日本がもう一つのメダルを獲得! 『2018 Urban Research ISA World Surfing Games』5日目
2018-09-20 更新
五十嵐カノア、村上舜がメダルを獲得したメンズのファイナルデイから一夜明けた9月20日。
5日目を迎えた『2018 Urban Research ISA World Surfing Games』は国別対抗リレー「Aloha Cup」が開催。
昨年、宮崎県のお倉ヶ浜で開催された18歳以下のジュニアによるISA世界選手権『2017 VISSLA ISA World Junior Surfing Championship』では金メダルを獲得。
2013年も金メダル、2014年、2015年には2年連続で2位に入るなどジュニアでは日本の得意分野でしたが、年齢オープンの『ISA World Surfing Games』では、そもそも参加機会が少なく、出場した2017年でも5位とメダルには届かず...。
「Aloha Cup」の参加国は開催国と前大会の上位7カ国。
今年は日本、フランス、メキシコ、コスタリカ、ポルトガル、スペイン、ペルー、アメリカ。
ルールは各チーム男女各2名、計4名。
制限時間45分の間に各選手が最大3本の波に乗り、ビーチで次の選手にバトンタッチ。
波を選び過ぎても時間がなくなるため、時間配分などの作戦が重要な鍵になります。
この日の伊良湖・ロングビーチはスモールコンディションに加え、風の影響も入った難しいコンディション。
おまけに雨も降る悪条件でしたが、それらを吹き飛ばすような国を代表して戦うサーファーの熱気に包まれていました。
勝負はまず4チームによるSFが行われ、上位2チームがファイナルへ。
日本代表「波乗りジャパン」は五十嵐カノア、大原洋人、黒川日菜子、橋本恋が出場。
日本はフランス、メキシコ、コスタリカとSFを戦い、2位でファイナル進出。
ファイナルの相手はスペイン、コスタリカ、スペイン。
大原洋人、アンカーの五十嵐カノアが共に6ポイント台を出してスコアを伸ばしたものの、スペインがトータル45.22ポイントで優勝。
僅か0.26ポイント差の44.96ポイントで日本は2位、銀メダルを獲得しました。
スペインの優勝に大きく貢献したのは6.27のハイエストスコアを出したGony Zubizarreta。
「金メダルを獲得して凄い嬉しいよ!スペインにとってアロハカップで初の金メダルなんだ。間違いなく、このイベントで最も楽しい時間だったね。全てのチームとの競争、走りや全ての戦いがとてもエキサイティングだった。私達は出だしが遅れたけど、Leticia Canalesが3本の良い波を乗って追い上げたんだ。最後の数分の時点でまだスコアが必要だったけど、得ることが出来たのさ。本当に素晴らしかったよ」
「Aloha Cup」では優勝したスペインですが、現時点のチームポイントでは7位。
選手一人一人の技術よりも、チームワークが勝利に大きく関係するのがこの勝負の面白さでもあります。
もちろん、僅差だった日本代表「波乗りジャパン」のチームワークも素晴らしかったと言えるでしょう。
国別対抗リレーレース
「Aloha Cup」
1位 スペイン 45.22pt
2位 日本 44.96pt
3位 コスタリカ 42.57pt
4位 アメリカ 41.73pt
9月21日の金曜日はコンテストがオフ。
9月22日の土曜日がいよいよファイナルデイ。
ウィメンズのリパチャージR8からファイナル。
表彰式やクロージングセレモニーまでが開催されます。
9月22日(土)のスケジュール
9:00am – First call
9:30am-10:10am: 2 heats Women Repechage Round 8
10:10am-10:30am: 1 heat Women Main Event Round 6
10:30am-10:50am: 1 heat Women Repechage Round 9
10:50am-11:10am: Break
11:10am-11:30am: 1 heat Women Repechage Round 10
11:30am-11:50am: Break
11:50am-12:15am: Women Grand Final
[特設ページ]
https://www.bcm-surfpatrol.com/isawsg2018/
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photo:ISA
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