークを狙えるようですが、今のところ手前まで繋がる地形がないので、ブレイクも厚くなり途中で途切れる波になっていました。
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左側もアウトで反応する範囲が狭く、インサイドも形になる地形がないので、変わらず正面右側に限られた印象でした。
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【サンライズ】
9/19水曜日の10時半頃、潮は上げに向かいミドルタイドをすぎたタイミングです。
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正面~左側は、アウト寄りの地形が広がった雰囲気なので、堤防周辺でミドルエリアにかけて乗れる範囲が伸びた印象はありましたが、中央は沖に出るカレントが悪影響となって、地形がまとまらない日が続き、右側のレギュラーはショルダーの短い形に反応し、サイズ不足で波数も少なく狙い所が定まらない様子でした。
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全体では反応する地形は変わらずですが、ここもミドルエリアの深い状態はそのままなので、基本的にはショートライドになってしまう波が目立っています。
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週末(9/15~)のような肩~頭サイズに関しては、ポイントを広く狙えていて右側のレギュラーもありましたが、やはり南風とは違う形で反応し、前回(9/12更新)からは波質も変わっているので、基準になるブレイクはなくなってしまいました。
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オンショアコンディションなので、カレントが邪魔してサイズ次第で形が変わりやすくなってはいましたが、最近の様子からは左側の方が反応が頻繁になっている印象です。


【東浪見】
9/19水曜日の11時半頃、潮は上げに向かい満タンに近い時間帯ですが、全体的にこれまでと変わった雰囲気はありませんでした。
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一宮~サンライズと比べミドルエリアの地形を広く使えているので、コンディションに対する安定感はありましたが、腹~胸サイズには深めな雰囲気なので、サイズ次第でショルダーの形が変わりやすく、胸以下のサイズでは反応も控え目で、フェイスの厚い波質になってしまうようです。
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ここの右側もサイズ不足でレギュラーが短く、ミドル~アウトの地形が限れているので、連休(9/15~)中の頭サイズの様子からも、力が弱くスムーズさに欠ける反応だったと思います。
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中央周辺にかけては癖のない反応で安定していたものの、前回(9/12更新)からの北東の風波コンディションでは、形のまとまらない日が増えてしまいました。
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左側のアウトには普段反応しないレフトが隠れていますが、サイズと潮のタイミングで形が変わりやすいので期待は薄いものの、風向きやウネリの質によってはファンなブレイクになる可能性がありそうです。


【志田】
9/19水曜日の12時頃、潮は上げに向かい満タン寸前の時間帯での地形チェックレポートとなります。
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他のポイントと比べてミドル~インサイドに砂が集まった状態で、ショアブレイク気味な走りやすい波質ながら、基本的に距離は望めず素早いブレイクが目立ってしまいそうです。
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中央~左側は狙える様子ですが、オンショアでは形の安定感がなく、カレントが悪影響となってまとまりが悪いので、やはりオフショアにならないとピークを探しにくいかもしれません。
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右側のレギュラーを含めて、ここも南風コンディションの方が乗りやすい形に反応すると思います。
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全体的な地形も変わらず、ピークからワイドな波が多い印象です。


【太東】
9/19水曜日の12時半頃の様子から地形を判断します。潮は満タンになって動きが止まる時間帯です。
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この日の様子からは潮のタイミングを含めても、サイズのわりに十分な反応があったので、一定に砂の集まった印象ではありました。
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前回(9/12更新)からの北東コンディションが影響し、見た目よりもカレントが強まってしまい、ミドルエリアの広い範囲で堤防に向かう流れがレギュラーのブレイクを邪魔している様子です。
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北東コンディションでファンなレギュラーに期待していましたが、意外や堤防付近が深い状態で反応が鈍くなってしまった様子です。
しかし、形としてまとまる雰囲気はあるので、潮の少ない時間帯で波数を含めて狙いやすくなるかもれません。
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オンショアでも、ビギナーにとってここは安心できる波質だと思います。


【夷隅】
水曜日9/19の14時頃、潮は満タンから引きに変わる時間帯です。
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全体的な雰囲気は変わりなく、No.1~3・4にかけては、このタイミングに関しても反応する地形をキープしていました。
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しかし、ここも前回(9/12更新)からの北東コンディションが影響し、これまでと違うカレントが働いているので、フェイスがヨレたり形が変化する波が増えた様子で、インサイドや堤防・テトラ周辺を中心に地形も変化していると思います。
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サイズ的には、この日のような胸前後にも十分な反応だったので、潮のタイミングで遊べるブレイクが見つかるかもしれません。
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頭近くなると、ピークからワイドに反応する波が目立つので、胸~肩くらいが楽しめるサイズだと思います。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温はオンショア続きで23~25℃をキープし、朝夕は外気と比べて温かく感じる日もありましたが、シーガル・ロンスプまでの準備があれば対応できると思います。


また、この先の波に関しては、前線が停滞して天気が変わりやすいだけの状況となってしまうと、地形がウネリの向きの変化に対応できず、サイズアップしても形にまとまる可能性が低い予想です。

サイズの上がらないオンショアコンディションはできるだけ避けたいところですね。

この先もハッキリしないコンディションとなりそうなので、午前中~の潮が動く時間帯をメインに狙い、潮に対する波の変化を楽しみながら、1日の中で一瞬あるかどうかのラッキータイムを探るのが無難そうです。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
それでは、また来週レポートをお届けします。

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